院生になってだいたい半年①

こんにちは。

大学院生になって半年はまだ経ってないけど、だいたい1/4が過ぎました。授業は少人数だからか面白かったし、TAで2年生と絡むのも楽しかったし、バイトはめんどいけどもう何も考えずにできるし、おおむね穏やかライフだったと思います。

とはいえ、呑気に「ずっと学生でいたいね〜〜」と一緒にぼやいていた友達が社会人になって、生きていくために毎日働くようになり、それを文句は言いつつも受け入れていく姿を見ていると、焦りと寂しさもあったりしました。まあ今はもうあんまりないです。

卒研振りに朝市に行く

みなみさんからお誘いをいただき、もう結構前ではありますが4/20にいしやま朝市に行っていました。この回はみなみさんが特製のおしること番茶を配ることになっており、その様子を描かせてもらいました。

毎度難儀する活動ポジション決めですが、1回目は朝市会場中央、2回目は朝市と休憩スポット(?)の間、と来まして今回は「ホワイトボードにクラフト紙を貼って休憩スポット前で記録」ということになりました。
朝市で買い物をする人よりも、おしること番茶をもらいに来る人の観察をしたかったので、いい場所が取れたなあと思います。

今回面白かったのは、飲食するときに帽子を脱ぐ人・脱がない人がいたということです。朝市の人たちは帽子をかぶっているひとがかな〜り多いのですが、男性はけっこう食べる時に帽子を外していました。逆に、女性はかぶったままの人が多かったですね。
で、帽子を外されるとすごく印象が変わるんですよ。私が描くキャラは衣服の特徴を拾う傾向が強いので、帽子とかは特にキャラのアイデンティティの肝であったりするのですが、それが外れると誰??ってなります。帽子をかぶっている男性って、なんとなく真面目というか締まった印象があるのですが、外した瞬間に緊張が解けて少し気の抜けた雰囲気になるんですね。そんなことに気がつきました。

おしるこを食べる前にそっと帽子を外す姿から、朝市会場の喧騒の裏で同時に漂う気の抜けた空気を感じ、この緩急がいしやま朝市の居心地のよさでもあるのだろうなと思いました。おしること番茶美味しかったです。

協同デザイン1のTA

院棟が拠点になり、学部生とすれ違うことすら少なくなってしまった今ですが、学部生、しかもまだまだヤングな2年生の様子をまじまじと見れる唯一の機会があります。それがこのTAです。

協同デザイン1を受講している2年生は、私が学部4年の卒研時期にもビジュアライゼーションなどの授業で記録しに来ていたことを知っている人がいるため、おそらく「観察され慣れ」してきたんじゃないかと思います。私も堂々とやれるようになりました。
授業が終わった後に、どんなの描いたんですか〜と毎回何人かが見に来てくれるようになったのがとても嬉しいです。

一筆描き①
物に注目してみた。
おそらく全員分の持ち物を描いたはず
一筆描き②
いつもの感じに戻す。
ぬいぐるみやフィギュアの扱いに愛を感じる
ゼンタングル
色付けまでやってみる。
描ける数が一気に減るからもったいないかも
クルクルスケッチ①
各自描くフェーズと話すフェーズの
メリハリがなんとなくわかるかも
クルクルスケッチ②
おもしろアイデアが爆誕して盛り上がる様子が多い
クルクルスケッチの一幕

最後のまとめ資料制作に記録の一部↑を使ってくれた学生もいました。teamsに記録はアップしていましたが、ちゃんと見てくれてるんだなと感動しました。こんな簡易的なイラストではあるのですが、記録の中からこれが自分たちだ!って気づいて、活動の象徴として資料に使いたいと思ってくれたのがありがたいです。ちゃんと使ってもいいかチャットで許可まで取りに来て、律儀だなあと思いました。

デザイン学会in福岡

共創学会振りの福岡で学会発表をしてきました。口頭発表アワアワ💦となりつつ、しっかり前乗りして福岡散策を楽しんできたのが私たちらしくて良いです。

人生初ヤマメ釣り、無事塩焼きを獲得

私の発表は学会2日目だったので、1日目は会場をうろうろして気になった発表を聞いていました。
おっ、と思ったのが「おバカ」キャラクターの外見的特徴に関する研究です。なんでも目は白目の割合が多く、口が独特な形だったりするとおバカさのある見た目になるのだとか。逆に言えば、その特徴を満たさないほどおバカではなくなるともいえるとのことです。
この話を聞いて自分が今まで描いてきたものを振り返ってみると、私は自分のキャラをおバカに描いており、対して他の人をキャラ化するときはおバカにならないように描いているな…という発見がありました。そもそも、なぜ漫画家やイラストレーターは自分をちょっと変な生き物として描いたりする傾向があるんでしょうか。どんなにかっこいい少年漫画とかでも、カバー裏の作者のひとこと欄にいるキャラはゆる謎生物だったりします。別に自分のこともかっこよく描いてもいいのに…
逸れましたが、ポスターセッション中にiPadを持ち歩いたのは正解でした。描画技法に関わる研究はその場で描いて試せるととっても面白いです。

聞きながら描いたおバカたち

こういうのがおバカなんですかね?と描いては都度聞いて発表者の方と盛り上がっていました。

2日目は朝からいよいよ自分の発表ということで、直前まで資料を修正し、半ば狂気のまま(全部自分のせい)臨みました。
カンペ頼りじゃない語りみたいな発表がしたかったので、緊張はしつつもリラックス〜リラックス〜と脳内で唱えながら話しました。でも必死だったので発表中のことはあんまり覚えてないです。
質疑では、姿を見られて取り上げられることに対する人の反応について、スポーツ観戦に行った人がテレビに一瞬でも映ったなら、試合よりも自分が映ったところをつい何度も見返してしまうみたいなことがあり、こういう心理が描かれた人たちにも働いているのではないかと指摘がありました。また、思いがけず出張実践のお誘いもいただき大興奮でした。がんばります。

長くてわけわかんなくなってきたのでちょっと区切ります。
出張実践のいきさつと対策へ(?)②に続く…

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