見出し画像

生理前不調(PMS)を気合で乗り越えるのをやめた女子高校生の話

みなさんは生理前の不調、PMSをご存知でしょうか。
頭痛、便秘、肩こり、不眠、浮腫みなどの身体的な変化だけではなく精神的な疲労など、その症状は多岐に渡ります。
その症状の内容も期間も、生理と同じで個人差が大きく、全く出ない人もいれば生理の時以外はほとんどPMSという方もいます。

私もPMSの期間が長い方でした。特に頭痛と精神的な不調がひどく、
「あぁ私って本当に何にもできないなぁ」
と泣きながら一日が終わることはザラにありました。学校に行きたくなくなる、というか行けなくなるのも生理前でした。
もちろんこの時には生理前に起こる症状だとは気づいていませんでしたが。

そんな私を救った一言(この時はまさか救われるとは思っていませんでしたが笑)は母からのものでした。

「生理が関係しているんじゃない?」

そんなあほな。
私はそう思いました。なぜならとても"生理前"とは言えないような時期から不調が続いていたからです。本当に母は何故気づいたのでしょうか、今でも疑問ですが大変感謝しています。ありがとう。

最初は精神的な不調を他人に相談するということに抵抗がありましたが、「学校を休むなら婦人科に行く」と言われてしまえば行くしかありません笑
その婦人科の先生は行列ができるほど人気のおばちゃん先生で、以前から生理痛薬をいただくのに通っていた病院でした。優しい雰囲気で半泣きの私の話を聞いてくださいました。

先生から勧められたのはピルで生理を止める治療法。

この話をするにはまずピルに関する誤解を解いておかねばなりません。
まず、ピルを飲むことで将来の妊娠に影響が出ることはありません。
生理は体の負担になっているだけで、なくなったとしても妊娠には全く問題ないことがわかっています。
ピルはただの緊急避妊法ではありません。
ピルを飲むのは生理痛、PMSを軽減させるための治療でもあります。
だからもちろん保険も適用されます。
(生理を特定の日からずらしたいなど、治療目的でない場合は保険適用されません)

半信半疑で始めたピル服用ですが効果は絶大でした。

まず、生理を計画的に来させることができます。
「生理、来てええんやで」
という精神状態の時に生理が来る。これが以外と助かりました。生理って本当にストレスフルですよね。いくら鎮痛剤で痛みがなくなったとしても(もちろん鎮痛剤が効かない方もいらっしゃると思います)血が出てるというだけでストレスだったということに気付きました。

次に、生理がめちゃくちゃ軽い。なんと鎮痛剤が必要なくなったのです。出血量も大きく減りました。

そしてもちろん生理前不調もなくなりました。
なぜか涙が溢れてくる、あの不思議な現象は起こらなくなりました。

私がピルを飲んで学んだこと。
それは我慢じゃどうにもならないことがある。
精神的な不調は甘えじゃない。
私にとっての #我慢に代わる私の選択肢  は薬に頼ることでした。

今の私は、子宮ちゃんと仲良くなったという感じです。本当に神様、女神様、ピル様です。

しかしこれはあくまで私の体験談。全員に当てはまることではないかもしれません。効果も個人差があります。全く薬が合わず逆効果だった人もいらっしゃるそうです。
例えば、ピル飲用は血栓症になりやすくなる(特に年齢が高い方)といわれています。
また、特に飲み始めは副作用も多くあります。
(私の場合は1ヶ月ほど頭痛が多くなったような気がします)
また1日1錠、毎日同じ時間に飲まなければならず、費用も馬鹿になりません。
(私はPMSでダウンしている間の損失の方が多いように感じるので服用をしています。費用を出してくれている両親に感謝しています。)

でも、ピルを生理の治療として飲むことはポピュラーになってきています。YouTuberのてんちむさんが日常の動画内で、「ピル飲みます」とさらっと言っていたことは印象的でした。TVで3時のヒロインのゆめっちさんがピル服用に関してご自身の体験談を語っていました。

「私のは生理関係ないかも」

そんな思いも合わせて、ぜひ婦人科の先生に相談してみてください。きっと相談に乗ってくれます。というか相談に乗ってくれない先生なら病院変えた方がいいかもしれません。

その一歩であなたの #我慢に代わる私の選択肢  が見つかるかもしれません。
皆さんも子宮ちゃんと友達になれますように。

いいなと思ったら応援しよう!