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温めて香るお香
またまたお香シリーズ◎
私が今までに抱いていたお香のイメージはお線香か三角コーンのお香。
それ以外にお香の種類があることを知りませんでした。
お線香や三角コーンのお香とはまた違った
「印香」
というお香について☺︎
印香(いんこう)とは、香料を練り合わせて印(スタンプ)の形に成形し、乾燥させたお香の一種です。
通常、菊や花、鳥などの伝統的な模様が印された美しい形をしており、そのまま飾っても楽しめる工芸品としての側面もあります。
印香は、見た目と香りを両方楽しむことができるため、贈り物や季節の装飾品としても人気があります。
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【印香の特徴】
形状
印香は、平らで立体的な模様が施されたものが一般的です。伝統的な日本の紋様や、季節を感じさせるデザインが施されることが多いです。香り
材料には、白檀や沈香などの天然香木を主とし、他の香料もブレンドされます。通常の線香や練香よりもやや軽めの香りが特徴です。使用方法
印香はそのまま鑑賞するだけでなく、香炉や炭火の上で焚くこともできます。お香を直接火に当てず、香炉の灰や炭の上に置いてじわじわと香りが広がるように焚きます。これにより、香りが穏やかに部屋全体に広がり、落ち着いた空間を作り出します。装飾品としての側面
美しい形や模様が施されているため、香炉やトレイに飾るだけでもインテリアとして楽しむことができます。特に茶道や華道など、伝統文化の場面で使われることもあります。
【印香の作り方】
香料の混合
白檀や沈香などの粉末状の香料と、つなぎに「ふのり」を使って混ぜ合わせます。香りのバランスは好みによって調整されます。練り上げる
水を加えて練り上げ、ペースト状にします。型押し
練り上げた香料を型に押し込み、模様をつけます。この際、伝統的な花や動物のデザインが使われることが多いです。乾燥
完全に乾燥させるために、風通しの良い場所でしばらく放置します。
【現代の印香の使い方】
現代では、印香は特別な場面で焚くだけでなく、日常的な癒しや空間を香りで満たすためにも使われています。また、インテリアやお土産としても人気が高く、季節ごとに異なるデザインが販売されることもあります。特に茶会や華道の席で使用されることが多く、優雅で伝統的な雰囲気を楽しむことができます。
明治天皇が式典で用いたこともあり、格式のあるお香でもあります。
優しい香りなのが印象的。
火を直接つけるわけではないので、煙がモクモクすることもなくじんわり香りが伝わってきます。
優しい穏やかな気持ちになりたいときに是非焚いてみてください◎