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無名作家、イベント初出展する。〜デザフェス60出展レポ〜その1

はじめまして。sumikaです。

軽く自己紹介をしますと、私はデザイン系の大学・大学院を卒業し、企画職として新卒入社しましたが、自分の手を動かしてモノを作っていくことが好きだと再実感して、モノづくりで生きていくことができないか、作家になる可能性を探っている者です。
この辺のお話はまたnoteにまとめるかもしれませんが、まずはデザフェスについて振り返りをしていこうと思います!
作家としては初心者ですが、デザインや企画業務の経験も生かしながら取り組んでいきました。
私のような作家初心者の方、デザフェス等イベントに初めて参加することを検討されている方、是非ご参考ください!

こちらの「その1」では、デザフェスの応募から当日の様子までを書きながら今回の活動を振り返っていきます。
「その2」はもっと私の個人的な振り返り(立てていた目標や、目標達成度、デザフェスをやってみて今後の活動をどうしていくのかの決意表明のようなもの)をする予定です。


Ⅰ.デザフェスとは?

デザフェスとは、「デザインフェスタ」の略称で、「オリジナルであれば無審査でどなたでも参加できるアートイベント」です(公式HP)。年に2回、東京ビックサイトで開催されており、有名な作家さんから、私のような無名で駆け出しの作家でも参加できるようなイベントになります。ジャンルも多岐に渡り、アクセサリーやイラスト、写真集、ミニチュア、等、あらゆるアート作品が展示・販売されます。
今回私が参加したデザインフェスタvol.60は、2024年11月16日(土)、17日(日)、10:00~18:00で開催されました。

Ⅱ.応募から当落発表、当日までの準備内容

応募から当落発表について

応募についてはとても簡単で、以下くらいの簡単なものだったと記憶しています。

  • 基本的な個人情報

  • 出展名

  • 希望ブース選択(明るいところ、暗いところ、ブースサイズ、など)

  • どんな作品を出すか

私の場合は実績がない上に、何を作るかすら決めていない状態だったので、「どんな作品を出すか」の記載には悩みましたが、とりあえず当時一番やっていたレジンアクセサリーを展示する旨を記載しました。応募者は当然のように多かったようですが、抽選で無事当選できました。当落発表直後SNSで観測していても今まで何度も出展していて落ちたという方もいたようで、本当に当落はランダムなのか、イベントの新陳代謝の意味も兼ねて初心者枠を設けていたりするのか、その辺は不明ですが、出たいと思ったら自分がどんなステータスであれひとまず応募してみると良いかと思います!
実際私はアクセサリー系が多く集まるエリアにブースでしたが、アクセサリー以外を展示している方もいらっしゃったりしたので、厳密に応募で書いた内容通りの出展内容でなくても問題なさそうです。(ただ、各エリア訪問者の属性がちょっとづつ異なっていたので、しっかり狙った客層にリーチさせたい場合は応募内容と出展内容を合わせた方が良さそう。)
ブースは明るいところで一番小さいSブースを選びました。

当日までに準備したこと

以下が当日までに行ったことです。

  1. 作品のコンセプト決め→ブランディング

  2. 作品制作(種類や数)

  3. 展示什器の検討、購入、郵送

  4. 作品ラッピング方法の検討

  5. ショップカードの制作

  6. 作品の撮影

  7. SNS発信

  8. 価格設定

  9. 釣り銭の用意

  10. 人員配置の検討

  11. 近隣ブースへのお菓子の準備

この章では当日までにこのような取り組みをどのようなことを意識しながら取り組んだのか、その取り組みが効果的だったかどうかなどを振り返っていきます。

1.作品のコンセプト決め→ブランディング

私の場合、自分で決めた目標(「その2」で触れます)を達成するには、私らしいブランドとしてのイメージを決めていくことが必要でした。
私自身が作っていて楽しい、かつ、本当に私が日常で使いたいと思えるもの、というものを頭に置きながら、とにかく自由に手近にある材料で試作品を作っていきました。
そのように手を動かしながら、日常に目を向け、自分がどんなファッションが好きなのか、どんなものが家にあったら気分が上がるか、など、自分のライフスタイルを見つめ直し、一つコンセプトを設定しました。

「COOL&POP、シンプルに。」
メンズライクのかっこいい服が好きだけれども、彩りも捨て難いし、楽しくなるようなPOPさも取り入れたい。また、何かと複雑な世の中で、つい自分でも複雑にしていきがちだけれど、シンプルに生きていきたい。そのような自分の好みや価値観を詰め込みました。

個人的にはこのコンセプトは気に入っていて、今後の創作の軸となってくれる予感はあるのですが、ではデザフェスではどうだったのか?
残念ながらあまりハマっている感じはしませんでした…
というのも、「私が日常に根ざしたモノづくり」を行う一方で、デザフェス出展者の多くはデザフェスというイベントそのものに対する特別感のようなものを楽しんでいるような雰囲気があると感じました。
今後デザフェスに出る場合は、イベントならではの特別感やお祭り感を感じられるような商品も検討できればと思います。

2.作品制作(種類や数)

準備に関しては当然ながらこの作品制作が作業時間の大半を要しました、一番楽しい時間ですね。
今回私が作ったものは大きく分けて
・レジンアクセサリー
・布小物
・アクリル絵画
でした。

SNSの宣伝用に使った画像より。こんな感じの作品達です。

複数ジャンル制作するメリットとしては、私みたいな色々作りたがり〜な人間にとっては取っ替え引っ替えできて楽しい、気分転換しながら制作できて飽きがこない、というところでしょうか。
デメリットは、それぞれの作業の度に道具を片付けて出して…が生じるので、それが面倒かつ時間がかかるのと、どれもそれなりに数作る必要があるのでそこがなんとなくプレッシャーになってくるところです。あと、材料の買い出しも、手芸屋行ったり材木屋行ったり(絵画用)、手芸屋の中でもここはレジンが強くてここは布が豊富で…みたいなのがあって材料買い出しをリアル店舗でする場合は大変です。材料にこだわりがある人は尚更…

最初はデメリット側に振り回されていましたが、慣れてくると効率よく材料集めできたり作業できたりしたので、個人的には楽しかったです笑

作品数について、初出展で2日間も申請してしまったばっかりに、「全然売れなかったらどうしよう」という悩みと共に、「初日で売り切れてしまったら2日目どうしよう」という悩みに苛まれることになりました。
結論を言うと、全然売り切れるなんてことはなかったです。アクセサリー多めで合計100点以上を用意していきましたが、売れたのは1/4程度でしょうか。私ぐらいド無名の作家さんは「2日間とったから…!」と気負って作りすぎなくても大丈夫かと思います。
作り過ぎたとしても、今はいろんな方法で別の機会に販売できますしね、あまり気負いすぎず、楽しくモノづくりしていけば良いかと思います。

作品の統一感について、複数ジャンルの中でも世界観を統一させたかったので、コンセプトはもちろん意識しつつ、色をある程度統一するように意識しました。

3.展示什器の検討、購入、郵送

sumikaは1800mm*900mmの一番小さいブースを申し込みました。当選後に運営からレンタル備品の連絡などをいただくのですが、
・1500*450*(高さ)730の会議テーブル 1点
・丸椅子 1点
・電源
の3点レンタルしました。
大きさはレンタル案内の時に書いていただいているので、その数値をもとにどれくらいのサイズのものなら置けるのかをPC上で図を書いてシミュレーションし、購入品を検討していきました。

大まかな什器検討の図

電源については、作品を照らす為にライトをつけようと思って頼んだのですが、設置しなくても十分会場が明るかったし、設置した方が邪魔になってしまったので、今回は結局使わず、頼み損になってしまいました…
別のベテラン作家さんはライトをうまく使って作品の透明度を上手に表現されていたので、そこは要勉強です。

什器に関しては、youtubeで作家さんがあげている動画を参考にしました。有用だなと思ったのは折り畳みコンテナを活用する方法。展示台の高さを上げることで作品が立っている人の目に入りやすくなるのですが、その高さ出しに折り畳みコンテナが便利でした。イベント参加は荷物がどれくらい減らせるかが勝負かと思いますが、運搬時に小さく畳めて堆積を減らせるのが大変良かったです。
購入に際しては全体の色合いと質感に気を配りました。具体的には、木製のものでも少し色味が異なるので、なるべく色味を揃える、見えるところには100均のものを使用しない、等です。(後の「Ⅳ.当日の様子」の章で実際の展示台の写真を掲載しています。)
アクセサリーのような小さくて近くで見るものだからこそ、近づいた時に安っぽく見えないように、かつ、費用も抑えながら、と言うところで調整しました。

ある程度取り揃えた後、実際に自宅で試しに設営してみて、問題がないか確認したり、追加で必要なものを確認しました。他の作家さんのブースを検索してみると装飾にも力を入れていて、装飾系も使いたいなと思っていたのですが、実際自分がブースを立ててみると商品を置いた時点で装飾品を置く余裕がなく…試しに設営してみることで気づけた点なので、装飾を色々と買う前に試しに什器を組み立ててみるのはよかったなと思います。

今回は什器のみ郵送しました。デザフェスが佐川急便さんと連携していて、申し込みをすれば家〜会場間の郵送をしていただけます。(往路、復路、それぞれ申請が必要です。)段ボールも近くの佐川さんの営業所へ連絡すれば1枚から持ってきていただけます。(別途段ボール代必要。)佐川さんのLLサイズ段ボール1つ分を依頼しました。費用はそれなりにかかりますが、電車で会場へ向かわれる方などは、電車も当日混んで大荷物だと大変なので申請するのをお勧めします!

4.作品ラッピング方法の検討

アクセサリー類のラッピングでよく用いられるクリアバッグや紙の手提げ袋などは基本的には100均でも手に入ります。100均でも十分お安いのですが、もし近くにパッケージ屋さんがあるのであればそちらの方が大容量でお安く手に入ります。もちろんネットにもありますが、ネットが大容量すぎる時もあるので、パッケージ屋さんは個人的にはいい塩梅だなと感じました。(色んなパッケージがいっぱい売っててワクワクスペースなので、行ったことない方は是非行ってみてください!全然関係ないですが、たこ焼きの船型容器とか見るとテンション上がりますよね)

また、先述の「2.」とつながるところがあるのですが、当然ながら作品の種類が増えるとラッピングの種類も増えます…これも複数ジャンルでの作品制作のデメリットですね…同じサイズ感ならまだしも、サイズが違うとちょっと検討が面倒ですし、その分費用もかかります。

ところで、アクセサリー台紙について、私はオリジナルで制作しました。

sumikaのアクセサリー台紙デザイン

名刺サイズでデザインを作り、印刷会社に発注し、手動で穴を開けました。

5.ショップカードの制作

ショップカードデザイン

ショップカードに関しては、一般的な名刺型よりもスクエアが可愛いなと思い、スクエア型にしました。今回に限らず、印刷したい時はよくgraphicさんを使わせていただくのですが、graphicさんがスクエア名刺のメリットデメリットや注文方法を記載しているので、こちらも参考にしました。
https://www.graphic.jp/feature/square_business_card?srsltid=AfmBOor8_uYsDPIAef6gv1e09ctN2lIJl2PwFFE-txrHOKYPQNPWZfAF
上記4.のアクセサリー台紙と同じタイミングで印刷発注しました。
表面はなるべくシンプルにアイキャッチに、という作戦が功を奏したのか、好評でした!

6.作品の撮影

日常生活でスマホでご飯を美味しく取れない人間なので、作品の撮影には苦戦しました…
撮る方法は調べればいくらでも出てきますし、もっと撮影上手な方の記事を参考にいただければと思うのですが、私的になんとか満足できる出来になったなという設備を記しますと、以下4点です。

・自然光(直射日光ではなく、明るい窓辺)
・背景シート(東急ハンズで購入)
・ミラーレスカメラ(昔に買っていたものを引っ張り出してきました)
・三脚

上記の条件で撮影したSNS投稿用画像。もう少し修行したいですが、個人的には良くなりました!

自然光だけでいく場合、光量が足りない場合がありますが、そんな時は三脚があるとブレずに綺麗に明るく撮影できます。

7.SNS発信

1ヶ月前から1週間に2,3回デザフェス向けのSNS投稿を開始しました。正直私くらいのフォロワー数やアカウントパワーではあまり効果がなかったです。投稿を見て私のリア友が応援してくれたり、実際に来場してくれたりもしてくれたので、全くの無駄ではなく、それらの応援も大変ありがたかったのですが、狙っていた新規顧客は得られませんでした(FF外のアカウントからのいいねなどはありましたがフォロワーは増えず、SNSを見てブースにいらっしゃった方はいなかった印象)。
デザフェスではXでリポスト祭と言う取り組みを実施しており、決まった日付に特定の条件でポストすると運営の方公式アカウントでランダムにリポストしてくださいます。こういった運営で用意いただいている宣伝の場を活用するのも手ですが、参加者も多くランダムなので、必ずしもリポストしてもらえるとは限りません(私は残念ながらリポストされませんでした…)
まずは自分から積極的に好きな作家さんをフォローしに行ったりして事前にフォロワーを増やす努力が必要なんでしょうね…(この作業がどうも苦手です…笑)

8.価格設定

価格設定は1週間前くらいに決め、お品書きを作成しました。1週間前はSNSでも「#デザフェスお品書き」の投稿が増えてくるタイミングで、新規層にリーチできればと思った為です(結果は先述の通りでしたが…)。

投稿したお品書き

価格設定は、minneなどで販売されているアクセサリーや、商業施設などでポップアップで販売しているハンドメイド作品の価格を参考に設定しました。しかし、デザフェスではもう少し安くするか、お買い得商品を用意した方が売れたんだろうなという印象です。おそらく職業としてされていない方がハイクオリティでもお安めで販売されていたりするのが影響しているのではないかと感じました。特に、私はシンプルめな作品を用意していたので、イベントとしての特別感があるような華やかな商品が多いデザフェスの中では、お客さんは余計私の作品を高値だと感じてしまったかも知れません…興味を持って足を止めていただいても「高いな」と呟きながら去っていく方が何名かいらっしゃいました…泣
かといって安売りしすぎるとそれはそれで今後が厳しくなると思うので、この塩梅はずっと探っていく課題になるのだろうと思います。

9.釣り銭の用意

釣り銭はなるべくめんどくさくないようにしたいなと思い、500円単位の価格設定を多めに、十桁以下の小銭は出ないようにしました。
私が日頃から利用している銀行では、両替機での両替ならユーザーは1日1回10枚まで無料、とのことだったので、両替機で500円×10枚だけ両替して、他は家にあるお札や小銭をかき集めて臨みました。
お客さんにはタイミング良くちょうどいい感じでお支払い頂いて、幸運にも(?)用意した小銭は使わずに終わりました。笑 完全にラッキーなので、当日ドキドキしたくなければしっかり用意していくに越したことはありません!

また、金庫はこちらを用意しました。

100円玉と500円玉だけの小銭入れなので、今回みたいな用途にピッタリでした!ちょっとダイアルが合わせにくくて、「あれ、数字合わせてるのにあかない…」というのが何回かあったのですが、開けた状態での小銭の出し入れ自体はしやすく、持ち運びにちょうど良いコンパクト感でした!

10.人員配置の検討

今回私はなるべく1人で回してみようと試みました。が、実際は結構しんどかったです…笑
1人チャレンジをした理由としては、今後またイベントをするときに遠征で1人でなんとかできたら一番身軽ですし、今回初めてでお客さんが全然来ない可能性もあるので、意外と1人で回せるかも?と思ったためです。
実際やってみると、設営も販売対応自体も1人で回せましたが、心理的な面でつらくなりました。トイレに行くのも長蛇の列で躊躇われますし、人混みが苦手な私としてはお客さん対応しないまでもずっと人の波の中待機するのは神経がすり減りました…夫が念の為に2日とも顔を覗かせてくれたので、ちょっとした飲み物食べ物を買ってきてくれたり、話し相手になってくれたのはとてもありがたかったです、本当にありがとう…
ただブースは狭いので、私が使っていた一番小さいブースなら店頭に立てるのは2人が限界かなと思います。2人でも左右とか、背中わせのブースの方と譲り合いながら使う形になり、圧迫感がありました。

11.近隣ブースへのお菓子の準備

他の準備事項と比べるとプラスα的な要素ですが、ネットで「近くのブースの方に挨拶でちょっとしたお菓子を用意しておくといい」というのを見かけたので、事前にちょっとしたお菓子の詰め合わせを用意していきましたが、用意し過ぎたのが仇となりました。自分が1人参戦予定だったばっかりに他のブースで複数人いることを想定できておらず…行ってみて「あ、人数分足りないかも」と思ってせっかく用意したのに渡すのを躊躇ったりしてしまいました泣 現地で詰めたり、さっとお渡しできるものくらいで対応できればよかったかなと少し後悔しています…
でも挨拶ついでにお渡しすることで近隣ブースの方々とお話しする機会ができたので、準備して行ったこと自体は良かったなと思います。こういった交流もイベントの醍醐味ですね。(私の周りのブースの方々は皆イベント慣れされている様子でした、皆さん物腰柔らかく優しく接していただいたので大感謝です。)

Ⅳ.当日の様子

当日の流れ、設営から退却まで

ここでざっと、当日の全体の流れを記載します。
当日持っていった荷物は、前章「3.」で述べたとおり、什器類に関しては郵送していたので、作品を詰めたスーツケースとリュックだけを持っていきました。
初日は開場の2時間前に会場最寄り駅に着き、飲食の買い出しをして自分のブースまで向かいました。
設営は1人で行いましたが、ちょうど開場時間間際に準備が整うような感じでした。事前に動きをシミュレーションしていたのでスムーズには動けましたが、近隣ブースも荷物を広げながら準備しているので、スペースを効率的に整理しながら、譲り合いながらの準備になるので、そこがシミュレーションとは違い時間がかかるポイントです。
レンタル備品は既にブースに用意されていますが、郵送した荷物は取りに行く必要があります。運営の方からは注文備品が届いているかの声かけを受けただけで特に細かいチェックはなかったです。
初日終了後は什器はそのままで、金庫や作品を仕舞いました。私は作品も仕舞いましたが、大型ブースの方は全体に布をかけるだけのところもありました。終了時間もそれぞれのブースで委ねられており、18時よりも早く閉めるブースもありました。
二日目は初日よりゆっくり目に、4,50分前に会場に到着して準備しました。これも私のブースではちょうど良いくらいの準備時間でした。この日はコミティアもビックサイトで同時開催だったので、駅周辺は余計に混んでいる印象でした(初日と時間帯が違うせいかもしれませんが)。
来場者は体感としては1日目と変わらないくらいでした。
二日目17時をすぎる頃には多くの出展者は少しずつ片付けを始めていました。お客さんの数は減っているものの、駆け込みで回っているようなお客さんもいたので、商品は残しつつも、見えないところの片付けをちょっとづつしていきました。
終了後は夫にも手伝ってもらい迅速に片付けて、郵送手続きも行って18:30ごろには会場を後にしていました。

当日やってみてのよかった点、反省点

実際の当日のブースはこんな感じでした

当日のブースの様子

以降は当日感じたよかった点、反省点を綴っていきます。先に述べた部分とかぶっている所もありますが、ご了承ください。

○よかった点○
・ブランドコンセプトがうまく伝わっていた

購入者の方に「シンプルでかわいい」と言っていただけていたので、コンセプトや世界観をある程度感じ取っていただけるようには出来たのではと思います!
・複数ジャンルだからこそ目が引けた
アクセサリーは小さいものなので遠目でパッと分かるものではないとは思うのですが、そこで絵がアイキャッチになっていたように思います。
・ショップカードめちゃくちゃ配れた
最悪売れなくてもショップカードが配れれば目標に掲げたSNSフォロワーを増やすことができるので、配れたことに意味があったなと思います。ショップカードのデザイン自体も「かわいい!」と好評で、100枚以上は配布できました。

△反省点△
・アクセサリー(特にピアス系)をおくなら鏡があると良かった

いるかな〜と思いつつ、用意していた鏡が設営でうまく置けず、置いてなかったのですが、やっぱり耳に当てて見たそうなお客さんがちらほらいらっしゃったので、今度はちゃんと用意しようと思います。
・埃が舞うので埃を払えるものがあると良かった
人が多いせいか思った以上に埃が舞っていました。定期的に商品に付いたものは手で払っていたのですが、隣のブースの方がカメラのレンズ用の埃とり(空気で埃を飛ばすやつ)を使ってらっしゃって、めちゃくちゃいいなと思いました。
・接客中お客さん見すぎた…
私はお店でも店員さんに見られるのあまり好きじゃないんですが、今回は私がお客さんをガン見してしまっていました…嫌だった方すみません…
今後イベントに出展するときには、展示台をもう少し高くして視界を遮るとか、もう少しナチュラルにお客さんに接せる距離感を探っていきたいです。
・リングのサイズ感

SNS宣伝用に作った画像。当日置いていた値札にも同じ写真をつけていました

リングはサイズを9号・11号・13号で用意してはいたのですが、今回作成したのは高さがあり、つっかえやすくなっていまして、本来の号数より上げないと着けにくいものになっていました。自分で付けてみて「いけるだろう」と思ってしまっていたのですが、もうちょっと一般のサイズ感を理解しておくべきでした…せっかく手に取っていただいたのに入らない場合が多くて…このリングは他には中々ないデザインだし自信作だっただけに、実際につけて楽しんで頂くチャンスを逃してしまったのが悔しいです…
あと、ちゃんとした着用画像を撮るべきだったなと思いました。私の手が荒れまくっててモデルとして微妙だったので、夫の手を借りたのですが、夫の手だと途中までしか入らなくて、「まあなんとなくつけた時のイメージがわかるしいいか!」と思っていたのですが、お客さんに「あ、これってこうつけるんだ」という誤解を招いてしまい…(楽しんでいただけるならどうつけていただいてもいいのですが!多分こうつけると紛失の可能性大です)
・価格設定
もう少し価格を抑えたほうがデザフェスでは売れやすかったかも知れません、また、1000円未満くらいのお手軽に買っていただける商品の開発もできていれば良かったなと思います。
・イベントとブランドコンセプトの不一致
デザフェスがそれ自体長く続いているイベントで、その「伝統」というか、デザフェス自体に対する参加者の熱のようなものを感じました。それはそれですごく素敵なのですが、そういったイベントと日常に根ざしたシンプルな商品は相性がイマイチかなと感じました。
イベントの特色なども踏まえた上で出展申し込みをしていくと、自分の作品を好きになってくれる方と出会える確率が高まるのかなと感じた次第です。

Ⅴ.まとめ

以上がデザフェスの準備期間から当日までの細かい振り返りとなります。
会社でイベント出店するとなった場合は、人もいるので役割分担しながら準備できるのですが、1人だと細かいところから何から全部、自分の得手不得手関係なく取り組む必要があるので、大変でした。途中気持ちも折れかけたのですが、売上点数はどうであれ最後までやり切れたことが自分の自信にもつながりました!
また、自分の商品に対する純粋なプラスの感想を直接聞けたのは本当に財産で、これからモノを作っていくモチベーションになりました。

こちらの投稿は自分の振り返りの為はもちろんなのですが、これから出展したいと思っている方、モノづくりしている方にも何か役に立てれば幸いです!

次の投稿では、私がこのデザフェスで個人的に掲げていた目標と、その達成度について記載していきます。


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