【高校生インタビュー】「仕事は堅苦しいイメージがあったけどそんなこともないんだ」
今年の夏に始動した、中高生と働く大人が越境する対話型キャリアプログラム「-canau-」。
実際に利用した生徒たちは、canauを受けたことで仕事に対するイメージの変化などあったのか?今回はcanauを利用した札幌龍谷学園高等学校の生徒のお二人に感想を伺いました。
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canauを使う前の「仕事」や「将来」のイメージ
ーcanauを使う前、進路に関して悩みは持っていましたか?
藤野さん:何も考えていないわけじゃないんですが、進路に関しての知識がまだ少ないのでcanauで出会う大人の方と進路について話せるのか不安でした。
平さん:私も将来や進路について考えるのを先伸ばしていました。今回、canauを利用する機会をもらって、大学もしっかり考えないといけない焦りも感じていました。
ー仕事に対してイメージは持っていましたか?
藤野さん:仕事に対して現実的に考えてこなかったのですが、何かをやりたいという気持ちは持っていました。ただ学校の授業で職業を調べる機会があっても、興味を持っているものや身近な大人の職業以外、どうやって調べればいいのか分かりませんでした。結局、今習っているダンスの先生以外気になる職業は見つけられませんでしたね。
平さん:特技とか好きなことはあるんですが、仕事にはむすびついていなかったです。「仕事」って考えると収入や生活できるかどうかを考えてしまって、堅そうなイメージを持っていました。デメリットな面ばかりを考えてしまい、仕事に対してはあまり前向きに考えられていなかったかもしれません。
社会人との対話で変化した、今までの考え方
ー社会人の方に話を聞いてどんなことを学びましたか?
藤野さん:好きな仕事ではないけど自分にあっているからやっているという話を聞いて、そういう仕事の形もあるのかと納得しました。また、真っ先に「職」を探すんじゃなくて、将来のありたい姿から探すという、職選びの方法もあると知りました。
平さん:頑張って仕事に就くというよりも、物事を前向きに捉えて「流れに身を任せていたら今の仕事にたどり着いたよ」みたいな人もいて、もう少し楽に考えてもいいのかなって思いました。あとは、選択肢を広げておくと、一つがダメだった時の逃げ道になるという話が印象的でした。
ある方はパフォーマンスをする仕事をしていて、実際に働く姿を私たちに見せてくれたんです。見ている私もとても楽しい気持ちになりましたし、その方が自分の仕事について楽しそうに語っていて、こんなに楽しく働ける仕事もあるんだという発見になりました。今後は仕事に対する視野を広く持って、選択肢を広げ、焦らずに色々探してからやりたいことを見つけていこうと思います。
多種多様の社会だからこそ、いろんな人に出会ってみたい
ーこれからどんな人の話を聞いてみたいですか?
藤野さん:これといって気になる職業はないんですが、今知っている仕事の選択肢が少ししかないので、仕事の種類が増えている今だからこそ知らない仕事だったり、珍しい仕事を知ってみたいです。
平さん:今回違う職種の方とそれぞれお話が聞けてすごいよかったので、今後も全く違ういろんな職業の方と話を聞けたら面白そうだなって思いました。
ー今後また社会人の方と出会える機会があれば、「仕事」と「人生」どっちの話が聞きたいですか?
藤野さん:職務内容を聞いても、自分はまだ学生なので正直想像はしづらいです。でもその人の大学生活がどうだったかだったり、どういう考え方を持っていたのかという話は仕事をしていない私でも身近なことなのでそういう面で「人生」の話はもっと聞いてみたいなと思います。とはいえ、普段の学校生活では聞けない仕事の話も進路の参考になるので興味があります。
平さん:社会人の方の高校生の頃の話を聞くと少し安心した気持ちになりました。その人がどうやって高校生から大人になって今の仕事についたのか、人生や考え方についても聞きたいです。
ー今後canauを利用したいと思いますか?
藤野さん:利用したいです。まだ仕事に対しての考え方はぼやっとはしてますが、canauを受けたことで仕事って悪いイメージばかりじゃないなと思いました。今回受けたいと思ったけど、日程を考えた時に受けれなかった人がいるので、次の機会に聞いてみたいと思います。
平さん:利用する機会があるなら積極的にやっていきたい。今回お話した方がみんな明るい方だったので楽しかったですね。今後もいろんな職業の人と話せたらいいなと思います。