噂のChatGPTは教育関連のテーマでも答えてくれる?学校で使える活用方法も紹介
今流行りのChatGPT。とてつもない勢いで世界中から注目を集めている、会話型の人工知能アシスタントです。
その機能について「仕事にも使える」「業務効率化が図れる」などメリットの声も多いですが、一方で「学校での使用は許可しない」「精度にムラがあり、活用できない」と判断に迷う人も。
本記事では、以下の悩みについてまとめています。
そもそもChatGPTがわからない
ChatGPTの精度が気になる
ChatGPTの活用方法が知りたい
ぜひ参考にしながら、ChatGPTを試してみてください。
※以降はほとんどChatGPTを活用して文章を生成しています。
ChatGPTについて、本人に聞いてみた。
Q「ChatGPTって何?」
Q「ChatGPTは世間にどう思われているの?」
ChatGPTは教育現場でどんな意見が飛び交っている?
ChatGPT本人曰く、「自然対話の能力は高いけど、注意しながら慎重に使ってね!」とのこと。実際の教育現場ではChatGPTについてどんな意見があるのでしょうか。
大学教授の見解やリアルな呟きをのぞいてみます。
▼一橋大学教授の野口さん
「ChatGPTの活用能力を高めるため、教育体制を見直すべき」
▼中央大学物理学科教授の田口さん
「ChatGPTを導入しても日本は意外とダメージ少ないのでは?」
▼関西学院大学国際学部教授の髙村さん
「文章を書くモチベーションの低下を懸念している」
ChatGPTを導入することで、の教育現場への導入は前向きな意見も多いようですが、どちらにせよ現在教育体制の見直しは必要です。
ChatGPTがあれば、質問に対して答えがすぐに出てくるので、答えも暗記する必要がなくなります。そうなると、これまでの日本教育のあり方がガラッと変わりそうですね。
より人間にしかできない創造する力を強めるためにも、ChatGPTをどれだけ活用できるかが肝になります。
現在、文部科学省では生成AI(ChatGPT)の取り扱いについて、デメリットとメリットを留意しながら指針づくりを進めているそうです。
すでにChatGPTを使っている!教育現場の例
リリースしてから間もないChatGPTですが、すでに教育の現場で使われている例もあります。
佐賀県基山町にある東明館中学校・高等学校では、神野元基校長が独自にChatGPTを利用し、入学式で新入生への挨拶を行いました。さらに東明館中学校・高校の公式ウェブサイトの広報文の一部はChatGPTが作成しているそう。(出典:TBS NEWS)
私立高等専門学校「神山まるごと高専」では、有償ライセンスを全学生に付与し、最新テクノロジーに触れることで、起業を目指す生徒を育成するといいます。(出典:朝日新聞)
ChatGPT導入により、どんな変化が見えてくるのでしょうか。先取りしている教育機関に注目です。
ChatGPTの精度を、教育をテーマに確かめてみた。
ChatGPTの精度が教育現場で通用するほどなのか。実際に使って試してみます。
試す質問のテーマは以下の通り。
人が調べなくても回答できそうな、シンプルな質問
法律に触れる内容、正確な数字が求められる質問
答えのない「悩み」についての相談
ここからはリアルなChatGPTのやりとりを画像で紹介します。
1.人が調べなくても回答できそうな、シンプルな質問
Q「オンライン授業とは?」
このくらい簡単な質問だと違和感なく、回答も正しく思えます。
では、法に触れるような質問を投げてみるとどうでしょう?
2.法律に触れる内容、正確な数字が求められる質問
Q「教育機会確保法とは?」
あながち間違いではないように感じる文章ですが、詳しく調べると制定年も内容も微妙に違います。
教育機会確保法は、主に不登校生徒に向けて2016年に制定されたものです。やはり法に触れるシビアなものは、文部科学省など信頼できるサイトから調べるのが良さそうです。
こうした答えのズレが生じると学校の社会科の問題で利用するのも少しはばかられますね。
3.答えのない「悩み」についての相談
ChatGPTは対話ができるAIツールなので、答えのない恋愛相談にも回答してくれます。今回は高校生の悩みをテーマにChatGPTに相談してみます。
Q「高校2年生です。やりたいことがわからず、進路に迷っています。どうすればいいでしょうか?」
(回答)※文量が多く、文字が小さいのでここでは文面を貼ります。
ありたきたりな回答かもしれませんが、なんとなく勇気づけられる言葉もかけてくれています。
この回答だけでは不安は解消できないので、もう少し深掘りして聞いてみます。
Q「オープンキャンパスに行っても、どれがいい大学かわからない。自分の将来が不安。アドバイスをください。」
複数提案してくれるので、どれか一つでも挑戦しようという気になるかもしれません。
ただし、自分の真意にたどりつくのは少し難しそうに思えます。あくまでChatGPTでは世間一般の情報の中から適切な回答を出しているだけで、本当の「気づき」を得るには、リアルな人との対話がやはり重要。
上記の回答にあったように、大学に通っている友人や社会人から話を聞くのが手っ取り早く、新たな気づきを得られるでしょう。
ChatGPTの活用方法を紹介
活用方法も、ChatGPT本人に聞いてみます。ここでは学校での活用方法に絞って聞いてみます。
「学校で使えるChatGPTの活用方法を教えてください」
遠回しに回答していますが、要するに学校の問題はほとんどChatGPTによって回答できるということです。ただし、先ほどの精度を確認したところ、どこまで正しい回答かどうかは信頼できません。回答を改めて確認する作業はまだまだ必要そうです。
ドリル代わりにChatGPTを使う
「高校1年生の数学の問題をいくつか出して」と質問すると以下画像のように適した問題を出してくれます。
このようにうまく活用すれば、教育の場でも活用できそうですね。
壁打ち相手/アイデア出しを手伝ってもらう
ChatGPTは本来「対話」を楽しむためのもの。アイデアをもらいつつ、対話を繰り広げることで活用ができます。
Q「学校祭のテーマやコンセプト作り手伝って」
まとめ:ChatGPTの実用の可能性はあるが、まだまだ頼れない部分もある
情報の精度はまだ未熟な部分もありますが、対話の精度は十分。驚くべき回答力で、ChatGPTの向こう側に「人」がいるんじゃないかと思うほど。
今後、教育の場での活用は文部科学省が検討中ですが、学生たちの思考を育むためのツールとして、ChatGPTの利用も広がると良さそうです。ぜひいろいろな角度からChatGPTに質問して、試してみてください。
本質に気づく、自分の真意にたどりつくためにはまだまだリアルな対話が必要。canauでは、高校生と社会人の出会いの場を提供し、オンライン進路相談が受けられるサービスを運営しています。
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