見出し画像

あれから1年...

・12月6日はどっとライブマネージャー部発足記念日

 どっとライブマネージャー部が発足して一年が経ちました。どっとライブマネージャー部とは、どっとライブに所属するバーチャルYouTuberの活動を支援し見守る、どっとライブ内の部(部署?部活?)です。
 このマネージャー部が発足した当時、アイドル部ファンは辛い時期を過ごしていました。アイドル部に所属していた夜桜たまと猫乃木もちが契約解除になったからです。夜桜たまは麻雀好きなことで有名で、プロ雀士とも互角に渡り合う腕前でそれゆえに話題性もありました。実際に夜桜たまの名前を冠した麻雀大会も模様されたほどです。それ以外にも多彩なゲーム実況やアイドル部での中心的な立ち位置などからファンに親しまれていました。猫乃木もちは歌が上手で、アイドル部内で最初に個人名で「歌ってみた動画」を出しています。
 このようにファンに愛されていた二人がどっとライブとの契約解除というニュースはファンに大きなショックと落胆を与えました。このような結果になった理由としてどっとライブからの発表の中では「伝達の不備」というものが挙げられており、それを解消すべくマネージャー部というものが設立されました。所属メンバーと事務所との意思疎通を円滑にすることが目的であったと思われます。

・マネージャー部は活動によって信頼を取り戻した

 ではマネージャー部が発足してからのこの一年はどのようなものだったのでしょうか?先に書いたように去年の今頃は所属メンバーは2人辞め、他のメンバーも不信に思うファンがいました。どっとライブを信頼できない人、マネージャー部の設立に疑問を持つ人もいたと思います。そのようなファンに、マネージャー部とそれを支えるどっとライブは活動を通して信頼を取り戻していったと思います。去年の年末に立て続けに所属メンバー数人で企画を行う動画がどっとライブのYouTubeチャンネルで配信されました。そして年始にはメンバーが全員集まって、「VTuber格付けチャック」という2時間近くに及ぶ動画を配信しました。

 それまでどっとライブ内でもあまりコラボがなかったことを残念がっていたファンにとってはうれしい配信でした。もちろん騒動があった直後なので素直に楽しむことができない人もいたと思いますし、コメント欄や評価ボタンでは否定的な反応もありました。それでもマネージャー部はその後もひたむきにクオリティの高い動画を配信してファンを楽しませることに励んでいました。また2020年に入ってからアイドル部内でのコラボも増えてきました。Apexやマリオカート、スプラトゥーンなど、2人~4人のコラボが行われるようになりました。
 そんなアイドル部の活動の潮目が大きく変わったのがゴールデンウィークの「アイドル部の侵略」という3日間に及ぶ大型企画だと思います。これはアイドル部所属の花京院ちえり、神楽すず、カルロ・ピノが発起人となり、数々の企画を考えてそれを朝から晩までアイドル部のメンバーと遊んでいくというものでした。そしてマネージャー部は裏方としてそれを全面的に支えていきました。そんなマネージャー部の支えやメンバーの協力があり、この「アイドル部の侵略」は大成功に終わりました。そしてこの企画の最後にはアイドル部のオリジナルソングとそれに合わせた新衣装が発表されました。(さらに驚いたのが、各メンバーの誕生日ごとに新衣装が追加されるが、それはオリジナルソングの衣装とは別とのこと)

 そしてこれがキッカケだったのかどうかは分かりませんが、これ以降アイドル部メンバーと外部コラボが増えていきました。アイドル部メンバーとホロライブメンバーのコラボ、もこ田めめめ・星街すいせい・花鋏キョウのライブコラボ、デビュー当初から親交のあった八重沢なとりと名取さなのコラボ、異色なところではもこ田めめめとケイン・コスギのコラボなどもありました。そしてシロちゃんの3歳の誕生日配信では、アイドル部メンバーも含めて総勢37人のゲストを呼んでお祝いするという企画を行いました。これら数々のコラボには、当然マネージャー部の陰ながらの尽力があったはずです。先方の事務所やゲストライバーとかなりの連絡や打ち合わせを行っていたと思います。
 ファンの間やアイドル部本人たちも言うことがありますが、どっとライブのスタッフ(マネージャー部やメンテちゃん)は所属メンバーが大好きです。そしてこれは個人的に感じたことですが、メンバーが大好きな故に過保護になりすぎて今まで外部とのコラボをそんなに推し進めなかったのではないかと感じます。しかし「アイドル部の侵略」によってマネージャー部もメンバーの成長を痛感し、これならもっとメンバーを自由に遊ばせてあげるのがメンバーのためだし、それによってメンバーの魅力がもっと発揮されるのではという考えに至ったのではないかと思います(あくまで個人的な推測です)。

・シロちゃん、銀幕デビュー

 どっとライブのニュースで今年一番驚いたのが、「白爪草」という作品でシロちゃんが映画の主演を果たしたこと。ワンシチュエーションサスペンスで、シロちゃんが一人二役という難しい映画でした。しかし限定的な公開ではありましたが、これも大成功したと言っていいでしょう。この映画「白爪草」という企画を公開まで持っていく中には絶対マネージャー部の努力もあったはずです。

・今振り返って思うこと

 夜桜たまと猫乃木もちが契約解除になった際、どっとライブ側は「詳細な経緯については、様々な事情があり現在お伝えすることができない」と言っていました。今振り返って思うのは、これもすべて脱退していく二人も含めてメンバーのことを考えての処置だったように思います。
 夜桜たまの現在に至る状況を考えると(ネットで確認できる情報が真実であると仮定して)当時は相当困難な事態だったと思います。しかしこの二人はどっとライブを脱退した約1ヶ月後に別名義でYouTube配信を行っています。きっとどっとライブ側も、二人が再びバーチャルYouTuberとして活動することを確認していたのでしょう。そしてその再デビューに対して例の「詳細な経緯」はその活動を難しくすると考えたのかもしれません。またその「詳細な経緯」を信じてもらえなかったり、捻じ曲げて解釈・拡散されたりしたら残ったメンバーの立場も難しくすると思ったのかもしれません。

 すべては僕の推測ですが、それでもマネージャー部この一年本当に努力し、現在に至るまでメンバーの活躍を支え後押しして、今ではファンを最高に喜ばせてくれているのは間違いありません。11月末に行われた「はんぱない文化祭」も最高の企画でした。
 去年の今頃はアイドル部ファンにとって最悪の時期でしたが、一年経ってまた最高の景色を見せてくれているどっとライブ、マネージャー部、そしてメンバー全員に感謝を送りたいです。

 アイドル部の一人、ヤマトイオリが言いました。

「いいことはこれからはじまるよ」。

これかもどっとライブ所属メンバーの活躍を楽しみにし、マネージャー部を応援していきます。

いいなと思ったら応援しよう!