中小企業診断士試験 失敗に終わった1.5ヶ年計画を振り返る
このnoteでは、私の中小企業診断士試験1.5ヶ年計画についてお話しさせて頂きます。これから診断士試験を受けようと思ってる方や診断士に興味をお持ちの方にお読み頂けると幸いです☺️
1.5ヶ年計画の概要
私は以下のスケジュールで1.5ヶ年計画を進めてきました。
2021年4月
診断士ゼミナールで勉強開始
2021年8月
1次試験受験
経営情報システム、経済学に合格💮
2021年9月〜12月
休止期間
2022年1月
1次試験対策再開
2022年8月
1次試験受験→合格💮
2022年10月
2次試験受験
受験のきっかけ
昨年に診断士受験を決断したわけですが、
診断士を選んだきっかけと理由は3つありました。
①親会社への出向
2019年から親会社に出向し、大規模開発プロジェクトに携わりました。出向先、取引先、どこを向いても自分より優秀な人ばかりで、自分はこのままで良いのかと思うようになりました。
②コロナ禍での業績悪化
そんな中、2020年にコロナがやってきました。私は商業施設系の不動産会社に勤めているのですが、収益がテナント売上に依存しているため、コロナの影響をモロに受けました。そのため、今の会社に居続けても良いのか、残るとしても小売業や飲食業を支援できるような人材になれないか、と考えるようになりました。
③本業に関する資格はほぼ取り切っていた
①、②を踏まえて、自分はどこを目指していけばいいのかを考えました。私の業界は不動産と小売の知識が求められる業界です。宅建と販売士1級は既に持っていて、さらに資格取得を進める上では、
・個人で活躍できるきっかけを得られる
・資本の少ない企業をサポートできる人材になれる
ことを重視し、中小企業診断士を選択しました。
【1年目】科目合格制度を活用
1年目は4月に学習をスタートしたため、「経済学・経済政策」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」の3科目の合格を目指しました。
教材は「診断士ゼミナール」を選択
診断士ゼミナールを選んだのは、
・複数年の取得計画に対応している
・あんまり高くない(約6万円)
・動画がダウンロード再生に対応していた
(スタディングはストリーミングのみだった
※今はどうかわかりません)
経済学は「速習!マクロ経済学2nd」も使用
診断士ゼミナールのテキストを待つ間、居ても立っても居られず、こちらで経済学の勉強を始めました。分かりやすいですが診断士の勉強としてはやや深いところもありましたね。そのため自分はマクロ経済学は石川先生で進めたものの、ミクロ経済学は診断士ゼミナールに切り替えて進めました。
1年目(R3年度)の結果
診断士ゼミナールとマクロ経済学以外は基本過去問しか解いていませんでした。
経済:64/100💮
財務:44/100
企経:51/100
運営:47/100
法務:52/100
情報:80/100💮
政策:46/100
「中小企業経営・政策」は科目合格に至らなかったものの、「経済学・経済政策」「経営情報システム」は無事合格できました。その他の科目はノー勉でしたが、いずれも5割近く取れており、全く手が届かない資格ではないのだと思いました。3科目で70時間勉強したかどうかだと思います。
【2年目】2時試験突破を狙う
1年目の1次試験終了後、4ヶ月は診断士の勉強をほっぽりました😇年明けの2022年1月から勉強を再開しました。ベース教材は1年目と同じく診断士ゼミナールです。下の画像は1月から10月までの「スタディプラス」の勉強時間です。
2年目のトータルの勉強時間は326時間で、内訳は
1次試験:約190時間
2次試験:約135時間
くらいだったかと思います。
1次試験の結果は次のとおりです。
財務:68/100💮
企経:70/100💮
運営:66/100💮
法務:68/100💮
政策:66/100💮
どの科目も落とすことなく合格できたのはよかったと思います。また2年目からは過去問よりワンステップ早く演習を取り入れたかったため、すべての科目で「最速合格のためのスピード問題集」(TAC出版)を取り入れています。
2次試験は厳しい戦い
2次試験は時間も足りなかったですが、勉強方法を検討する時間がなく行き当たりばったりで内容も良くなかったと思います。1次試験と並行してやるのが吉でしたが、正直その余裕はありませんでした。結果ですが、
となりました。作戦が決まらないまま1次試験を終えてしまったので、1次試験終了後に作戦を立てるところから始まってしまい、時間的なロスも多かったです。
後悔① もっと早くから着手しておけばよかった
身も蓋もない話なんですが、2次試験対策はもっと早くから始めておけば良かったと思います。私は64事例、135時間勉強しましたが正直足りなかったです。少なくとも1次試験のタイミングで方針(どの参考書と心中するか、模試はどうするか等)は整理して置くべきでした。
後悔② スポットでも予備校を活用すればよかった
これはあくまで個人の意見ですが、2次試験は全貌を把握するのがなかなか難しく、独学で見出すのは厳しかったです。時間がない中だからこそ、ポイントを絞ってインプットできればよかったな、と思います。
後悔③ ファイナルペーパーは最初に作るべきだった
今回点数が伸びなかった1つの理由として、「フォーム」が固まらなかったことがあります。独学だったため拠り所もあまりなかったのですが、自分のアプローチ方法をFPとして紙にまとめ、過去問演習を進めるたびに改善する手法を取ればよかったです。
再現答案採点サービスと得点開示
私はあゆゆうさん、LEC、EBA、ふぞろいの採点サービスに登録しました。いずれも無料でとてもありがたいです。参考として、各社さまからの採点結果と実際の評価を掲載します。
開示結果で不合格なことはわかっていますが、各社さまの結果を見るに誰の目で見ても合格レベルになかったことが明らかとなりました。
来年の2次試験に向けて
今回の反省したのは、「1次試験と2次試験で一気通貫した学習計画を立てて置くべきだった」ということです。(※事例Ⅲの生産計画と同じですね😂笑)私は来年は1次試験を受けるつもりはないので、2次試験の計画を年内に立てておきたいと思います。またそれは追ってnoteにしたいですね。ではでは。