第13話 大学が成長産業である理由
2,3年前に、近所にバカでかい大学が出来たんですよ。立命館大学でした。
そしたら最近、さらに増築して、巨大な感じになってるんです。
いや、少子高齢化で、子供少なくなるのに、なんでまたこんな大学を作るんだろうかと、疑問に思ってたまま、特に調べることもなかったのですが、
最近、AbemaTV の出口さんと橋本さんが喋ってる動画をみて、あ、そ~ゆ~こと?って驚きました。
大学って、超有望な成長産業なんですって。
大学は衰退産業だという常識で見てました。
多くの識者たちが、そんな風に口を揃えて言うんですもん。
人口減少の時代において、急激な時代の変化も後押しして、
そうなるんんだと思っていました。
「18歳人口が激減!大学はどう生き残るべきか!」
こんな感じの論調で、語られるじゃないですか。ねぇ。
銀行も同じです。
どちらも対処法は「合併」して、スクラップアンドビルドという名のリストラ案しか思い浮かばない訳です。不要な店舗と、不要な施設の間引きです。
みんなそう思うんですよ。
でもね、
例えば視野を世界規模に広げると全く違って見えるんです。
世界に目を向けると、
人口は増えていて中産階級も増加しているんです。
インドのモディ首相は、
「インドでは大学が1200も足りない」って言ってるそうです。
2100年には、世界の人口は100億人に達し、その3分の1はアフリカ人が占めると言われています。
世界の人口は、増えていて、教育の必要性は高まっています。
それが2100年の世界です。
最近、日本の大学のレベルが下がったと言われたりする話が取り上げられます。
THE(Times Higher Education)が発表した、世界大学ランキングで、日本の大学はトップ200校に2校しか入っていないんです。
東大が36位。京大は54位です。
ね、中国がめちゃくちゃ躍進していて、あとは、アメリカとイギリスとかです。
なんか、愕然とするっすよね。
そんな感じの話をよくするんですよ。なんでしょうかね。だから、より衰退産業な感じに聞いてしまうんですってばよ。
でもさ、これも少し視野を広げてみると、
2万を超える世界の大学トップ5%に相当する、トップ1000校でみてみると、日本は、この辺のレベルの大学がめちゃくちゃ多くて、
アメリカ、イギリスに次いで第3位です。
日本の大学の国際競争力は、トップレベルで争うとやや見劣りするものの、
実は、超優良な大学がいっぱいあるという事です。
グローバル化をためらう理由って、無いんじゃないかな。
日本の大学に入学する留学生が100万人いたとして、
留学生が授業料とか生活費とか含めて1000万円を支払った場合、
それだけで10兆円の経済効果を生む事になります。
現在日本で10兆円規模の経済効果を稼ぎ出す産業は、自動車産業とかぐらいじゃないっすかね。
って、ゆーんですよ。出口さんが。
すげーって関心してしまいましてね。
何に関心したかって、
これは、その業界の中に居るから気づける事やと思うんです。
外に居たらわからんですたい。
漫画の発行部数は、ネットの出現で、減るだろうと言われた一方で、
歴代最高に売っている海賊漫画のワンピースがあったりします。
滅びるよ、と言われる業界は、山ほどあって、そのまま予想通りに滅びて行ったら「だから言ったやん」と言われてしまう運命にあります。
でも、実は、そうじゃない筈です。
そう思って、じっくりと見つめなおすから、
新しい価値観に気づけるのだと思う訳です。
ってことー