第24話 友達にワクチン接種しますか?と聞かれた時の回答材料シリーズ①
今日は宮坂昌之さんっていう大阪大学名誉教授の方言ってた話をそのまま話すんですが、免疫学の権威の方です。
ワクチンに関する議論が、めっちゃ面白いんです。
それではさっそく行ってみましょう。
友達とワクチン接種するかしないか?
議論する時の材料にどうぞ
ワクチンに対しては
日本はこれまでにMMRのワクチン
(3種混合ワクチンのことですね。)
とか、
子宮頸がんのワクチン問題等があったので
非常にワクチンに対して
神経質になっている部分があります。
厚労省もこれに対しては慎重になっています。
過去にあったいくつかのワクチンによる
健康被害の問題っていうのが、
まだまだ一般の人にも
「ワクチンによる被害」として、
まだ記憶に新しいところがあるからです。
今回の新しいワクチンで、もしも、
そういった被害みたいなのが出たら、
一発アウトな訳です。
もう一つの議論は、
海外のデータだけに基づいて、
日本のデータがまだ揃ってない内に
それでもやってしまっていいのか?
って言う議論です。
昔、リウマチの薬でめっちゃ効く
って海外で話題になったのを
そのまま日本で使ったんですよ。
海外のデータを基にしてね。
そしたらその薬の副作用で
何十人が死んでしまったんですね。
それは使った量が多かった。
海外の人では許容量だったものが
日本人に対しては多かったという事です。
そういったことが過去にあった
これに関しては毒性が問題だったって言うよりかは、
日本人と外国人の代謝の差が問題やったっていうのが後の研究で分かった事です。
コロナってハシカとか
おたふくかぜとかに比べても
1人で10人、 20人に感染させるってタイプのウィルスじゃないっていうことがわかりました。
つまり
1人当たり良くても2.5人ぐらいに感染させる程度のレベルです。
まぁひょっとしたら変異株っていうのが
出てきたらどうかわかんないけど
なのでコロナワクチンは95%の人たちが打たないとダメだとかそういう話では無いんですよ。
でもおたふくかぜは9割から9.5割がワクチンを打たないと収まらない。だから義務的に打ってました。
このコロナウィルスに関してはもっとワクチン接種率の低いところで効果が出てくるものだとわかった。
日本人はワクチンを接種しますか?って聞いた時、
「打ちます」って言った人が2割程度だったそうです。
「打ちません」といった人は数パーセント。
他のほとんどの人たちは状況が決まったら考えますって言う浮動票らしいんですよ
国によっては党派によって意見が分かれているアメリカだったり
イスラエルのように国からすごい打てって言われて国民がワクチン接種するって言うケースもあったりするなかで、
日本は打ちたいのは2割なんです。
その2割の人たちって、じゃあどんな人か?って言うと予防感染行動が既にできている人たちです。
おそらくそうです。
浮動票の打たない人たちこそ、
予防行動っていうのを取らない人達であることが多いっていうのは注意しないと駄目な点ではあるものの
まぁその2割の人が打つ事で少なからず良くはなっていくと考えられています。
日本の置かれている現状っていうのはそこまで悲観すべきものでは無いのだと思います。
BCGもツベルクリンも嫌々ながら受けたしね
現時点で行政側で強制的に打たせるというのは選択肢には入っていなくて
あくまでも予防接種の中で自由意志で受けれるようにしておく というスタンスだそうです。
間違ってもインフォデミックでつまり誤情報でワクチンを打たなくなる人が増えないように
注意していく必要があるという事だそうです。
適切な情報で自由意志で受け入れるようにしていくようにしたいって言う話
今回のコロナの致死性とかリスクが
なかなか全力で義務化させるのが難しいラインだって言うことだと思う
微妙なバランスで今回のコロナウィルスっていうのは存在している
つまりアレルギーがあって打てない人とか、なんらかのポリシーを持って打たないって言う人を
打つ人でカバーできる位のワクチンやって言うことがわかってきた。
絶望的なウイルスではない。
と、こういった議論を交わしていたのを聞いて、
このワクチンがもたらした人々への考え方の変化っていうのは
これはすごい興味深い問題です。
いろんな考えを持った人たちがいます。
それぞれの行動をコロナ収束に向かわせるように考えた時、
成果として得られる報酬は、
全員が同じ方向へ関心が持てる
「一致団結が出来る機会」というリターンなのではないでしょうか。
仲いい奴も仲悪い奴も何か同じ目的に向かって手をつなぎ合う
というか考え方違うけど1つの目的に向かうから、
いやだから みんなで力併せて向かうから
1つになれるって言う
学生時代の時に、経験した文化祭のような・・・
文化系と体育会系の奴らが双方で笑い合えるような
一大イベントになると。
不謹慎である事を恐れずに言うならば、
ある種そんな感じの価値観を国民全員で共有できる
良いタイミングなのかもしれません。
今日は以上です。