昨日、興味深い記事を見ましたのでご紹介させていただきます。
この記事を読んで頭に浮かんだのは、昨年NHKで観たドラマ「シリーズ“宗教2世” 神の子はつぶやく」です。概要は以下の通りです。
ドラマの主人公も「縄で縛られる」事で安心を得ていました。どなたかがモデルになっているのだろうと思っていましたが、桃瀬ゆりさんの体験が元になっているのかなと思いました。
ドラマでは壮絶な体験の描写はありませんでしたが、観ていてとても胸が痛みました。ところが実際の体験は想像以上に過酷なもので、彼女の受けた心の傷を考えると言葉も出ません。
宗教2世のX(旧Twitter)で「私たちは幸せです」と言う投稿をよく見かけますが、信仰者であれば自分の幸せの前に他人の苦しみを思いやるのが自然な気がするのですが、この記事を読んで彼らがどう反応するのか気になります。
子どもの頃からがんじがらめに縛られてきた桃瀬さん。自らの意志で縄を解き自由になる事が出来ました。他の人が何と言おうと、確実に彼女は幸せに向かって進んでいます。
世間では桃瀬さんのように性産業に携わった人を白い目で見る風潮がありますが、表面的なもので判断する事なく本人がどのような事情でそこに至ったのかを思いやる世の中になってほしいと思います。