「キャッシュフロークワドラントって何?」総集編:お金を知って働き方を知る
「キャッシュフロークワドラントって何?」
ほとんどの方が、この言葉には聞きなれないことと思います。
普段生活していても耳にすることのない言葉ではありますが、これを知っているか知っていないかで世の中の見え方が大きく違ってきます。
もっと言えば、自分の生活の見え方が大きく変わるのです。
でも、この言葉を知るきっかけがない。そういう方が大多数ではないでしょうか。
僕も一年半前までは全く知りませんでした。
ですが、この言葉を知って、お金についてしっかり知って、やっと自分事としてわかってきたのです。
そんな僕が、「キャッシュフロークワドラント」について少しでも多くの方に知ってもらいたいと思い、4回に分けて書いていきました。
第1弾は、「複数の給料袋を持つという発想」というタイトルでした。
そもそも、キャッシュフロークワドラントについて説明するとき、「4つの働き方」を知ることを知ってもらう必要があります。
そのためには、お金についての考え方をアップデートする必要があり、本題に入る前に一記事丸々使いました。
主に、「複数の収入源」と「複数の給料袋」の違いを説明しています。
複数の”収入源”の場合は、イメージしやすいのではないでしょうか。
複数の仕事をすれば、複数収入を得られるのは当然です。
ですが、複数の”給料袋”となると話は別。
一度給料袋に入ったお金から一部を使い、また新たなお金を生み出す。そして、その一部から新たなお金を生み出す。
この循環によってお金が回っていくハコが、もう一つの給料袋というイメージです。
この図が、それをわかりやすく表現しています。
第2章では、いよいよ本題のキャッシュフロークワドラントについて。
「働き方は、たった4つだけ」と冒頭にも述べましたが、その4つについて詳しく説明したのが第2章です。
E:Employee(従業員)
S:Self Employed(自営業者)
B:Business Owner(ビジネスオーナー)
I:Invester(投資家)
この4つです。
そして、これを四分割した図がキャッシュフロークワドラントというのです。
この4つの違いは、誰に何を提供してお金を得ているか。
簡単にまとめると、
E:雇用主に時間を提供している
S:委託先に能力を提供している
B:使用者に権利を提供している
I:事業者にお金を提供している
こうなります。詳しくは第2章をご覧ください。
ここで一番伝えたいことは、それぞれのクワドラントがさらしているリスク。
一目でわかるよう、上の図をイジるとこうなりました。
左側は時間を、右側はお金をリスクにさらしているのです。
左側は時間を確保しないと収入を得られず、右側はお金です。
こう言ってしまえば単純ですが、これ以降の章でかなり重要な考え方になるので、このタイミングで説明しています。
なぜリスクの話をしたかというと、この章で1つのクワドラントに留まるリスクを説明したかったから。
それぞれにどんなリスクがあるのか、簡単に書いてみます。
E:会社がつぶれる、解雇される
S:自分の体調が崩れる
B:従業員がいなくなる、お金がなくなる
I:社会情勢に大きく左右される
こんなところでしょうか。
どこにいても違ったリスクがあり、一つのことに頼りすぎると、そのリスクに直面してお金を得られない状態になってしまうのです。
お金がないと人は生活できない。だから、リスクはなるべく分散させたほうがいい。
そう気づいてほしいと思い、第3章を書きました。
では、どうすればそのリスクを回避できるのか?お金をリスクを理解し、どうすればお金とちゃんと向き合って生活ができるのか?
それは、複数のクワドラントからお金を得ること。つまり、複業をしていくことです。
これをハイブリットクワドラントと呼んでいます。
1つのクワドラントのリスクに直面したとき、他のクワドラントからお金を得られていれば、安心ですよね。
例えば、E+S。平日は会社員だけど、週末はデザインや執筆などの仕事を受けるのがこのE+S。
他には、店舗経営と店長を兼任するB+S、社長ながら営業も行うB+Eなど。
そして、ハイブリットクワドラントの際に最も力を発揮するのがIクワドラントなのです。
他の3つのどこかから収入を確保しながら、その一部を投資に回すことでIクワドラントからもお金を得られるのです。
自分の時間は使わないので、本業に集中しながら収入源を分散できるのがIクワドラントの最大の持ち味です。
自分を守るため、自分のやりたいことに集中するため、ハイブリットクワドラントを目指していきませんか?というのが僕のメッセージなのです。
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お金について考えるのは怖いことでもありますが、必要なこと。必要になれば、楽しく向き合うことができるようになります。
そうすれば、自分自身の生活や働き方についても理解できるようになるでしょう。
そのきっかけとして、この「キャッシュフロークワドラント」について興味を持っていただければ幸いです。
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