人生の「潮目」を見逃すまじ
タイトルに書いておいて気になったので、「まじ」について改めて調べてみましたが、古文で打消推量や打消意志で使われる言葉ですね。
「許すまじ」は、「絶対許さない」という「〜しない」の意志を固めた時に使う言葉です。
ちなみに、Googleで「まじ」と検索するとサジェストで「まじ seriously」が上の方に出てきたのはちょっと笑った。
「やばい 英語」の結果は「terrible」だったので、「マジやばい」は「seriously terrible」になりますね。
冗談はこの辺にしておきます。
タイトルにもあるのですが、人生の「潮目」を見逃すまじ、が今回のテーマです。
人生の「潮目」って誰しもにあると思うんですよ。
仕事を変えたくなったり、今までの交友関係が面白く無くなってきたり、新たなお誘いが増えてきたり。
それを僕は「潮目」だと考えるようにしています。
そもそも「潮目」とは、海で塩分濃度の異なる海流がぶつかる場所のことを指しています。
ちょうど僕が住んでいる宮城県石巻市の海域は、黒潮と親潮がぶつかる潮目に位置していて、プランクトンが集まってくることからいろんな魚が育ってよく獲れます。
また、「潮目」には「流れゆく物事が向かう方向。また、情勢が変化するその境目。」という意味も含まれており、僕が考える「自分の人生に変化が起こっている時期や出来事」も「潮目」と表現して差し支えなさそうですね。
要するに「流れが変わるよ」ってことです。
では本題へ。
自分自身における「潮目」に気づいた時、僕は「見逃さない方がいい」と考えています。
簡潔に書けば、その変化に乗って行動を起こした方が自分で人生を選択できて、気づきながらも何もアクションしなかったら自分以外の誰かのペースにどんどん飲み込まれていく、という理由です。
海流と海流がぶつかっているエリアなので、相当な水圧がかかっているわけです。
その強い方の海流に乗り換えたり、その潮目から抜け出して新しい場所に移るとまた自分の意志で泳ぎ始められますが、その流れに抵抗しようとしたり、なすがままにしてしまったら最悪おぼれてしまいます。
だから、自分が潮目にいることに気づいた時は、それを見逃すことなくちゃんと次のアクションを取った方がいい、と考えるのです。
僕はこれまで4社に勤めてきて、今は自分で会社を経営している身ですが、会社員時代はこの「潮目」を見逃さずに行動してよかった、と思っています。
特に、最初の転職で土木技術者→編集者という例の少ないキャリアチェンジをしたのですが、その時は「文章を仕事にしたい」という気持ちが強くなって、その気持ちを抑えて元の会社に残る方がストレスになる、と思って転職に踏み切ったのでした。
あの時転職しなかったら、多分いろんなチャンスを逃していたでしょう。
このように、仕事でもプライベートでも「そろそろ潮時だな」と感じる時があると思いますが、一度潮時だと思ったことが「やっぱりまだいける」に覆ることはなかなかないはず。
だから、潮目にいるとわかった時は、まずそれを自覚して、速やかに次の行動に移った方がいい、と考えているのです。
その潮の流れに飲まれてしまうと、いろんなチャンスを逃してしまうから。
僕自身も、この意識を強く持っておこうと思います。
僕はとにかく、どんどん変わっていきたい。
変わることを楽しんで、自分自身も想像がつかない人生を歩んでいきたい。
そしてそれは、周りにどう思われるかではなく、自分がどう思うかで決めていきたい。
だから、人生で潮目が何回も訪れると思うけど、それを見逃さず誤魔化さず、ちゃんと受け入れて前に進んでいきたい。
今回書いたことは、最近自分自身が反芻していることです。
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