まだ俺は変われる 自分で変えてみせる
「まだ変わらなきゃいけない」
「このままじゃダメだ」
被害妄想が少し激しい僕は、こう思う頻度が少なくありません。
僕の一言が他人を悲しませてしまったんじゃないか?
自分ができなかったことで、他人に迷惑をかけているんじゃないか?
できたことよりできなかったことに目を向けてしまい、一人落ち込んでしまうこともあります。
だから、いつも不安で、いつも悔しいのが正直なところです。
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2月11日。
3連休の最終日というだけで特に何も意識していなかったのですが、すごく大事なことを思い出しました。
2017年2月11日。つまり2年前の今日。
UVERworldが男性限定ライブで日本新記録を樹立した日でした。
観客は男性のみの通称「男祭り」。
23000人もの男が集まり、日本一を獲ったのです。
僕も、このライブに参戦していて、一挙手一投足をよく覚えています。
とてつもないあの熱量を、忘れられるわけがありません。
このライブで、僕はボロボロ泣いていました。
嬉しいのか悔しいのかわかりませんが、とにかく涙が止まりませんでした。
その頃、本当に自分に自信がなくて、暗い顔をして過ごす毎日。
やりたいことは何もないし、仕事にも身が入らないし、プライベートも何もうまくいかない。
そんな中で参戦した日本一のライブだったので、僕の心にすべてが刺さってきたのでした。
この日、僕の心に強烈に芽生えた感情があります。
「これだけ変わる勇気をもらったんだ。ここで変わらなかったらどうするんだよ」
それまでの自分に惨めさを覚え、この日を境に本当に変わろうと。
2年前の今日、UVERworldは僕に「決意」を与えてくれたのです。
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そして、2年後の今日。
充実した気持ちで一日を終えようとしています。
2年前には出会っていなかった人たちと一緒に、プロジェクトを進めたり、お願いされた役割をこなしたり、自分が書きたいことを書いたり。
当時にはやっていなかったこと、関わり合っていなかった人が確かに僕も目の前にあるのです。
何より、笑って過ごせるようになったのです。
だから、2年前の僕に言いたい。
「あのとき泣いてたお前は、ちゃんと変われたぞ」
そして、こうも言いたい。
「変わったお前はまだ変わりたいと思ってるぞ。まだ変われるぞ」
僕にとって大切すぎたあの涙は、いい一滴となって僕を照らしてくれました。
だから、そんな一滴を僕を信じてくれる人にも届けたいし、今の一滴は未来の自分のためにあるって信じたい。
大切に思う人たちにまだ光を灯せていない。一度離れてしまった人たちを迎えにいけていない。
だから、変わらなきゃいけないんです。
変わらない強さ、変わっていく勇気を持って、大切な人たちを守るために。