腐るのは簡単、そこからどうするか。
完全に自分ごとですが、おそらく今、岐路に立っています。
8歳から27歳の今までずっと続けている野球のことです。
中学校に入ってから現在まで、基本的にはピッチャー一本でやってきました。
対して活躍したわけでもないですが、ピッチャーとしてそれなりにやれてたような気がします。
社会人のクラブチームでプレーしていて、今年でもう3年目です。
自分のレベルや、チームでの立ち位置などが大体わかってくる頃です。
仕事でも、3年目ってそんな感じですよね。
13歳のころからずっとピッチャーをやっているのですが、最近色々と考えさせられることがあります。
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今年に入って、あからさまに出番が減りました。
愚痴るつもりは一切なく、事実を述べているまでです。
理由は単純明快で、僕よりも良いピッチャーがたくさんいるから。
僕以外のピッチャーのほとんどが20歳前後で、ほんとにいい球投げるんです。
だから、僕の出番が減るのは至極当たり前なことで、頭ではちゃんと理解しています。
また、その投手陣のまとめ役を任せてもらっているので、そこまで悲観的にはなっていません。
ですが、貴重な週末を野球に使って、そのために平日夜もトレーニングを積んで、
それでいて試合に出れないのはちょっとキツいものがあります。
「俺は何しに来てるの?」とか「トレーニングする意味なくね?」とか心の弱い僕はたまに思ってしまうんですよね。
27歳サラリーマンで技術的にも大きな進歩はなさそうで、「選手生命これで終わり?」とも考えてしまいました。
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でも、自分の信条に従って冷静に考えてみました。すると、こんな言葉が出てきたのです。
腐るのは簡単。そんなのは誰でもできる。
「自分には無理だ」とか「これ以上はやれない」とか考えるのは誰でもできるし、つまらないんですよね。
簡単に負けを認めて食い下がるなんて、そんなつまらない大人になるつもりはありません。
19年野球をやってきて、諦められるタイミングなんていくらでもありました。
高校でエースナンバーをもらえなかった時、大学で怪我してまともに試合に出られなかった時、社会人になって肩を痛めた時。
でも、僕は辞めようとはしませんでした。
なぜなら、野球が好きだし、自分自身にまだ夢を見ていいと思ってるから。
それと同時に考えていたのは、僕はピッチャーをやりたいんじゃなくて野球をやりたいということ。
つまり、ピッチャーじゃなくてもいいんです。とにかく試合に出たいんです。
ピッチャーを始めて14年くらい経つけど、過去をひきずる必要はないと思っています。
過去をひきずって今に希望を見出せないのなら、過去なんて捨てたほうがいい。
実際これからどうするかはわかりませんが、僕自身の戦い方を変えてでもチームの勝ちに貢献できるような働きをしていこうと思います。
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自分の納得いかないことが目の前で起こったとき、
腐るのは簡単、そこからどうするか。
によって人間が試される気がします。
腐るのは簡単。腐った自分を正当化するようなつまらない大人になるつもりはない。
倒れない限り、挑戦し続けられる。
俺達はもう・・・
そうガキじゃない
でもつまらない大人に
なったつもりも無い
無謀な夢叶えて言ってやるよ
此処に希望はまだある
お前にだってある
Q.E.D./UVERworld