できないことを恥じる必要はない
「人生一回なんだし、一度は海外で働きたいなあ」
最近、ふとそう思うようになりました。
そう思ったので、MENTAでメンターを探して英会話レッスンを受けることにしたり、
海外移住計画への行動を少しですが始めました。
「英語か〜」と色々考えていると、僕が感動した話を一つ思い出しました。
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大学院のときに、学会発表のためにペルーに行きました。
国際学会ということで、世界中から研究者たちが集まっており、すごく刺激的な経験でした。
論文を読んだことがある先生が目の前にいたり、「大学院行ってよかったなあ」と思うばかり。
ということで、世界中の人と必然的に会話をすることになるのです。
つまり、英語で話すことになるのです。
修学旅行以外で海外に行ったことがなく、また、英語を話すのが得意ではなかったので、
研究発表よりも英会話のほうに緊張していました。
毎日毎日懇親会があり、毎日毎日英会話をしていたわけですが、
当初想像していたよりも楽しい時間を過ごすことができたのです。
それには、こんな理由があったのです。
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初日の懇親会のときに、アメリカから来た学生の女の子と話す機会があったのです。
Renee(レネー)という女の子。
Takashi「My name is Takashi. I'm from Japan. Nice to meet you.(タカシです。日本から来ました。よろしく!)」
Renee「My name is Renee. I'm from America. Nice to meet you, too.(レネーです。アメリカから来ました。こちらこそよろしく!)」
と挨拶を交わすわけです。
Reneeが会話をリードしてくれたので、ぎこちないながらも会話はなんとか続けられました。
ですが、国際学会の場で、そんなぎこちない英語しか話せないことが申し訳なくなって、
思わずこう言ってしまったのです。
T「I'm not good at speaking English.(英語苦手やねん。)」
こめんな的なニュアンスで伝えました。
すると、それを聞いたReneeが僕の価値観を変えるような一言を放ちました。
R「No problem. Because I'm not Japanese, I can't speak Japanese. Don't be shy!(問題ないさ。私も日本人じゃないから日本語話せないし。恥じることはないよ!)」
僕は、その一言が本当に嬉しかったのです。
できないことに対して劣等感を抱いていた僕に対して、「できなくて当たり前だから気にするな」と言ってくれたことが。
その一言で僕の気持ちが一気に楽になりました。
そのおかげで、学会中色んな人に話しかけることができて、楽しい時間を過ごすことができたのです。
僕が読んだ論文の著者であるイタリア人の先生と、肩を組んで写真を撮ったり笑
それもこれも、あの一言がそうさせてくれたのです。
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僕は、ここから一つ学びました。
できないことを恥じる必要はない
できる限り一生懸命やればいいし、できないならできるようになればいい
人間は完璧になることはできない。
できないこともたくさんある。
それに対して、「できなくて当たり前」と割り切ることが、自分を次に進めるためのコツなのかもしれません。