成長の定義は、人それぞれ違っていい
「成長するために」とか、「成長しなさい」とか、
「成長」という言葉を聞く機会が増えた気がします。
もちろん、「成長」は人生において超重要課題で、
成長によって人生がどんどんアップデートされていくものだと思っています。
ですが、自分の人生を振り返ると、「成長」という言葉をあまり意識していませんでした。
が、確実に成長はしています。
そこで、僕の中の成長の定義はなんだろう?と考えてみることにしました。
「成長」という単語に苦しめられている人にとって、前向きに捉える考え方を提供できれば幸いです。
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まず、成長という言葉について調べてみました。
●人や動植物が育って大きくなること。おとなになること。「子供が成長する」「ひなが成長する」「経験が人を成長させる」
●物事の規模が大きくなること。拡大。「事業が成長する」「経済の高度成長」
ということのようです。
全面的に納得します。
この世に授かった僕という命は、今では180cmの大人になりました。
これはまさに成長です。
また、僕の大好きなUVERworldも、最初はライブに3人ぐらいしかお客さんが来なかったのに、今ではドーム規模が即完売するようなバンドになりました。
これもまさに成長です。
目にわかる結果があれば成長したかどうかがわかりますが、
この結果は全て結果論だと思っています。
僕自身も、180cmになりたくてなったわけじゃありませんし、
UVERworldも、ドーム規模のライブをすることを成長の定義としていたわけではないはずです。
それなのに、「成長しろ」「成長しろ」とか言われても、逆に息苦しいだけだと思います。
建設現場で働いていたときの僕がまさにその状態でした。
「成長ってなんやねん!」と。
そこで、僕が成長したなーと思う部分から、僕なりの成長の定義を唱えていきます。
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僕が成長したと思う部分は、「仲間が増えた」ということ。
周りに馴染むことが得意じゃなく、ずっと一人で突っ張ってきた僕にとって、
仲間が増えたことが本当に嬉しかったのです。
志を同じにできる仲間が少しずつ増えていき、人生が急加速した気がします。
では、なぜ仲間が増えたのか?仲間とは何なのか?
これを考えることによって、僕の成長の定義が見えてきたのです。
それは、
自分を求めてくれる人が増えること
でした。
皆完璧でないこと、苦手なことがあるのは当たり前で、
だから人間は仲間を求めるのです。
他人にはできない何かが自分にあるからこそ、自分のことを求めてくれるのです。
努力をすることで、自分の長所が一つできる。
その長所に人は惹かれて集まってくれるのでしょう。
そこに気づけたおかげで、僕の気持ちはずいぶん楽になりました。
「成長を求めて生きる必要はないんだな」と。
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「成長」という言葉に苦しめられている人に伝えたい。
成長とは立ち止まらないことでなくても、変わり続けることでなくてもいい。
また、他人を蹴落としてまで上に行くことじゃなくてもいい。
自分で成長の定義を決めればいいのです。自分の過去を振り返ってみて、「ここが成長したな」と思う部分を定義として決めればいいのです。
僕の場合は、こう決めました。
自分を求めてくれる人が増えること
もしこれに共感してくれる人がいるなら、その成長を実感するために意識してほしいことが一つ。
友達でもいい。彼氏彼女でもいい。同僚でもいい。家族でもいい。
一番近くにいる人を大切にしてください。
その人は、既に自分を求めてくれている人なので、
求めてくれている実感を噛み締めてください。
成長とは、実は自分の隣にあるのかもしれません。