見出し画像

「変わったのはその人自身ではない、その人を見る周りの目だ」

自分自身を客観視したいと思い、僕個人として知り合いに取材を申し込みました。

僕の自己紹介は自分で書けはしますが、それは自分自身の主観でしかなく、世の中で共感を生む確率はもしかすると低いかもしれない。

そう思って、自分以外の人に自己紹介を作ってもらうことにしたのです。

何を聞いてもらおうか?と色々考えているのですが、
自分自身の考えの根源となった強烈な出来事や、転機となった出来事は話したいなーと思い、自分の過去をざっくり振り返っているところです。

すると、一つ重要なことを思い出したので、備忘録的に書くことにします。

----------

小学校のころと中学校のころで、人間関係が大きく変わる人は意外と多いと思っています。
僕もその一人です。

小学生のときは皆純粋で、他人を見る目も純粋だったような気がします。
勉強ができたら皆教えてほしいと寄ってくるし、運動ができれば色んな遊びに誘われるし、絵が上手かったら皆に褒められるし。

ですが、中学生になるとそうはいかないことが多く起こります。
やんちゃな子供が増えて目立つようになると、その集団が権力を握るようになります。

悪さをできたり、ケンカが強い人が人気者になっていく。
その結果、勉強ができる人が妬まれたり、まじめに生きている人がバカにされたり。
やるせない毎日を送った方もいるんではないでしょうか。

----------

よく考えてみると、そうやって納得のいかない扱いをされるようになる人って、本質は何も変わってないんです。

その人自身ではなく、その人を見る周りの目が変わったのです。

自分にない能力や良さを持つ人に対して、妬みや嫉みを持って否定するおかげで、本来ある素敵なものが隠れてしまっているだけなのです。

そのせいで命を絶つ子供も少なくないので、個人的には何とかしたい問題だと思っています。

まっすぐ生きている子供に対して、そのまままっすぐ生きていっていいということも伝えたいと思っています。

----------

ということを考えていて思い出したのが、
僕の大好きな金色のガッシュ!!という漫画でした。

100人の魔物たちが魔界の王様を目指し、人間とパートナーを組んで戦っていくという物語です。

主人公のガッシュ・ベルとパートナーとなったのが天才中学生の高嶺清磨。

ガッシュと清磨が出会った頃、清磨は周りの同級生から煙たがれていて、不登校になっていたのです。
同級生はもちろん影で色々言っており、清磨自身も自分で勉強したほうが早いと学校に行く気すらありませんでした。

第一話で、そんな清磨と出会った心優しいガッシュは、あんな手こんな手を使って清磨を学校に行かせようとしていたのですが、
悲しいことに同級生(不良)から清磨の悪口を直接聞いてしまうのです。

「あいつなんか・・・永遠に学校なんか来なくていいんだよ!!!来てほしいと思ってる奴なんか誰もいねんだよ!!!」

高らかと悪口を言う不良に対し、清磨を信じているガッシュが放った言葉が読者の涙を誘いました。

「だまれ!!!お前に清麿の何がわかる!?
清麿は悪くない!!!だから私は清麿を助けに来たんだ!!!
清麿は、好きで天才になったわけじゃないんだぞ!!!
清麿の父上が言ってたぞ!小学校までは普通に友達と遊んでたって!!
中学になって、だんだん友達が清麿の頭の良さをねたみ始めたって!
清麿が変わったんじゃない!!!
清麿を見る友達の目が変わったんだ!!!
清麿が実際何をした!!?
今日、学校に来た清磨が何をした!!?
おまえのように誰かを傷つけたか!?
おまえみたいに弱い者から金を奪ったか!!?
学校に来なくていいのはおまえの方だ!!でくの坊!!!
これ以上私の友達を侮辱してみろ!!!
おまえのその口、切りさいてくれるぞ!!!」

この言葉で、勇気づけられた読者も多いのではないでしょうか。

他人から批判されるようになっても、それに恐れる必要はない。
変わったのは自分じゃなくて、周りの目なのだから。

まっすぐ生きている人には、いつかまっすぐな人が自分の近くに現れます。
周りが何を言ってこようと、自分が変わらなければ自分の望む環境を手にできるのです。

そんなことを伝えたくて、今生きてます。

それを信じてもらえるように、これからの僕がまっすぐ生き続けて証明していきます。

いいなと思ったら応援しよう!