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あの日の哀しみは、今日の幸せのために。明日を生きる我らがmidnight sunです、よろしくどうぞ
本日2021年2月16日、愛媛県松山市にて株式会社midnight sunを設立しました。
僕一人で作る初めての会社を、地元である愛媛で立ち上げました。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45704081/picture_pc_2b08d0fa2ed52c0455e7c1e45fae2bd8.png?width=1200)
(パーカーのロゴが、僕の注文ミスで中央からちょっとズレるという、不安すぎるスタートですが…)
正確に言うとまだ登記は完了しておらず、登記完了日は明後日の予定ですが、「設立日=法務局に書類を提出した日」なので、設立日:2021年2月16日は事実です。
まずは、設立までサポートしてくださった方々、応援してくれたり相談に乗ってくれたりした方々、本当にありがとうございました。
おかげさまで、今日という日を迎えることができております。
さて、このmidnight sunという会社について、僕自身の想いについて設立記念に書き留めていこうと思います。
社名の由来
midnight sunという社名の意味は、文字通り「真夜中の太陽」です。
どんな闇でも明るく照らす、そんな太陽のような人になりたいと願ってつけた名前です。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45704323/picture_pc_c08bdd6be76e3ea83e71fd95eff82769.jpg?width=1200)
そう願ったきっかけが3つあり、それを簡単にご紹介いたします。
①2017年元旦の初日の出
よく覚えているのですが、2017年元旦の初日の出は、今までよりもかなりあたたかみのあるものでした。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45704716/picture_pc_5761431f575423199b79fbf45382a223.jpg?width=1200)
2016年末、自分のカッコ悪い生き方ゆえに、僕にとって大切な人を傷つけてしまい、多分嫌われてしまいました。
その自分に失望し、ダサい自分に嫌気がさしていたのです。
そんな中で見たこの太陽。
同じ太陽が毎日昇っているはずなのに、毎年昇っているはずなのに、この日だけは、2017年元旦だけは何か違いました。
僕の心を癒してくれるような、力を与えてくれるような、そんな太陽でした。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45704728/picture_pc_beff6c13297c9fd32b122c7d52889402.jpg?width=1200)
そのおかげで僕は「ここからまた頑張ろう」と思えたし、「この光のような人になりたい」と思った最初のきっかけでした。
②2018年2月に出した初めてのSOS
2つ目は、一社目で発電設備の建設工事で現場監督をしていた頃。
一緒に現場に入った上司とうまく行かず、これでもかというくらい怒られる毎日でした。
僕が仕事ができなかった、コミュニケーションをちゃんと取れなかったのが元々の原因だとは思いますが、お叱りが段々エスカレートしてあることないこと言われるように。
笑っても怒られる怒っても怒られる、報告しても怒られる報告しなくても怒られる。
ホント、何をしても何もしなくても怒られる状態。
さすがに僕もおかしいと思い始めましたが、とはいえ誰にも相談できず一人で抱えていくうちに、僕の精神状態が徐々に悪化。
睡眠も短くなっていったし、しまいには誰の目も届かないところで一人で掃除したりしていました。
壊れてましたね。
で、ある時、その様子を見かねた部署の部長が現場に来てくれて、「しんどくなったらいつでも電話をかけてこい。我慢なんてしなくていい」と言って電話番号を渡してくれました。
そこではもう少し踏ん張ろうと思えましたが、その後さらにお叱りがエスカレート。
その結果、僕が我慢の限界に達し、ちょうど3年前のある夜、部屋で「誰か助けてくれ…」と一人でボソッと漏らしたことをよく覚えています。
そこでその電話番号に連絡し、結果的に本社に戻ることになったのですが、部長がいなければ僕はもっとひどい精神状態になっていたと思います。
その部長が、電話番号が、僕にとっての救いの手になりました。
③僕を頼ってくれる人が増えた
ここまでの2つは少しネガティブなことでしたが、最後3つ目はポジティブなこと。
2018年7月にベンチャーの出版社に転職し、そこから明らかに人生が楽しくなりました。
「仕事ってこんなに楽しいんだ」って思えたのも、それ以降の出来事です。
社会人3年目の転職は、周りを見渡しても早い方のようで、それ以降キャリアに悩む友達が僕に相談してくれるようになりました。
②の出来事で自信を失ってしまっていた僕にとって、頼ってくれる人が一人でもいるのは「嬉しい」の一言です。
また、自分で言うのも変ですが、僕との出会いをきっかけに、自らの可能性を拡げていった人も何人かいます。
デザイナー経験がなかったけど、僕が依頼をしたことがきっかけでメキメキ力をつけ、今ではフリーランスデザイナー/アーティストとして活躍している人。
公務員志望だったけど、僕との出会いから2社でインターンを経験し、学生ながら大手企業のSNS運用を担当している学生さんなど。
微力ではありますが、僕自身の存在が、誰かにとっていい影響をもたらせているのかもと思うと、僕自身も救われた気持ちになります。
(このロゴを作ってくれたのも、上記のデザイナーさんです)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45706197/picture_pc_306127cac2ee4c8ecb94734b62b3cb6c.png?width=1200)
ミッション、ビジョン、バリュー
社名の部分が長くなりましたが、次に(現時点の)ミッション、ビジョン、バリューについて。
ミッション:明日を生きる
非常にシンプルな言葉にしました。
ここ3か月くらいずっと考えていて、なかなか答えが出てこなかったのですが、ある日のランニング後にスッと出てきてしっくりきたので採用しました。
今まで、昨日まで、今日までうまくいかないことがあったとしても、明日はきっと何かが変わるはずだし、今日は明日を変えるためにあると思っています。
今日までの悲しい出来事だって、明日のヒントになるかもしれないし。
そんな、今日よりも素敵な明日を、今日まで迎えられなかった明日を、僕は先に迎えにいき、あなたと一緒に歩めるように背中で引っ張っていきたいと思い、このミッションにしました。
バリュー:伝えたいことは今日伝える
とはいっても、明日を生きられる保証はどこにもありません。
明日この世にいない可能性だって十分にありえます。
そう思うのは、大学時代に2回死にかけた経験が影響していて、「人って簡単に死ぬんだな」と身をもって体感しているためです。
だから、後悔のないように、今日よりも良い明日を迎えるために、やはり伝えたいことは今日伝えた方がいい。
そういう想いがこもったビジョンです。
バリュー:思いつく前に行動する・他人の痛みにまで鈍感にならない・誰のせいでもないことを自分のせいにしない
基本的には自分が思ったことを思ったようにやればいい、ただ他人のことをちゃんと想った上で行動していたい。
そして、世の中の問題のほとんどは誰のせいでもないから、自分のせいにして立ち止まる必要はない。
自分自身の、ある種一歩引いた性格を表したつもりです。
事業内容(やりたいことベース)
じゃあ具体的に何をやるの?ということですが、やっていることやりたいことごちゃ混ぜにして書いていきます。
(詳しくは動画で話しているので、ここでは簡潔に書きます)
①コミュニケーションデザイン
その名をとおり、コミュニケーションをデザインする事業です。
テキストコミュニケーションの普及やワークショップ・イベントのモデレート、会議進行の技術向上などを指します。
個人同士のコミュニケーション、チーム内のコミュニケーションなどをより豊かなものにし、日々の仕事や生活に彩りをもたらしたいと思っています。
②経営者のライティングサポート
一言でいえば「ゴーストライティング」ですね。
広報、取材、ピッチなど経営者は多方面で言葉を使い、「伝える」ことがより重要なポジションになりますが、文章を書くのが苦手(言語化するのが苦手)という方も少なくありません。
そこで、言語化や考えの整理が得意な僕が、「どんなときにどういう言葉を発していくべきか」を一緒に考えて言語化し、時には代わりに文章化ができればいいなと考えています。
③学び合いプラットフォーム「マナビアイ」運営
すでにα版を始動させているのですが、教える⇔教わるの関係性ではなく、お互いの特技と課題をマッチさせる「学び合い」の仕組みの構築を進めています。
お互いのやりたいことのために、お互いが手を取り合って学び合うような空間ができると、学ぶことも教えることもハードルが下がったり楽しくなったりすると考えています。
④ビジネスパーソンのコンディショニングサポート
頑張りたいけど忙しいビジネスパーソンのために、体を整えて最大限のパフォーマンスを出したい人を支えていきたいと考えています。
頑張っている人、輝いてる人に限って体を壊したり体調を崩す人が後を絶たないのを、僕は黙って見ていられませんでした。
そもそも、仕事で体を壊す人が多すぎます。
仕事は誰かを幸せにするためにあるのに、自分が不幸になるなんておかしくないですか?
だから、頑張るけど自分の体も労われるように、「ストイック」とたまに言われる僕が伴走して支えていきたいです。
midnight sunの在るべき形
最後に、midnight sunを通じてどんなことを伝えていきたいか、どんな姿を目指していきたいかを書きます。
会社を立ち上げたといっても、やることは今までとは変わらないと考えています。
自分の幅を超えて色んなことにトライし、「何歳からでも、どこにいても何でも始められる」ということを示していきたいなと思います。
また、midnight sunは、僕が憧れるTAKUYA∞さんにとってのUVERworldのような存在。
意味わからないと思いますが、僕の中では一番しっくりきています。
株式会社という形式になっていますが、midnigt sunは遊びでもないしビジネスでもありません。
midnight sunは、僕が作りたい世界観そのものであり、僕の生き方そのもの。
そう胸を張って言えるよう、自分自身に目を向けて祈りながら走っていこうと思います。
どんな闇の中でも明日を照らす。
いつか、あなたのmidnight sunになれますように。
(以下の動画にて、ここまでの内容を詳しく話しています)
明日2月17日22時より、真夜中だけオープンするオンラインカフェ「midnight cafe」をやるので、お時間のある方はぜひ遊びにきてください☟
ここからは、動画では話していないことについて書きます。
設立日も本社所在地も特に意味はない。と思ってた
タイトルの「あの日の哀しみは、今日の幸せのために。」の部分について。
設立日を2月16日にした理由は、正直「なんとなく」です。
11月末に会社員を卒業して、3か月くらいは空白期間が欲しいなと思ったのと、2月の大安の日を調べて「16日がちょうど良さそう」と思ったくらい。
また、地元で会社を設立したのも、特別な意味はありません。
「地元に貢献したい」みたいな気持ちも正直ありません。
会社を作るのはどこでもよかったのですが、地元にしたのは「説明がつきやすい」ためです。
最近縁ができた土地や昔住んでいた地域で立ち上げて、「なんでそこにしたの?」と聞かれたときに理由を作るのが面倒だと思って。
「地元だから」が一番説明しやすい、という理由で選んだのが愛媛なのです。
松山にしたのも、交通の便がいいから。
だから、設立日も本社所在地も特に意味はない。
そう思っていました。
しかし、自分でも気づいていない、特別な意味があったのです。
設立日も本社所在地も必然だった
ミッションや事業内容等を考えるための参考に、過去の出来事について振り返っていたとき。
社名の由来のうち②の建設現場での出来事が、やっぱり僕を奮い立たせてくれている、と気付き始めたときのことでした。
人生で初めてSOSを出したわけで、当時は「仕事から逃げるなんてかっこ悪いことをしてしまった」と思っていました。
しかし、3年経った今振り返ると、「よくSOSを出したな、よく勇気を出したな」と思うし、当時の自分を全力で褒めてやりたいくらいです。
(仕事ができない自分は褒められないけど)
で、ちょっと怖かったものの、3年前のカレンダーを見てみたんですね。
確か、金曜日にこっぴどく怒られて、金曜の夜に部長に電話をしたのですが、2月の何日だったんだろう?と気になって調べてみることに。
すると、なんと、2月16日でした。
目の前の現実から逃げることしか考えられなかった人間が、ピッタリ3年後に自分の会社を作っている。
このことに気付いた瞬間、本当に涙が止まりませんでした。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45709469/picture_pc_99cb6cf971fee41977ef010e4ae1cb55.jpg)
さらに、その建設現場は愛媛の現場でした。
故郷に錦を飾るつもりで現場入りしたのに、任務をコンプリートできずに東京に逃げ帰ってしまった苦い思い出の地です。
その逃げ帰るときに「次は大きくなって帰ってくるぞ」と心に誓い、この会社を作ることがどういう意味を持つのかわかりませんが、少なくとも3年前の今日よりは幸せな気持ちです。
だから、2月16日に設立したのも、愛媛に登記したのも、きっと必然だったのでしょう。
あの日の哀しみは、今日の幸せのために
この事実に気付いたときから、タイトルに「あの日の哀しみは、今日の幸せのために」とつけようと決めていました。
あの日の哀しみだってきっと意味があったと思うし、これから出会う哀しみにもきっと意味がある。
そして、生きている限りは幸せに変えられる可能性があるし、未来が待っています。
僕が、いや、僕たちがmidnight sunになれれば、それを証明し続けられる。
midnight sunがあなたの光になるよう、目の前の今日を生き続けたいと思います。