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誘発入院からの出産

前回の投稿からもう3週間も過ぎてしまったけど、無事にお腹の赤ちゃんが産まれて今日で生後23日目。
毎日赤ちゃんのお世話でばたばたの日々。

忘れないうちに、出産の記録を。

誘発のために10月10日に入院。
1日目は子宮口を柔らかくする薬を使ったけど、ほとんど効果が無かった、、ということで、2日目は陣痛促進剤の点滴を開始。

点滴の管とNSTをお腹にずっとつけていたので、身動きをとるのが気をつかうし、トイレにいくのも点滴をいっしょに持ちながらで煩わしかった。。
朝から夕方くらいまでやっても陣痛らしきものはこず、先生の内診があったけど、相変わらず子宮口はかたいまま、、でその日は終了。

そもそもなんで、子宮口がこんなに開かないのかっていうのは、5年以上前になるけど、子宮頚がんの検査にひっかかり、子宮口の入り口を少し切除する手術をしたことがあり、その傷跡のせいで子宮口が固くなっているのではないか、、とのこと。
妊娠初期の頃はその手術のせいで、子宮頚管が短くなっていたりして、早産のリスクがあるっていうのは聞いていたけど、まさか産むときになって、その影響が出てくるとは、、と。

そして3日目、朝から先生の診察があり今後の方針についての選択肢を提案してくれた。

1・昨日とは別の促進剤をしてみる。薬効かなかったら、帝王切開。
2・1日休んでみる。そそてあさってもう1回促進剤。
3・帝王切開する。

時間をおいてみるっていうのはあんまり意味がない気がして、そしてすぐに帝王切開するっていう決断もこころの準備ができてないので、とりあえず別の促進剤にかけることにしてみた。

そして薬を朝から点滴。
点滴が半分以上減っても全然陣痛がくる気配がない。。
お腹も痛くなく元気でひまだったので、急遽浮上した帝王切開についてネットで調べまくっていた。
ふつうに産むと思っていたので、出産のYouTubeを見まくって、呼吸法や陣痛の痛みを逃す方法とか、準備万端でいたのに、まさかの帝王切開になるかもなんて。
おなかを切るのはやっぱりちょっと怖いのでほんとにそうなったら嫌だなあなんて思ってた。

お昼頃、先生が急に現れて具合を見にきた。
私がベッドに座ってスマホを見てる様子を見て、元気そうだねー、、と一言。促進剤、まったく効いていない様子をみてもう帝王切開するかな、という空気に。。

そこからは手術室がいま空いてるからということで、あれよあれよという間に帝王切開の準備に入り、手術の同意書などの説明をされ、旦那さんにLINEで報告、その間に看護婦さんに着圧ソックスをはかされ、、。
では手術室へ行きましょうというかんじで、歩いて手術室へ。

手術が決まってから30分足らずで手術室のベッドに到着しました。

急展開に気持ちがついていかないまま、背中に麻酔を打たれ、赤ちゃんを出す時はぐいぐいとお腹を押されたりした。
そしてわりとすぐに、「産まれますよー」という先生の声。
出てきた瞬間はみえなかったけど、赤ちゃんが出された雰囲気、そして数秒後に元気な産声が聞こえて、赤ちゃんが出てきたんだーと実感して、ひとり涙をぽろぽろと流しました。

下半身麻酔だから、周りの人たちの声がよく聞こえて、出てきた瞬間に付き添っていたくれた助産師さんが、「あ、かわいい。」と言ってくれたのがうれしかったなぁ。

おなかを縫っている間にきれいにされた赤ちゃんが運ばれてきて、胸のところにのっけてもらえた。
どうやってさわったらいいのかよくわからなくて、とりあえず、頭をなでたりしてたっけ。

下から産んでないからか、赤ちゃんはイメージより白くてきれいに見えたなあ。
ついさっきまでお腹の中でぼこぼこしてたなんて、そして、ほんとに人間の形になってちゃんと生きてるってことに、感動しました。

手術室に入ってから終わるまではだいたい45分くらい?だったっけかな。陣痛をあの手この手で起こそうとしても産まれてこなかったのに、おなかを切ってしまえば、あっけないものでした。

産んでからは自分のお腹の傷の痛みとか、赤ちゃんのお世話が息つく暇もなく始まって、出産の瞬間の気持ちがどんどん薄くなってきてしまうけど、一生に一度、そしてもう2度と味わえない気持ちをこうして残して、また忘れた頃に想いを振り返れたら、と思いました。



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