50歳からは『とにかくやってみる』
先月、50歳になった。
25歳で結婚し、30歳で出産。
それから20年間、笑ったり泣いたり喜んだり怒ったり。
家事と育児にと、日々のアレコレに追われていたら50歳になっていた。
50歳のカウントダウンが始まった数年前から、50歳になってしまうと焦燥感が湧いてきた。
20歳になった時は、傍若無人でも許される無敵の10代が終わってしまう寂しさとやっと大人の仲間入りができるワクワク感でいっぱいだったのに。
20歳の私は、就職・結婚・出産とこれから近い将来起こるであろう出来事や出会いに胸を躍らせていた。ワクワクした気持ちしかなかった。まだ何にでもなれる、なんでもできるという前向きで楽しいであろう未来への期待でいっぱいだった。
でも50歳の私には、親の介護や自分の老後などネガティブ未来しか見えない。
しかも、それはきっとそう遠くない未来なのだ。
自身の身体は、数年前から無理がきかなくなった。
疲れがなかなか取れない。ヒザやヒジなど身体のあちこちが痛い。
更年期障害にも苦しめられる。
中華や焼き肉など、脂っこいものを食べると翌日まで胃が重い。
代謝も悪くなってきたので、若いころのようなダイエットではなかなか体重が落ちない。老眼が進んできて、あんなに好きだった本を読むのがしんどくなってきた。
幸いにも、親はまだ元気でいてくれるが、そう遠くない未来に必ず介護が必要になる。私はひとりっこだから一人で両親を介護し、看取らないといけない。
こうやって書き出してみたらネガティブなことばかりで嫌になる。
今や人生100年時代。特に病気をしなければ、あとまだ50年近く寿命は残っている。まだ半分終わったばかりだ。
「あと50年もある。」そう思った時、すごくうんざりした。
自分の思考に、だ。
「50年もある」ではなく、「50年しかない」と思える自分になりたい。
そう思った。
変わりたい。このまま無駄に歳をとりたくない。
60歳になった時、70歳になった時に「なにもない自分」になりたくない。
やりたいことがいっぱいで、時間が足りないと思う毎日を送っていたい。
できれば「そんな年齢に見えないですね」と言われるくらいにいきいきしていたい。
この数十年、ずっと家族ファーストで生きてきた。
「お母さんはいいからいいから」と、自分のことは後回し。
もちろん自分がそうしたくてやってきたし、後悔もない。
何にも代えられない貴重な時間だったし、子育てを通じて人間として成長させてもらった。感謝しかない。
でも、そろそろ自分ファーストで生きてみてもいいかな。
残りの50年、自分だけのやりたいことや生きがいを見つけて、自分を生きてみよう。
やりたいこと、やってみたいことはいっぱいある。
「もうすぐ50歳なのにこんな歳で始めるのはみっともないかも」なんて思わず、『とにかくやってみる』。
「もう若くないからやっても無駄」なんて、やってもみないうちから諦めないで『とにかくやってみる』。
自分の思うままに。
もちろん家族には迷惑のかからないようにだけど、好きを、楽しいを、いっぱい見つけたい。
ずっと諦めてたり後回しにしてきたことをやり遂げたい。
飽きっぽくてズボラでぐうたらな私だけどできるかな?
いや、『とにかくやってみる』だ!
50歳はチャレンジの年にするのだ。
このnoteは、そんな私の「50歳からを楽しく生きるための記録」です。
いろいろとチャレンジして、新しい自分になれるように。
1年後、どれだけ変わった私に逢えるのかな。
ここで温かく見届けて貰えれば幸いです。
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