サリーズレシピ座談会Vol.2~りょうこさん
■りょうこさんがサリーズレシピを始めたワケ
◇ 本当はモニター1期で入るつもりだったけど・・・
今日はりょうこさんということで。
りょうこさんのサリーズレシピ歴から聞いてみましょうか。
私ね、最初は1期生に入ろうと思ってたんです。
1期が締め切ったのって(申込期間の)3日間のうち2日目でしたっけ。
2日目だった気がする。3日目までフォームを開けてなかった。
ですよね。入ろうと思ったらもう終わってたんですよ。だから2回目の3月からの申し込みは、チケットピア状態で待ち構えて入りました。
モニター2期生ですね。
そうそう。それがコロナの時だったんですよね。
緊急事態宣言になって、学校もお休みになり、急にご飯作る時間ができたので、もう私にとってはご褒美の状態でした。
タイミング的にはすごい良かったですよね。コロナの時期っていうのはね。もうそこから途切れることなくずっと続けてるんですよね。
そうですね。3月スタートが私には良かったんですね、きっと。3月に世の中が停止してしまって、あれが1月に入れてたら料理が作れないままだったんだろうなと思うんです。
1月ってまだそんなに緊迫してない時期でしたよね。
私が2月に東京へ行って。帰ってきて石川県で第1号が出たぐらいでしたから。「どうして東京へ行ったんだ」って言われて。もうみんな、集まりには来なくていい、みたいな(笑)。毎日予定がなくなって、これでご飯が作れると思うと、とっても嬉しかったです。
◇ レシピを始めるまでは外食続きだった
元々、サリーズレシピを始める前のりょうこさんが全然料理を作っていなかったってっていう噂を聞いたんですが・・・
ちょうど娘が高校2年生が終わる2月末、「もうこんな生活無理、塾辞める」と言っていた頃で。
それまで娘は毎日塾へ行っていて、今思い返すとなかなか過酷でした。
学校が終わると、お友達と2人でカラオケ行くんです。で、1人が歌う。1人は待っている間に塾の宿題をしながらフライドポテトを食べる。それから塾へ行く。そして9時半まで塾にいる。
私は仕事が終わって、ボランティアの役員会とかが毎日のようにあって。
そこからご飯も作れないまま塾のお迎えへ9時半頃行く。家に帰っても何にもないし。『肉食夫』の食べるものはあるんですよ。でも私たちが9時半過ぎに帰って冷蔵庫に何あるっけ?何作る?っていう状態で。じゃあラーメンでも食べて帰るか、みたいな毎日だったんです。
へー!想像できないですね。
今となっては想像できないですね。さすがにうちの子も、もうこの生活辛いって言って。お腹の調子もやっぱり良くなくって。
毎日カラオケに行って、フライドポテトとか、食べ放題のソフトクリームを食べていて。塾へ行った後も、休憩中にコンビニで何かを買って食べたりもしてたみたいけど、すごいお腹が調子悪くって。もうこの生活無理!2月で塾辞めるわ、ってなってしまったんですけど、ちょうどそこで3月に(コロナで)ひっそり家に居れるってなったんです。
それで初めてサリーズの腸内環境改善レシピを作ったら、娘が「何これ、おいしい!」って。「月曜から金曜までこれ食べて、土日は何食べてもいいみたいよ」と娘に言ったら、「土日もサリーズにして」って。
(※注:サリーズレシピは、平日はレシピを実践し土日は好きなものを食べる、という取り組み方を推奨されています。)
えー、すごい!
だから緊急事態宣言が始まって、昼も夜も毎日サリーズレシピっていう、贅沢な時間が始まりました。毎日ラーメンとかうどんとか食べに行ってたのに。
すごい。そうだったんですね!
りょうこさんはめちゃくちゃ意識高い方なのかなと思ってたし、毎日サリーズレシピを作ってるから、お料理ずっとされてきてる方なんだと勝手に思ってました。
もう急にあの時間がご褒美でしたね。
◇サリーズレシピを始めたら急に元気になった
元々、料理はお好きなんですか?
そうですね。マクロビオティックのお料理教室でアシスタントをしてたこともあったんですけど、お肉もお魚も食べたかったので。サリーズレシピが始まって、毎食、主菜はお肉かお魚かみたいな感じで食べ始めると、私が元気になってきたんです。
元々はお野菜中心の生活だったんですか?
そうでもないですけど、子供が小さかった頃はそんなに肉肉しいものは食べなかった時期がありましたね。
旦那さんは肉食中心で、極端ですよね。旦那さんの分は作るけど、自分たちの分は別に用意して。
そうですね。
そこからサリーズやってみようってよく思いましたね。
うーん、私も全然どんなことが始まるのかわかんないけど、ユミさんのやることは面白いに違いない。よくわからないけど申し込みはしようかな、と、こんな感じでした。
(※もともと、ユミさんがサリーズレシピの構想を企画しサリーさんに声をかけたことで、サリーズレシピは生まれました。ユミさんご自身もレシピを実践されています。)
間違いないですね。
だから、レシピを初めた年の…あれ秋ぐらいでしたか。初めての試食会。
ハイアットのホテルを借りて試食会してみるけど、一緒にどう?みたいにユミさんに誘われて、えー楽しそう!食べれるんやー、参加しますー!って言ったら、え?作るの私!?みたいな(笑)全然分かってなくて、作る側だったんです。
(※サリーズレシピ試食会は、主催者であるレッスン生が作ったものを、参加者全員で試食します。)
試食会の始まりは石川でしたねぇ。そこから徐々に全国に。
◇初めて買う食材。レッスン生のグループで知る全国の魚事情
別に作ることは苦ではなかった感じですか?
うーん、でも、サリーズレシピで初めて買うものが多かったですよね。質問もしましたけど、カンパチって何?とかメバルって何?とか、
(金沢には)メバルがないんですよね。
ないんです。それと生のカツオもほとんどないので、タタキを買って食べるのがこっちのカツオライフですね。
生のカツオは関西もあんまりなかったです。最近見かけるようになりました。
コロナでお魚が東京で売れない時に、こっちでもカンパチとか生のカツオは出回ることありましたけどね。
売れないと、なんだ(笑)
東京で売れないから、こっち(金沢)にあるってニュースで言ってたのを見て、なるほど、やっと食べれるみたいな。
ほとんど東京に行っちゃうんですね。
北海道も同じでね。北海道にはないけど東京にはある。
モニター期は、お魚の質問が多かったですよね。全国のスーパーの写真をみんなで共有して。
北海道の方のお話とかびっくりしましたよね。遠く離れたところへ行ってマグロを買ってくるみたいな。
そうそう。
近くに売ってないんですよね。
シャケと何が売ってるんでしたっけ?
2種類ぐらいしか売ってなかったんですよね。
北海道って(魚が)豊富じゃないの?!って、びっくりしましたよね。
びっくりしました。全国から参加者がいらっしゃるので私も衝撃でした。自分の中での、普通にあるだろうっていう前提が覆されて。
六本木ヒルズの魚のパックにもびっくりしましたけど、私。
あの時はね、1番近いスーパーがそこだっただけなんですけど。(笑)
鶏の手羽元なんて自分で買ったこともなかったし、こんなに食べることになるとは、(思ってもみなかった)です。
◇マクロビ生活10年
私もマクロビにハマっていた時期があって。お豆と野菜ですよね。お肉とかは食べないで、どんどん体調が良くなったんですけど、人によって合う合わないがある。その時はすごく好きで色々取り組んでたけど、結局自分には合わないんだなと気づいた。
りょうこさんの場合は合わないなっていうことはなかったんですか?
私のマクロビの先生のお料理は美味しかったんです。
上級クラスを卒業するまで4年間通って、一通り終わりっていう時に、私の妹が先生に「アシスタントしたいです」って言ったんです。「お姉ちゃんと一緒に」って勝手に。私はそのつもりがなかったけど、先生が「妹さんに言われたけど、妹さんはお子さんも小さいし、瀬戸さん(りょうこさん)アシスタントどうですか?」って。行けなくもないから、月3回アシスタントに行ってたんです。
初級クラス、中級クラス、上級クラスとあって、生徒さんは月1回なんだけど、私は全クラス出るから月3回。やっぱりその教室に行くと、気が引き締まるところってあるじゃないですか。その場で美味しいものを食べていると、この食事を正していこう、みたいな気持ちになるんですね。そういう生活が、4年習ったあと6年続いたんです。
すごい。長いですね。
あれこれで、(マクロビに)携わったのが10年。
でも、雑食でしたよ。いろんなもの食べてたし、家で玄米がみんなオッケーなわけでもないですし。
■サリーズレシピのシンプルさに衝撃を受けた
◇ひじきも切り干し大根も戻さなくていい!
サリーズレシピのひじき煮とか、切り干し大根とか衝撃ですもんね。そのまま使っちゃうところが。
(水で)戻さないっていうね。
そのまま、なるべく手をかけない。
ブログにもレシピがのってたけどさらに手を抜いてる、さらに楽になっていってる、っていうのに、私は結構おおって思いました
サリーさんって真面目に手を抜く、どうやったらラクできるかにすごい真剣だから。手軽だけどこんな美味しいのか!っていうのを味わっちゃうと、もう抜けられないですよね。
▼サリーさんのブログレシピのひじきの煮物。
有料レシピのほうではさらに簡単に進化しています。
で、作れば作るほど、やっぱり慣れてきますからね。当たり前だけど。
なんならちょっと覚えられるぐらいのね。材料もシンプルだったり。レシピも簡単だから、回数重ねてるとだんだん覚えるぐらいですよね。
私が勝手にイメージして目指しているのは、『レシピを覚えて、さらにもう計らなくて目分量で作れるっていうところまでいったら、それに勝るものはない』。
私は普段、計らないです。感覚で全部してるけど、その感覚を計って数値化したのがサリーズレシピなんです。そうすると、大体(調味の)パーセントとかも、感覚だけど一定だったっていうことが、作っている中で分かってきた。
感覚で適当に料理する、チャチャッと作るっていうのは、実はちゃんと裏付けがあるっていうのを、自分でレシピを作ってみて発見できた。繰り返し繰り返し計って作っていけば、暗記しちゃう。暗記したら、今度は計らないで、塩2グラムならこれぐらいだなって、計り続けてれば分かる。最後は、計らなくて感覚で作れちゃう。究極はレシピもいらない。たまに見るくらい。
私も(レシピは)見るけど、大さじスプーンとか小さじスプーンは極力汚さないように目分量です。
私、まだまだその領域に行けてない。
◇レシピがあるから味見ができない時でも安心
でも苦手な方は、やっぱり計ることで安心するんだなって。計ったらちゃんとその味が再現できる、というのが分かれば、やっぱり安心に繋がるんですね。
何度も計っているうちに、よく計るものに関してはだんだん覚えますよね。これぐらいかな?みたいなのが分かるようになります。
でも、最初はやっぱり何回も計った方がいいなって思いました。
うん。最初は本当に計ってほしい。
最初から計らない人もいるけど、計ってほしい。
計るレシピであることで、やっぱりファスティングの時助かります。味見しなくていいので。
りょうこさん、よく言ってますよね。
そうですよね。(ファスティングの時は)ご家族の分は作るけど、自分の分は作らないからってことですよね。
うん。で、味見しなくていいので。味の想像もできるし、ありがたいです。
確かにその発想なかったですね。
■毎日おいしいって言ってもらえる幸せ
◇毎回感動!一日の一大イベントがサリーズレシピ!
やりだしたらとことん!なんですね、りょうこさんは。
そう、でも本当にタイミングが良かったんですよね。毎日そんなに美味しいって言ってもらえるって、今までなかったですからね。
嬉しいですよね。そんなに美味しい、土日も食べたいって言ってもらえるなんて。
私もこんなの初めて食べたー!ていう連続で。おいしいねって。
1番最初、何のレシピで感動されたとか覚えてますか?
いや、本当に毎回感動してましたね。
一日の一大イベントがサリーズレシピでした。コロナで引きこもりが始まって、夜は何?で、食べてまた感動して。すごーい!美味しーい!って。
今更だけど責任重大(笑)
もう毎日それが生き甲斐みたいでしたね。今思えば。
本当にコロナきっかけでですよね。食に向き合える時間でしたね。あれはあれで。
うん、やらざるを得ない。作らざるを得ない。
どれも美味しいから、やっぱり作らないレシピがあり得なかったです。全部食べてみたい。
(レッスン生のLINEグループに上がっていた、りょうこさんの韓国風ホットチキンの写真を見て)すごい、美味しそう!
あ、ホットチキンですね。
そう。今日は一味を少なめで。
一味も…唐辛子もモニター期間の時に「唐辛子って、サリーさんの思う唐辛子ってどんなやつだろう」みたいなのとかありましたね。カレーのレシピの青唐辛子ってどれだろうみたいな。
そう、トマトチキンカレーですね。青唐辛子。
万願寺唐辛子でもいいですか?とか質問がきてね。
うちは万願寺唐辛子にしてます。うちの子が辛いの苦手なので、万願寺なら何にも言わないで食べるなと。
青唐辛子もね、美味しいですけどね、辛いものは非常に辛いですよね。
辛い青唐辛子、あんまり売ってないんですよね。たまに見つけると買うんですけど、辛いですよね。
売ってないんですね~
売ってないです。デパートとか行くと売ってます。
スーパーとかには無いんですね。
スーパーではほぼ見かけないですね、関西は。ちょっといいスーパーならあるかも。
唐辛子になる前の青い時の。うちは両親が作ってるのでそれを使ったりしまはしますけど、でも、ほとんど赤くなるまで放って置いてありますね。万願寺でいいわ、っていう派なので。
◇家で作ったほうが早い!冷蔵庫を開けたらなにかしらある
もう外食はだいぶ減りましたか。
そうです。もう全然。家で作った方が早いよねっていう感じですよね。
冷蔵庫開けたら何かあるしねっていう。
ああ、作り置きの副菜がね。
いつも何品ぐらい作り置きしてますか?
ない時は全然ない時もあるし、多い時は、もうこれで1週間過ごそう!みたいに自己満足の世界で作り上げて順番に食べていくとか。
いつ作るとかって、決めてたりするんですか。
やっぱり気が向いた時ですけど、ファスティングが終わって回復食2日目っていう時が1番たくさん作りたくなりますね。もう明日から楽しめるからって。
食材を見て作るものを決めるっていう感じですか?
そうです。
スーパーでお買い物をしながら、今日はこれがお買い得だからこのレシピ、と思って作る派です。
この流れの方多いですね。うん。
探して買えるものでもないし。
最初からそんな感じですか。
うん。そうでしたね。私、サリーズレシピを始めたのが3月で。それまでは季節をそんなに意識してなかったけど、3月の食材ってスーパーに行くとあるんだなーと思って、最初はそれも感激でしたね。旬のものとか考えたことなかったわ、みたいな。
3月のレシピって結構山菜とかもあるから。
うんうん、そうですね。
普段は買ったことない、ウドとかコゴミとか。
ですよね。
春が1番特殊で食材として馴染みが低いかもしれないですね。
野菜の旬はわかるけど、マクロビに携わってた期間が長かっただけに、お魚の旬っていうのはあんまわからなかったですね。
(マクロビでは)動物性タンパク取らないからね。
そっか、今アサリか・・・とか。考えたことなかったですね。ホタルイカは春か。当たり前なんですけど。
石川県はお魚が豊富ですからね。
でも、東京が1番豊富かもしれないと思ってるんですけど。
そうか、東京に行っちゃうか。
確かに種類は東京かもしれない。でもやっぱり、鮮度は適わないですね。
そうですね。
金沢に去年行きましたけど、やっぱり市場があるのが何よりすごいなって思いましたね。
近江町市場はすごい人でしたもんね、あの時。
旬の食材が手に入る環境、羨ましいなって思いました。
◇全部美味しいから全部食べたい。作らない選択肢がなかった
結局、サリーズレシピは全部作られたんですよね。すごいですよね!
でも、本当に楽しかったですからね。作らない選択肢が本当になかったんです。どれも食べたい。
確かモニター期間の方がメニュー数が多かったから、今は年間で281だけど、りょうこさんだったら300以上ですね。
ですよね。だって主菜20ありましたもんね。
そうですね。最初。
確か、主菜20副菜10でしたか。
腸内環境のレシピは主菜15副菜15。
どれを作ったとかって、チェックしてたんですか?
あの時写真を撮っていたので・・・うん、そうですねチェックしてましたね。最初の頃のレシピには丸ついてますね、ピアノのレッスンみたいな。
これ作った、みたいな。(笑)
プリントアウトしてそれに書き込んでみたいな感じですよね。すごいな。
全部作ったって方、なかなかいらっしゃらないんじゃないですか。
マリコさんもそうでしたけどね~。
せっかくなので作らなきゃ損、って。
ね、そうそう。入ったからには作らないともったいないって言ってね。その発想はすごい。
◇一人じゃないから辞められない。繰り返すことで楽しくなる
サリーズのモニター期の前に、初めてファスティングで参加した時、「これ1人だったら絶対やめてたわ」と思って。みんながLINEグループにいるっていうのがあってもう辞めれない。お金も払ったし、もったいなくて途中で辞められない。
で、そのファスティングがすごい楽しく終わって。サリーズを始める前の年の2月だったんだけどグループでやって、3月に自分1人でやって、4月にまた自分で1人でやって。すごい美味しかった!と思ってね。
このファスティングの経験値的にサリーズレシピもお金払ったからには作らなきゃもったいないし。繰り返すことで絶対楽しいはずだっていう予感しかなかったですね。
すごいですね。でもそうですよね、お金払ったからにはその分やっぱり実践した方が絶対楽しいし、1人じゃないっていうのは、ほんと大事なポイントですよね。
そうなんですよ。1人だとまず辞めてますよね。うん。
だから、途切れずに続けてこられているというのもあるのかもですね。レシピを1年続けて、翌年は新しいレシピというよりは基本は繰り返しになるじゃないですか。だから辞めたければ辞めることもできたと思うけど、続けてきたというのは、グループがあるからっていうのは大きいですよね。
そうですね。
同じレシピを持ってる人が集まってる安心感。あと、私が知る限りでは、変な人がいない。変な人っていう言い方でいいのかわからないけど・・・
ちょっとずつアップデートしていく情報もあったりするので、そこは続けていく良さだなって思います。
秋レシピは、ちょっと色々見直しがあります。
えー!そうなんだ。
ちょこちょこっと。レシピの分量を少しだけ。
楽しみですね。秋。
楽しみですね。
冬も楽しい。
冬はご馳走です。
そうそう、クリスマス、お正月のメニューがご馳走レシピですよね。
もうクリスマスまで待てずに毎日ごちそうになっちゃいますよね。
りょうこさん、よく早めに作ってませんか?
フライングなんですよ。材料を見かけると、もう出会えないかもしれないと思って、巡り合った時に作ろうみたいのもありますね。
お肉とか魚とかそうですよね、やっぱりね。特に、どこででも買えるものはいいですけど、骨付きチキンとかになってくると・・・
もうあれに半額シールとか貼ってあったら、もう今日これするしかない。
この半額シールが貼ってあっても、他に誰が買って作れるんやっていう(笑)
私しかいない!と(笑)
私しかいない。私が買ってあげないと(笑)
使命感ですね。
牛モモかたまりとか見たら、私しかローストビーフできる人いないわ!きっと!って。(笑)
わかります。スネ肉とかもね、なかなか手に入らないので。
肉、魚コーナーから見るっていうのは、やっぱり結構癖になりましたね。
■家で食べているものの影響は大きい
◇サリーズレシピを出しておけば間違いない
シンプルですよね。家族が美味しいって言ってくれるとか。
そうですね。サリーズレシピを出しておけば文句は言わない、っていうのがもう確立されています。
ありがたい。
コロナの期間だったと思うけど、テレビでなにげに見たレシピを作って出した瞬間、娘に「これサリーズじゃないよね」って言われて。
なんでバレたの(笑)
で、私も食べたら、テレビの分量通りにやったのに、なんてイマイチな味!って。テレビだからって美味しくないんです。
娘さんの舌がすごい。
もう、食べただけでわかるんですね!すごいな。
旦那さんも結構食べられるんですか?
お肉系は食べますね。
今日これあるけど、とか言ったら「あ、食べる」って。私の分が減るわ、みたいな(笑)すごい好き嫌い多い人なんです。
そうなんですね。
お義母さんがいつも惣菜買ってきたお家らしくって。ひじきもお惣菜屋さんの甘いひじきがいいらしく。ま、作りませんけどね。サリーズのひじきをお弁当とかに入れてます。
やっぱり育った環境ってすごいですね。
世の中に出回ってる副菜って甘いですよね。サリーズを食べ続けてると、たまにネットで転がってるレシピを作ったりすると「甘!」ってなるんですよね。
お砂糖を使うレシピが多いですもんね。ここに入れちゃうのか、っていう。あと、テレビでやってるのはすぐ電子レンジ使っちゃいますよね。
レンチン多いですよね。
あと、なんとかの素とね。
そうそう。
使わなくても美味しいですよね。
◇食を大事にする人たちとグループで繋がれるのが心地いい
こうやって食を大事にするグループの皆さんといるのが、みんな心地いいんだと思うんです。食を大切にしている人とそうじゃない人って、やっぱりお付き合いしてても違いがある。
うんうん。
Facebookで毎日、全部冷食のお弁当をアップしてる方がいて。これ本当に毎日食べるんやなーって不思議に思っていたんですけど、ある日その人の旦那さんが入院して血液検査をしたら栄養0って言われましたと書いてあって。やっぱり、そうなるやろうって。
生活を大切にする感覚が、食と共通してますよね、と感じることが多々あって。食を大事にする人たちと一緒にいるのは、とっても心地いい。
人を大事にするのと似てるんじゃないですかね。
ね。価値観が。
うちの子が大学生になった時、健康診断があって。血液検査が全部Aやったよって言ってて、「その若さで当たり前やろ」って思ったけど、血圧高いとかでみんな結構引っかかっていて。
(大学生になって)1人暮らしをする子だって結構いるじゃないですか。そんな子たちが1人暮らし始めて、最初からちゃんといいものを作れるわけもないのに、今からどうなっていくんやろ?世の中恐ろしいなと思って、びっくりしましたね。
結局、自分たちが育った環境からの影響が強いから。
お家でどういう料理を食べていたかによって、ささっとお母さんが作ってる様子だったり、美味しいって本当に思うものが出てきてたら、どうやって作るの?とか、やってみようかな!ってなるけど、やっぱり買ってきたものとか、たまには全然いいと思うけども、毎回毎回そういうものが並んでたりすると、(ごはんとは)そういうものだって思うから、知らないまんま、ただ大人になっていくっていうケースが多いですよね、きっとね。
特に真剣に食について話す場も、学生時代とか社会人になってからもあまりないと思うし。興味を持ってる人たちはこうやって自然に集まる。そうじゃない人は、いかに楽するかとか、いかに料理をする時間を減らすかとか。そういうところに意識が行きがちになるのは、環境の影響は大きいですよね。
そしてやっぱり、食をおろそかにしてるな、ていう方は病院によく行ってますよね。医療費すごいな、この人と思ってね。この4年間は特に感じます。
ここに集まってくるっていうことが、もう既に1つのハードル越えてきてるんだなとは思いますよね。同じことを考えてる方たちが集まってるんだろうなっていうのは、すごく思います。
だって、普通なら1年分レシピ持ったらそれでいいですよね。
そうなんですよ。て、私が言うのもなんなんだけど。(笑)
みんな何年も残るっていうところが・・・
本当にレアなんだろうなって。そうそうない。やっぱり安心感だったり、繋がれてたりするからかな。
ちゃんと年間費も払ってのこと(継続)ですからね。
私、お友達に「昔はもっと太ってたんだよ~」って話をして、なんで痩せたのって聞かれて。サリーズレシピっていうの始めてね、みたいな話をしたら、「えーすごいね、教えて!」って言われたので教えてあげたんです。そしたら、高いから無理~って言われて、そうかぁと思って。ここにこれだけかけられるっていう価値観の違いなんだなってその時に思って。
たしかに高いかもしれないけれど、トータル…一生涯で見たら全然高くないよなって思っちゃうから。そこですよね。そこを共有できる価値観が同じ人たちが集まってきてるんだなって思いますよね。
そう。その価値観もそうなんですけど、さっきりょうこさんが言ってたみたいに、その払った分、やらなきゃ!というか。
人って、何かを買ったらそれ以上の対価を求めるというか、回収するっていう本能が生まれるじゃないですか。だから作るようになるんですよね。もったいないから作らなきゃって。それが動機っていうのもすごく大きいなと。無料だったら別に作っても作らなくてもいいけど、もう払ってるんだからやろうって。
やってみたら体調が整う。で、美味しい。もっと作ってみようと思える。どんどん整ってくるってなったら、結局は病院に行く費用とかももしかしたら減るかもしれないし、薬も減ったりするかもしれないしってなって。そこまでの想像力があるかどうかっていうのは、すごく大きいかな。
今のレッスン生はそういう想像力がちゃんとある。目の前のことじゃなくて、その先。みんなの体験談とかもあるし。すごい貴重な貴重なグループだなって思います。
◇人が作っているのを見ると、自分も作ってみよう!となる
金沢はやっぱりほら、周りでサリーズのグループに参加してる方と会う機会も多いじゃないですか。
きのこのマリネ(腸内環境改善レシピの副菜)を毎朝食べてる、というお友達がいて、私もやってみようって思ったり。自分では意外なものを大好きって言われると、そっか!私も食べよう!って思ったり。
うんうんうん。
あと、イカめし(主6-01)ばっかり作ってるっていうお友達がいたんですよ。
えー!
サリーズレシピの中では手間暇かかりますよね。
イカめしのハードルは1番だと思う。
揃える材料も多いしね。
でも、それ聞くと、すごくハードルが低く思えてきて、私ももっとイカめし作ろうと思ったり。
試食会に参加した方が、葱まみれしらす豆腐(主4-06)を食べて、作ったことがなかった!って言って感動して。それから何日かして会った時、「もうあれから毎日食べてるの」って。毎日?!って。(笑)人がハマってるものを聞くと、へーと思って、私も作ろうと思うみたい。面白いですよね。
仲間が多いから楽しいですね。
本当に人によってハマるものの違いが面白いですよね。
繰り返しそればっかり作ってるってのがすごいですね。
意外にそこまでハマったみたいな。毎日それじゃなくても、他にもおいしいのいっぱいあるよっ教えてあげたい。
私、イカめしは多分1回…2回ぐらいしか作ったことないと思います。1番ハードル高い
私も試作ともう1回ぐらいだから2回ぐらいしか作ってない。しかも元々イカが苦手なので。
私もイカめしは、売ってても買ったこともないし、食べようと思ったこともないし、初めてでしたよ。サリーズレシピで食べるのも多分初めてに近い。作るのも、もちろん初めて。
感動しますよね。自分でできるんだっていう。
”もったいないから作るしかない”スタートですけど。(笑)
大事。大事。
◇全レシピ実践し、ついた称号が”試食マイスター”
振り幅がすごいですね。マクロビと外食、ラーメンからのサリーズっていう。
極端というか、もう、これ!ってなったら、そのことをしっかりやるっていうのが本当にすごいですね。そうやって続けていると、スペシャリストになっていきますよね。
試食マイスター。
その”試食マイスター”、気になってたんですけど、正式な称号なんですか?
ユミさんが命名したんですよね。
私の解釈では、もう全任せで、全自動で、全部完成する。だからこの間の京都の試食会で、トキちゃんが『主催はするけど料理はちょっと自信ない』っていう時に、りょうこさんとマリコさん、試食マイスターの2人に来ていただいて。2人に任せておけば、食材を見るだけで、どんどんどんどんメニューが決まってって、いつの間にか作り始めて、作り終わって、盛り付けも終わってるっていう、奇跡みたいな。私、もうノータッチですよね。
あっという間にできてきましたよね。京都の時。
このスキルをお持ちなのが試食マイスターじゃなかろうかと。
いや、すごい。
本当は私も、「試食会楽しそう~、参加する側で。」と思ってたくらいなのに、こんなことになっちゃいましたけど。(笑)
りょうこさん、一度も参加する側になったことないんじゃないですか?
行ってみたいですけどね。色んなとこ。
いつか参加側でね。でも、きっと借り出されちゃうんだろうけど。
私がもし主催だったら、「りょうこさんが来てくれるんだったら作ってください!」ってなると思う(笑)。
京都の試食会も、トキコさんとしては多分自分が(一人で)やるのは負担が重かったけど、サポートのおかげでできたのかなと。きっとそういうサポートありなら試食会できる方、他にもいらっしゃるんじゃないかなと思います。
うんうん。
さて、ぼちぼちお時間となりましたので・・・
次のゲストは誰にしましょう?
次、誰の話聞いてみたいとか、りょうこさん、ありますか。
そうですねー…シマノアヤコさん、聞いてみたいかな。絵も書いてくださったし。
りょうこさんの(料理の)写真を元に、アヤちゃんが絵を描いてくれて。
いいですね!
じゃあ、今日はぼちぼちこのあたりで。ありがとうございました。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
■座談会動画(動画を観たい方はこちら!)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?