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「35歳」が、賃貸と持ち家の境界だと思った話|#おひとり様の家づくり
こんにちは、Sumiです🫧
このnoteでは、「35歳独身で、知識ゼロから注文住宅で家を建てる」を実践中の私の、体験談や考え事を発信しています。
今回は先日の記事に引き続き、永遠の命題「持ち家vs賃貸」について。
*前回の記事はこちら⇩
30代半ば独身女性の立場で向き合った結果、私は
「35歳までは賃貸、35歳からは持ち家」
をFAとしたいと思います。
(FA=ファイナルアンサー 、まだ通じるのかな…)
もちろん住宅購入の条件は人によって様々。
マイホームを検討中の方や、これから社会人になる方への1つのご提案として、ゆるっと読んでいただければ幸いです。
🫧「35歳までは賃貸」と思う理由
①持ち家の資金を貯める期間
私の経験上、住宅購入のタイミングで、
まずは最低200万の貯蓄が必要です。
フルローンで建てる場合でも、です。
できれば「250万の動かせる貯蓄+有事の際のための100万」の350万の貯蓄はあったほうがいいと感じました。
(このあたりの、具体的な資金の話は今後別の記事で詳しく書く予定です)
私の場合、働きはじめて3年目までは、スーツを買い足したり、職場近くに引っ越したり、家電をアップデートしたりと、出費が多かったためにさほど貯まらず。
収入と支出のバランスがわかってきて、すこし賃金も上がった4年目から、1年に50万を目標にして貯めていたので、「35歳で家を建てるまでに350万の貯蓄」はたまたまですがクリアできていました。
これは間違いなく、ここまで賃貸の1K10畳で生活してたため家賃を抑えられたことが非常に大きいです。
②ライフスタイル確定への準備期間
〈結婚〉〈転職〉〈マイカー〉といった諸々の生活条件について、自分の中で「私の人生、このままこれで行こう」という決心がつけられたのも、35歳というラインが後押しになったからだと感じています。
女性の場合は特に、親や周囲からも30歳過ぎまでは、「でもまだ結婚するかもしれんし…」みたいな謎の引き留めを食らいがち。(実体験)
自分の中で周りの言葉に揺らがないくらいの決心がつかないうちは、やはり賃貸の「引っ越しのしやすさ」が魅力だと思います。
「マンションなら売れる」ということで「マンション購入という選択肢をとって、いざとなったら売却&引っ越し」パターンもあるのですが、これには今後の地域の開発予定や競合マンションの多さ等から将来性の見極めが必要。
私は知識も浅く、物件の将来性という自分の力ではどうしようもないことを頼みにする博打は打てないタイプなので、「買うからにはそこに住み続ける」を前提に進めています。
③住宅ローン審査で不利
これは一概には言えないのですが、勤務年数・貯蓄・年収などを総合的に判断される住宅ローンにおいて、勤務年数が短く貯蓄も少ないうちはやはり不利と言える面が大きいです。
審査が通らないという心配もある上、審査は通っても金利の優遇などはそこまで期待できません。
🫧「35歳からは持ち家」と思う理由
①賃貸で怖い老後のリスク
賃貸のデメリットの1つに、「家賃を生涯払い続ける」という点があります。
家賃の重みは正直働いている間より、老後のほうがズシンと来るのではないでしょうか。
支えてくれる身内もいなくなり、通院費もかかるようになり、生活補助のために時々はヘルパーさんの力も借りて……
なんて考えると、老後には通常の生活費以外にも色々な支出の可能性があります。
その上に家賃まで払い続けるのはやっぱり怖い。
独身にとって、老後の自分を助けられるのは働いている健康な間の自分。
と考えて、「老後の自分の家賃も払っておくね」という気持ちで月々の家賃をちょっと多めに払う事は、そう悪い気はしないなと思います。
しかも自分好みのお家に住めて、ちゃんと資産として残るんだから、私のおウチのために頑張るか〜!という働く気力も湧きます。笑
②35年ローンの切りの良さ
一般的に、住宅ローンは35年で組む方が多いと思います。
働く年齢は、定年65歳+数年というのが現在では主流かな?と考えると、35歳から70歳までが最も返済しやすい期間だと考えられます。
(最近では、もっと若い方向けに40年ローンや50年ローンもあると知って驚き。
金利分の負担増ですが、それでも月々の支払いは下がるので、ライフスタイルが早めに決まればそれもアリですね)
③住宅の耐用年数とのバランス
これは一戸建ての場合に特に言えるのですが、住宅の耐用年数は必要なメンテナンスや改修をしておけば、だいたい50〜60年は十分住めるようです。
最近は築30年〜40年の中古住宅を購入して、リフォーム等で+20年くらい寿命を延ばして住んでいる方も多いとのこと。
35歳で建てた自宅なら、普段のメンテナンスと、築30年になる65歳くらいのタイミングで心配な部分の補修ができていれば、そのまま暮らすことも大丈夫そう◎
マンションの場合はもっと耐用年数が長いですが、どちらにせよ築30〜40年で大規模修繕をすることが多いです。
マンションはローン完済後も管理費と修繕積立金の支払いが月々3万円ほど必要で、築年数に伴って徐々に上がっていくのは注意点だなと思います。
賃貸と持ち家、二元論ではなかったという気づき
いかがでしょうか?
私自身は、今回の自分の「35歳」というラインがとてもしっくりきました。
長年の「持ち家vs賃貸」問題は、1人の人生において二元論ではなく、どっちも人生における正解、と言ってあげられる問題なのだなという気づき。
自分の中でこの問題にひとまず答えを見つけてあげられて、ちょっとスッキリしています。