フィリピン不動産開発者デベロッパー 「Federal Land」(フェデラルランド)の歴史や特徴
フィリピンは、労働力人口が2080年までに現在の2倍になると言われており、また、国内の経済発展も著しいものとなっています。通貨価値や株式市場は、世界経済において不安定な傾向がありますが、フィリピンの場合は順調な状況であり、外資投資や国内投資家からの関心も高まっています。
特に、サービス業「BPO」(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)やIT業界が発展しており、これらの業界の発展が国内経済の発展に貢献しています。
ここでは、フィリピンを代表するディベロッパー 「Federal Land」(フェデラルランド)の歴史や魅力、その他についてご紹介する。
概要
「Federal Land」(フェデラルランド)は、大手銀行である「Metrobank Group」(メトロバンク・グループ)を有するコングロマリット企業である「GT Capital Holdings」(ジーティー・キャピタル・ホールディングス)の子会社として、国内トップクラスの不動産開発会社として知られています。
「Federal Land」(フェデラルランド)は50年の歴史を持つ国内トップの不動産開発会社です。長年にわたり高品質な住宅を企画・開発しており、特に近年は信頼性が高い不動産開発企業としての地位を確立しています。特に首都マニラにそびえ立つ47階建ての「GTタワー・インターナショナル」の建設で知られています。
現在の社長はWilliam Thomas F. Mirasol氏です。
歴史
「Federal Land」(フェデラルランド)は、1972年にマニラで「Federal Homes, Inc.」として創業されました。その後、トップ10に選ばれる存在となり、現在の「Federal Land」(フェデラルランド)へと発展しました。同社は、コンドミニアム、オフィスビル、商業センター、複合用途タウンシップ、マスタープラン・コミュニティなど、幅広い都市開発を続けています。
創業から50年を迎える「Federal Land」(フェデラルランド)は、長年に渡り高品質な住宅を企画・開発しており、特に最近の数十年で最も信頼できる不動産開発企業としての地位を確立しました。
同社は、特にマカティの首都圏にそびえ立つ47階建てのGTタワー・インターナショナルの建設で知られています。
魅力
「Federal Land」(フェデラルランド)の親会社である「GT Capital Holdings」(ジーティー・キャピタル・ホールディングス)は、フィリピンで最も高い評価を受ける、財閥の一つです。
フィリピンでのランドマークとなる象徴的で画期的なプロジェクトを建設することで知られており、その魅力と名声を高めています。
「GT Capital Holdings Inc」(GTキャピタル・ホールディングス)の主要な事業は、不動産事業、金融機関事業、自動車事業、インフラストラクチャー事業、などです。
では早速、その魅力を見ていきましょう。
受賞歴
「Federal Land」(フェデラルランド)は、高い信頼性とサステイナビリティに向けた取り組みが評価され、国内外から多くの賞を受賞し、国際的に高く評価されています。最新の賞には、以下が含まれます。
2019年、BCI Media Group(アジア太平洋地域のトップの建築および建設情報のプロバイダー)が主催する、「BCI Asia Top 10 Awards」で、アメリカのトップ不動産開発企業の1社に選ばれました。
同年、CMO AsiaとWorld Marketing Congressによる「Philippines Brand Leadership Awards 2019」(フィリピン・ブランド・リーダーシップ賞)も受賞しました。
開発地域
フェデラルランドの住宅は、主にメトロマニラ、カビテ、セブの主要都市をターゲットに、国内の富裕層や外国人投資家を対象に設計されています。
プロジェクト例や特徴
代表的な住宅としては、グランド・ハイアット・マニラ・レジデンスやセブのマルコ・ポーロ・レジデンスのコンドミニアムがあります。
また、ホテルや商業ビルなども開発しており、マカティには名所のGTタワー、66階建てのメトロバンク・センター、グランドハイアット・ホテル、ボニファシオ・グローバル・シティのグランド・セントラルパーク・タウンシップなどがあります。
2006年には、マニラ湾岸エリアにベイ・ガーデンクラブ&レジデンスとシックス・センス・リゾートの開発が行われました。
このエリアは、周辺にモールや高級ホテルが並ぶほか、国際会議場や遊園地スターシティもあるため、ビジネスだけでなく娯楽としても人気のエリアです。
「Veritown Fort」(ヴェリタウン・フォート)は、商業施設、オフィス、文化センター、住宅地、緑豊かな住宅地を含む複合施設を持つ「近未来都市」であるボニファシオ・グローバル・シティ(BGC)にて、フェデラルランドによって開発されました。
この複合施設は、ニューヨークをインスピレーションにしており、グランドハイアットホテル、グランドハイアット・マニラ・レジデンス、パークウェスト、セントラルパーク・ウェスト、マジソン・パークウェスト、タイムスクエア・ウェストを備えています。
また、グランド・セントラル・パーク(BGC、タギグ)の近い将来には、「SUNSHINE FORT」と呼ばれる大規模なタウンシップ開発が登場する予定です。このプロジェクトは、フェデラルランドが野村不動産開発と三越伊勢丹ホールディングスと共同で進めています。サンシャイン・フォートはグランドハイアットホテルやグランドハイアット・レジデンスの隣に位置し、住宅用コンドミニアムであり、地下にはショッピングモールがあります。2025年に完成する予定です。
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