見出し画像

Web1.0とは?基礎知識をわかりやすく解説

須見一です。

Web1.0は、インターネットが初めて一般的に普及し始めた時代のWebのことを指します。具体的には、1990年代後半から2000年代初頭にかけての時代を指し、Webの初期の形態を表しています。Web3.0以降の時代に生きていくために基礎知識を理解することがとても重要です。

この記事では、歴史、特徴、技術や課題について説明します。

歴史

Web1.0は、World Wide Web(www.)を考案したイギリスの計算機科学者、ティモシー・"ティム"・ジョン・バーナーズ=リー(Timothy “Tim" John Berners-Lee)によって考案され、2000年代初頭までのウェブ構造を指します。Web1.0の時代、ユーザーができることは、Webサイトに掲載されている文章や画像を単に見ることだけでした。

ティモシー・"ティム"・ジョン・バーナーズ=リー(Timothy “Tim" John Berners-Lee)

特徴

Web1.0の最も大きな特徴は、Webページの閲覧が主な活動であったことです。Webサイトは情報発信の手段として利用され、Webページを閲覧することが主な目的でした。また、Webページの更新は、主にWebサイト管理者が手動で行う必要がありました。この時代のWebサイトは、情報を提供することに主眼が置かれ、ユーザー参加型のコンテンツは少なかったと言えます。

Web1.0の特徴

技術

Web1.0の技術は、HTMLやCSS、JavaScriptなどの基本的なWeb技術が主流でした。また、Webサイトのホスティングサービスが登場し、Webページの公開が容易になりました。しかし、Webサイトの検索はまだ未発達であり、情報の収集には時間と手間がかかりました。また、当時はブラウザの種類が限られており、Webページの表示が異なることがありました。

HTML、CSS、Javascriptとは

課題

Web1.0の最大の課題は、Webページの静的であることです。Webサイトの更新が手動で行われるため、情報が新しくなるまで時間がかかりました。また、Webサイトの検索が未発達であったため、目的の情報を探すことが困難でした。ユーザーがWebページに対してアクションを起こすことができず、Webページにコメントを残すこともできませんでした。このため、ユーザーとのコミュニケーションが不足していたと言えます。

まとめ

Web1.0は、Webの初期の形態を表しており、Webページの閲覧が主な活動であった時代です。Web技術は基本的なものが主流であり、Webサイトの更新は手動で行われ、情報収集には手間と時間がかかりました。しかし、Web1.0は現代のWebの基盤となっており、Webの進化に欠かせない重要な時代であったと言えます。Web1.0の限界を克服するため、Web2.0が登場したことで、ユーザーとのコミュニケーションが盛んになり、Webページの動的化が進んでいきました。Web1.0からWeb2.0への移行は、現代のWebが持つ様々な機能やコンテンツの基盤となっています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?