【2021年8月23日~8月29日】週間マーケティングニュース
みなさんこんにちは、すみです。
今回は、週間マーケティングニュースということで、先週1週間のマーケティングトピックを振り返っていこうと思います。
今回は3つのトピックについて深掘りしてお話しします。
先週の全てのニュースについては記事の最後にまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
プラットフォームのショッピング機能
まずは、プラットフォームのショッピング機能について!
今回はTikTokとSnapchatで新たなショッピング機能についてニュースがありました。
■ TikTok、ShopifyとのTikTok Shopping機能を拡大(8/25)
■ Snapchat、スキャン機能をアップデートし、カメラで服や食品などの商品をスキャンして一致する商品の表示が可能に(8/27)
まずは、TikTokについてです。
TikTokは2020年10月からShopifyと連携し、ShopifyのダッシュボードからTikTokのマーケティングキャンペーンを展開したり、最適化できるようになっていました。
今回その連携をさらに拡大します。
TikTokのビジネスアカウントを持っているShopifyの事業者は、TikTokのプロフィールにショッピングタブを入れられるようになったり、商品カタログを同期させることができるようになります。
この機能はアメリカ、イギリス、カナダで先にテストを開始するとのことです。
続いて、Snapchatです。
Snapchatはスキャンツールをアップデートしました。
これによってファッションなどをカメラからスキャンして、スキャンした商品に関する情報を簡単に見つけられるようになりました。
出典:Snapchat Announces New Updates for its Scan Tool, Including New Scan Shopping Options
このように、最近はSNS上で簡単にショッピングができる機能を各プラットフォームで実装し始めています。
このソーシャルコマースへの動きはさらに加速すると思われるので、今後も要チェックです。
Instagram、気になるアップデート
今週はインスタグラムの気になるアップデートが2つありました。
■ Instagramがストーリーでリンクを開くスワイプアップを8/30に廃止し、 代わりにリンクステッカーを導入する(8/24)
■ Instagram、ハッシュタグなしのキーワード検索が可能に。まずは英語から開始(8/26)
まずは、ストーリーでのリンク設置について。
ストーリーでのリンク設置といえば、こちらの画像のように上にスワイプアップすることでリンク先のサイトに飛ぶというものでした。
出典:Instagram、ストーリーズでウェブリンクを開く「スワイプアップ」を廃止へ
ですが、こちらのスワイプアップ式のリンク設置を8/30で終了します。
そして代わりに、リンクステッカーが導入されることになりました。
続いて、インスタグラム内での検索についてです。
インスタでの検索はこれまでハッシュタグのみでしたが、8/25からハッシュタグなしのキーワードによる検索が可能になりました。
まずは、英語のみで機能実装するとのことですが、今後日本語でも可能になるかもしれません。
インスタグラムではこれまでも様々なアップデートがありましたが、今回はかなり興味深いアップデートだったと感じています。
新しいUIや機能が生まれることで新しい使い方が生まれます。
これらの新機能がユーザーにどう使われているのかを、早い段階で知ってUI/UXの改善など、マーケティングにも生かしていきたいものです。
Onlyfans、アダルトコンテンツの禁止から一転、禁止を撤回
Only Fansといえば、クリエイターがコンテンツをユーザーに直接サブスクリプションで販売できるサービスで、特にアダルトコンテンツを直接販売できるSNSとして発展してきましたが、8/20に上場準備を理由に一部のアダルトコンテンツを禁止すると発表されていました。
ところが、この決定に世界中のユーザーから批判が殺到。
その報道があった1週間後の8/27にはアダルトコンテンツの禁止が撤回されることになりました。
そもそも、OnlyFansがアダルトコンテンツを禁止しなければならなくなった背景について、代表は「銀行からの圧力があり、自分たちには選択肢がなかった」と話しています。
一昔前までは、銀行などの権力があるポジションの人たちがNOといえば、その決定に従わざるを得ない状況でしたが、最近では、多く寄せられたユーザーの声が大きな力を持つようになってきたと感じます。
インフルエンサーのマナブさんは、これについて、「仮想通貨の発展によって銀行のパワーが落ちてきている」と話しています。
少し前にも、TwitterのUIアップデートについて、ユーザーの批判が相次ぎローンチ後1週間でUIを修正すると報道されていました。
最近は、デジタルの急速な普及によって、これまで強い権力を持っていた企業や人の力が弱まり、ユーザーの声が力を持つようになってきており、社会のパワーバランスが変わってきたなと感じています。
今週の気になるニュースまとめ
最後に今週のテックニュースの一覧です。ピックアップされたものも含めてこれだけのニュースがありました。
8/24
- Instagramがストーリーでリンクを開くスワイプアップを8/30に廃止し、 代わりにリンクステッカーを導入する。
- 韓国、GoogleとAppleのアプリストア手数料を制限
- クリエイターファンドが増えているが、一番クリエイターに支払っているのはYouTube
- Disney+、この成長ペースでいくと、来年Netflixを超える
8/25
- Instagram、ショップタブ内での広告をグローバルで開始
- Spotify、全てのポッドキャスターにサブスクリプションサービスを開始
- TikTok、ShopifyとのTikTok Shopping機能を拡大
- ワシントンポストがTikTokチームを拡大。ニュース系の企業もTikTokに参入し始めている
- Roblox、初めて13歳以上のユーザーが50%を超える
- 広告と売り上げの関係性、広告を止めると5年で平均58%落ちる
8/26
- TikTok、5分、10分以上の動画がアップできる機能をテスト中
- Twitter、ニュースレターのリンクを目立たせて貼れるように
- Instagram、ハッシュタグなしのキーワード検索が可能に。まずは英語から開始
- Twitter、スペースを普及させる動きを見せ始めている。アクティベーション、パートナーシップ、イベントなどを担当する人を募集している
8/27
- Twitter、スペースで一部のホストがチケットスペースを作成し有料化が可能に
- Snapchat、スキャン機能をアップデートし、カメラで服や食品などの商品をスキャンして一致する商品の表示が可能に
- Netflix、ゲームをローンチ
- OnlyFans、アダルトコンテンツの禁止を撤回
- Apple、Apple Newsアプリに参加するメディア企業のiOSアプリの手数料を初年度から15%に下げるプログラムを開始
以上、週間マーケティングニュースでした!
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