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【2021年7月12日~7月18日】週間マーケティングニュース

みなさんこんにちは、すみです。

今回は、週間マーケティングニュースということで、今週1週間のマーケティングトピックを振り返っていこうと思います。

今回は3つのトピックについて深掘りしてお話しします。

先週の全てのニュースについては記事の最後にまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

プラットフォームのマネタイズ機能や支援とその傾向

以前から続々と登場しているSNSなどのプラットフォームによるクリエイターマネタイズ機能や支援プログラムが今週も発表されました。

■ ニュースレタープラットフォームのサブスタックが「Substack Grow」というライター養成プログラムを開始する(7/14)
■ Facebook、マークザッカーバーグが2022年末までにクリエイターに$1B支払うプログラムをたちあげると発表(7/15)

まずはサブスタックです。
サブスタックといえば、コロナ禍の2020年に急成長したニュースレタープラットフォームです。

このサブスタックが来月「Substack Grow」というライター養成プログラムを開始します。

Zoomで6セッションの講座を提供し、最初の1000ドルの収益を達成できるように支援します。

そしてFacebookでも新たにクリエイターファンドを立ち上げるというニュースがありました。

Facebookのマークザッカーバーグは2022年末までにクリエイターに10億ドルを支払うプログラムを立ち上げると発表しました。

具体的には、コンテンツの投稿やFacebookやInstagram内でのマイルストーンの達成、ライブ配信などをすることで収益が得られるプログラムになる可能性が高いようです。

少し前までは、投げ銭やサブスクリプションなど、ユーザーからクリエイターへ支払われる形のマネタイズ機能が多かったですが、最近は企業からクリエイターへ支払われるタイプの資金提供や稼げるようになるために講座で支援するという支援方法やマネタイズ方法が増えてきています。

こちらはThe Informationでまとめているクリエイターファンド(資金提供)の比較の表です。

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出典:How Facebook’s $1 Billion Creator Warchest Compares

こちらから見える傾向は、動画系のSNSは結果主義、テキスト系のSNSではポテンシャル主義の傾向があるようです。

最近各プラットフォームで、ユーザーを抱え込むため、クリエイターに投資するということが増えています。

今後もこの流れは加速していく可能性があるので引き続きウォッチを続けていこうと思います。

テック企業発の実店舗が登場

テック企業といえば、ネット上でビジネスを完結させるのがほとんど…かと思いきや、今週はテック企業が実店舗をもつというニュースが2つ飛び込んできました。

■ イギリスにTikTokの「For You House」ができる(7/14)
■ Netflix、日本で直営店を開始する(7/17)

まずはTikTokです。

TikTokはイギリスに「For You House」というポップアップストアを立ち上げます。

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出典:TikTok Launches 'For You House' Pop-Up Store In the UK

こちらのポップアップストアでは、クリエイター同士で交流ができたり、コンテンツ作成の講座を5ポンドで受けられるようなサービスがあるとのことです。
また、庭やキッチンのようなセットもあり撮影も可能だそうです。


そして、Netflixも直営店を出店する計画があるとの報道がありました。

東京都内のどこかで出店をするとのことで、日本の店舗がNetflix直営店の1号店になる可能性もあります。

店内はドラマ制作風景を再現し、関連装品などを販売する予定とのことです。

最近はネット発の企業が実店舗を用意することが増えてきました。
ネット以前から実店舗で伸びてきた企業と実店舗でどう戦っていくのか気になるところです。

Twitter、フリートの廃止を決定

今週最後のニュースは、Twitterのフリート廃止に関するニュースです。

Twitterは昨年3月にテストし、11月に提供開始したフリート(インスタグラムのストーリーのようなもの)が8月3日に終了すると発表されました。

元々フリートは、既存のTwitterユーザーではなく新たなユーザーを増やす目的で実装された機能だったようですが、Twitter者曰く「既にツイートしている人々が自分のツイートを拡散するために利用している」ため、本来の目的であった新規ユーザー獲得には用いられていなかったということがフリート廃止の一因になったようです。

Twitterを10年近く利用している私としては、Instagramのストーリーをコピーしてできたこの機能は正直Twitterとの親和性に欠けるかな?と思っていましたし、実装時に「Twitterはインスタとは違う」という多くの日本人ユーザーの声も見ていたので、廃止は妥当なのかな?という感覚です。

今週の気になるニュースまとめ

最後に今週のテックニュースの一覧です。
ピックアップされたものも含めてこれだけのニュースがありました。

7/12
- Clubhouse、TEDと契約して独占コンテンツを配信する
- 世代別によく使われているアプリ Z世代:Snapchat、Twitch、TikTok、Roblox ミレニアル世代:DiscordとLinkedIn 団塊の世代:リング、ネクストドア、ウェザーチャンネル
- 中国のKFC、自動運転車でフライドチキンを販売している
- 2021年夏Twitterのトレンド:昨年夏と比べてポジティブな感情が11%増加、映画や旅行などのコロナ後を意識したツイートが増えている

7/13
- Googleのコアアップデートの2回目が終了
- ByteDance、今年中に香港とアメリカで上場予定だったが、中国政府からのデータセキュリティの要求でスケジュールが延期に
- Facebook、YoutubeやTikTokから遅れてクリエイター向けのマネタイズ機能を開発している

7/14
- イギリスにTikTokの「For You House」ができる。ポップアップストアとは呼ばれていて、クリエイター同士で交流したり、コンテンツ作成の講座を5ポンドで提供する
- Googleが日本のQR決済アプリのpring(プリン)を買収する
- インスタでストーリーにキャプションが自動で入れられるステッカーがローンチした
- ニュースレタープラットフォームのサブスタックが「Substack Grow」というライター養成プログラムを開始する
- Googleフォトは、他のユーザーがリンクで写真をまとめて共有できる「ask friends for photos」を開発している
- アメリカではコロナを受けて倒産したショッピングモールを集合住宅にリノベーショする計画が多く進められている
- Apple、後払いサービスをApple Payに組み込む予定。Apple Payで決済をする際に後払いオプションが表示されるとのこと
- Apple、人気映画制作会社のA24の買収を検討
- インフルエンサーマーケティング、多重下請構造化しつつある

7/15
- Twitter、フリートの廃止を決定。非アクティブユーザーに利用してもらうためのきっかけで作ったが、アクティブユーザーしか利用しなかったために廃止するとのこと
- Youtube、Twitchの類似機能を新たに3つ追加。ライブ配信で特定の部分を切り取る「クリップ」、サブスク登録者のみのライブチャット、投票機能
- TikTok、30億ダウンロードを達成、Facebook関連のWhatsApp、Facebook Messenger、Facebook、Instagram、以外では初めて。
- Clubhouse、メッセージ機能のBackchannelを追加
- Facebook、マークザッカーバーグが2022年末までにクリエイターに$1B支払うプログラムをたちあげると発表
- Amazon、子供向けのウェアラブルを開発中
- Netflix、ゲーム開発することを発表
- クリエイターファンドの一覧、動画系のSNSは結果主義、テキスト系はポテンシャル主義の傾向

7/16
- GAFAに対する独占禁止法の調査、2年前は17件だったが今は70以上になっている

7/17
- Netflix、日本で直営店を開始する

7/18
- メールマーケティングの投資対効果、最大44倍

以上、週間マーケティングニュースでした!

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