【2021年7月5日~7月11日】週間マーケティングニュース
みなさんこんにちは、すみです。
今回は、週間マーケティングニュースということで、今週1週間のマーケティングトピックを振り返っていこうと思います。
先週の全てのニュースについては記事の最後にまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
8月1日から薬機法改正
一つ目のトピックは、薬機法改正についてです。
そもそも「薬機法」とは何なのかといいますと、正式名称だと「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」というもので、医薬品、化粧品、医療機器、再生医療等製品について安全と体への有効性を確保するために定められた法律です。
簡単にいうと、医療に関するものについて効果が誤解されるような過大表現などが増えないように規制する法律になります。
今回この薬機法が改正され、8月1日から課徴金制度が新たに加わることになりました。
これは、虚偽や誇大広告を行った企業に対して該当商品の売上額の4.5%を課徴金とするというものです。
今までは、広告規制に違反した場合、逮捕されない限り、罰金は課せられませんでしたが、導入後は逮捕されなくても罰金が課せられることになります。
今までは、薬機法スレスレで広告を打っていた企業は、このルールに合わせて考え直していく必要があるかもしれません。
Google、スマホ決済のpring(プリン)を買収?
2つ目のトピックは、Googleがスマホ決済のpring(プリン)を買収するというニュースです。
pringは、2017年に決済代行のメタップスやみずほ銀行などが共同出資して設立した資金移動業社です。
Googleはpringを買収し、日本の金融事業に本格参入する予定で、2022年を目処に送金・決済サービスを開始するとの報道がありました。
このような報道があったものの、メタップスは「当社が発表したものではない」と発表しています。
日本は先進国の中でもキャッシュレス決済の普及が遅れています。
Googleは開拓の余地が大きいと判断したようです。
Googleが日本に参入すれば、スマホ決済の競争がさらに激しくなるとみられます。
今後このニュースがどうなっていくのか、引き続き注目したいと思います。
TikTokの勢いがやっぱりすごい!
3つ目のトピックはTikTokがすごいということで、今週は衰えないTikTokの勢いがわかるデータがいくつかありました。
まずは、6月の世界アプリダウンロードランキングです。
Sensor Towerの最新データによると、TikTokは2021年の6月1番ダウンロードされたアプリになりました。
WhatsAppとTelegramが一時的に1位になったことをのぞいて18ヶ月間ほぼずっとトップをキープしています。
出典:TikTok Holds its Lead as the Most Downloaded App Once Again in June
また、アメリカでの調査でTikTokの利用時間が、Youtube、Netflix、Facebookを上回る結果になっていることもわかりました。
このように、ダウンロード数でも、利用時間でも、TikTokが上位に食い込んできています。
そんなTikTikTokは、今週新たに2つの機能についてローンチやテストがされていることが発表されています。
■ 求人機能「Resume」のローンチ
■ 広告でバーチャルギフトカードをつけられる機能を検証中
求人機能のResumeは、動画で履歴書を作って採用活動ができるという機能です。
Chipotle、Target、WWE、Alo Yoga、Shopify、Contra、Movers + Shakersなどが参加するとのことです。
採用という意味では、LinkedInに近い印象もあります。
広告のバーチャルギフトカードについては、現在検証中とのことです。
広告にディスカウントコードを加えたものと、ギフトカードを加えたものでABテストを行った結果、ギフトカード付きの広告のROASが58%、CVRが90%、CTRが15%高かったという結果も出ているようです。
今週の気になるニュースまとめ
最後に今週のテックニュースの一覧です。
ピックアップされたものも含めてこれだけのニュースがありました。
7/5
- Yahoo!ジャパン、米Yahoo!から独立企業になる権利を買い取る
- 海外企業、cookie廃止に向けてメールマーケティングがトレンドになっている
- ByteDance、TikTokなどで使っているAI技術を販売している
- 世界のユニコーン企業、5割増えて700社突破
7/6
- 韓国のSMエンターテイメント、「コンテンツユニバース」戦略がファンを上手に巻き込んでいる。「KWANGYA」はメタバース
- DMMの電子書籍、70%OFFキャンペーンがUGCで爆発的に売れすぎてしまい前倒しで終了
- アメリカのTikTok利用時間、Youtube、Netflix、Facebookなどを上回る
- 8月1日から薬機法が改正される。課徴金制度が導入され、逮捕されなくても違反対象商品の売上の5%に相当する額が行政の裁量で課せられる
- 日本の勉強しない社会人、コロナでさらに増えた
7/7
- AmazonのCEO、ジェフベゾスが退任して、AWSのトップに変わる
- Twitter、プライバシー強化の機能を検討中(返信ツイートの公開設定、会話できる人の設定、検索で非表示にする設定など)
- TikTok、商品がバズって消えていくスピードが速くなっている
- Facebook、人間の目のような焦点深度をVR上で表現する技術の特許を申請
- Reveue、substackなど他のプラットフォームからRevueへ移行できる機能をローンチ
7/8
- Google Map、インドアライブビューをローンチ。ARでカメラをかざすと行きたい方向を示してくれる
- TikTok、求人機能の「Resume」をローンチ。動画で履歴書をまとめて採用活動を行う
- Twitter、フォローしていないユーザーのフリートが表示される機能をテスト中
- TikTok、求人機能の「Resume」をローンチ。動画で履歴書をまとめて採用活動を行う
- 中国、2016年からeスポーツを大学の正式部門として30校で教育を開始し、今年卒業生が出る
- Facebookのレポートによると、スマホで最も利用するアプリのほとんどはAppleかGoogleのものだと判明
- Googleがスマホ決済会社のpring(プリン)を買収。日本で金融事業に本格参入し、2022年をめどに送金・決済サービスを開始する
7/9
- 2020年、人々がスマホを使う時間は1日あたり4時間10分となり、2019年から20%増加した
- NFL(ナショナルフットボールリーグ)がTwitterスペースで独占コンテンツを放送する契約をした。
- 6月の世界アプリダウンロードランキング、TikoTokが1位に。18ヶ月間ずっとキープしている
- 「クリエイター」というキーワードが入った採用が増えている。特に最も力を入れているのはGoogle、Adidas、ByteDance、Vaynermediaなど。
- Netflix、ポッドキャスト事業強化のため、Appleの元重役を採用
7/10
- Youtube、新しい動画を見つけるフィードをローンチ。過去の動画視聴履歴や行動によって、パーソナライズされたことがない動画のレコメンドが表示される。
- Twitter、インド政府のルールに従い、インドユーザーのTwitter投稿にか対する責任権を持つことになる
- TikTok、広告でバーチャルギフトカードをつけられる機能を検証開始
7/11
- TikTok、ゲームコンテンツで縦型画面に対応して、複数のアングル(手元と画面など)を使って作る人が増えている
以上、週間マーケティングニュースでした!
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