【2021年5月10日~5月16日】週間マーケティングニュース
みなさんこんにちは、すみです。
毎週日曜日は週刊マーケティングニュースということで、今週も気になるマーケティングトピックについて振り返っていこうと思います。
今週の全てのニュースは最後にまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
TikTok、需要がかなり増加
今週は、TikTokの需要がかなり増加しているなと感じられる興味深いマーケティングデータがいくつかありました。
■ 米国のZ世代、InstagramよりもTikTokを使う傾向
■ 米国企業、インフルエンサーマーケティングでのTikTokの活用率が増加
一つ目はユーザーに関するデータで、米国のZ世代(1997年〜2012年生まれ)で今年のTikTokユーザーは3,730万人、Instagramユーザーは3,330万人となり、InstagramよりもTikTokのユーザーが多いことがわかりました。
また、TikTokに注目しているのはZ世代のユーザーだけではありません。
米国の大企業と広告代理店にインフルエンサーマーケティングでどのプラットフォームに投資するかを調査したところ、InstagramとFacebookに次いで多いのはTikTokとなりました。
出典:TikTok’s Pandemic Popularity Got Advertisers’ Attention, New Data Shows
昨年からTikTokのユーザー増加は注目されていましたが、マーケティングの分野でもTikTokへの注目は集まっていることがデータで証明されました。
また、今週はTikTokの広告や新機能に関するニュースも多く見られました。
■ TikTok、クリエイター向けの広告機能をテスト中
■ TikTok、ブランドがTikTok上で採用活動ができるツールをテスト中
■ TikTok、ヨーロッパでアプリ内のコマース機能を検証開始
ユーザーにとって便利なEコマース機能はもちろん、クリエイター向けの広告や、企業むけの採用活用機能など、企業やクリエイターにとっても便利な機能の追加をつづけてユーザー獲得に努めているように見えます。
今後もユーザーはもちろん活用していく企業が増えていく可能性があるのでウォッチを続けたいと思います。
SNS、マネタイズやサブスクリプションなどの機能追加が続々
先月から続いている、SNSなどプラットフォームによるクリエイターマネタイズ機能やサブスクリプションなどの機能追加は今週もいくつかありました
■ Youtube、Shortsのクリエイターに1億ドルの資金提供をする「Youtube ShortsFund」を発表
■ Twitter、サブスクリプションサービスの「Twitter Blue」を開発中
まず、YoutubeはShortsのクリエイターに対して1億ドルの資金提供をする「Youtube Shorts Fund」を発表しました。
毎月最も多くのエンゲージメントと視聴回数が見られるクリップに提供するとのこと。
これはYoutube Partner Programに入っていなくても参加できるとのことです。
続いてTwitterは新たなサブスクリプションサービスとして、「Twitter Blue」を開発中と発表されました。
Twitter Blueは月額$2.99でツイートの取り消し機能、ブックマークのツイートを整理して後で簡単に見られる機能などを準備しているとのこと。
また、これらの機能に加えて、最近買収したScrollやRevueを入れる可能性もあるとのことです。
以前からもお話ししています通り、SNSなどのプラットフォームは広告頼りのマネタイズ方法から脱却し、サブスクリプションやクリエイターエコノミーを進めることで新たなマネタイズ方法を作ろうとしている状況です。
こちらの図はSNSなどのプラットフォームが実装するクリエイターマネタイズ機能をまとめたものです。
多くのプラットフォームでチップ、クリエイターファンドなどのクリエイターマネタイズ機能が次々と実装されており、どの機能もお互いに真似し合っている状況です。
出典:Tech giants have all become creator companies
こういったプラットフォームによるクリエイターマネタイズ機能が実装されることで、ネットを利用して収入を得ているクリエイターのマネタイズ方法も変わってきますので、今後もウォッチを続けていこうと思います。
興味深いマーケティングデータが盛りだくさん!
今週はいくつかの興味深いマーケティングデータも公開されました。
■ Eコマース、売上高が2021年の4.9兆ドルから2024年には6.4兆ドルに増加すると予想
■ ポッドキャストユーザー、母親世代で毎月聞くユーザーが40%まで増加
■ インフルエンサーマーケティング、米国マーケターの7割が活用するマーケティング手法に成長
3つ目のインフルエンサーマーケティングに関するデータは先のTikTokの部分でお話ししているので割愛させていただきます。
まず1つめのEコマースに関すルデータについてです。
Eコマースの売上高は2021年の4.9兆ドルから2024年には6.4兆ドルにまで増加すると予想されています。
また若い世代はパンデミック以前よりも67%多くオンラインで消費したことがわかりました。
続いて2つ目のデータですが、ポッドキャストユーザーに関するデータで、米国のお母さんがポッドキャストを利用する割合が増加することがわかりました。
こちらのデータからわかるように、米国のお母さんの40%が毎月、28%が毎週ポッドキャストを聴いているとのことで、ポッドキャストのユーザー層が増加してきていることがわかります。
今週の気になるニュースまとめ
最後に今週のテックニュースの一覧です。
ピックアップされたものも含めてこれだけのニュースがありました。
5/10
- Clubhouse、Android版を米国からローンチ
5/11
- Instagram、インスタライブでスケジュール機能を開発中
- Youtube、クリエイターのサブスク登録者のみが参加できるチャット機能を開発中
- Spotify、タイムスタンプされたポットキャスト・曲を共有できるように
- TikTok、クリエイター向けの広告機能をテスト中
5/12
- 米国のZ世代、InstagramよりもTikTokを使う傾向にあることがわかった
- TikTok、ブランドがTikTok上で採用活動ができるツールをテスト中
- 米国広告主のインフルエンサーマーケティングへの投資、InstagramとFacebookに続いてTikTokが増えている
- Youtube、Shortsのクリエイターに1億ドルの資金提供をする「Youtube ShortsFund」を発表
- TikTok、ヨーロッパでアプリ内のコマース機能を検証開始
- インフルエンサーマーケティング、米国マーケターの7割が活用するマーケティング手法に成長
5/14
- Pinterest、クリエイターのライブ配信機能をテスト中
- Discord、clubhouseの類似機能のStage Channelsを正式にローンチ
- Instagram、ライブ配信のインサイトを開発中
5/15
- Tiwtter、ブックマーク内でフォルダ分けできる機能を開発中
- Reddit、subredditを運営しているユーザーがマネタイズできる機能を実装
- ポッドキャストユーザー、母親世代で毎月聞くユーザーが40%まで増加
5/16
- Twitter、サブスクリプションサービスの「Twitter Blue」を開発中
- Instagram、オーディオルームを開発中
- Eコマース、売上高が2021年の4.9兆ドルから2024年には4兆ドルに増加すると予想
以上、今週の週刊マーケティングニュースでした!
Twitterやポッドキャストでは毎日最新のマーケティング情報や私の英語学習について発信しています。
こちらもぜひフォローお願いします!