【2021年11月15日~11月21日】週間マーケティングニュース

みなさんこんにちは、すみです。

今回は、週間マーケティングニュースということで、先週1週間のマーケティングトピックを振り返っていこうと思います。

今回は3つのトピックについて深掘りしてお話しします。

先週の全てのニュースについては記事の最後にまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。


TikTok(ByteDance)の成長

以前からTikTokとその運営会社であるByteDanceの成長の速さは注目されていましたが、今回もその驚くべき成長ぶりがわかるデータがいくつかあったのでご紹介したいと思います。

■ TikTok、2022年に月間アクティブユーザー数が15億人になると予想(11/15)
■ ByteDance、売り上げは昨年から60%成長し、630億ドルになると予想(11/16)

まずはTikTokのアクティブユーザー数に関するデータについてです。

こちらはApp AnnieによるTikTokの2022年の月間アクティブユーザー数を予測したレポートです。
こちらによると、TikTokは今後12ヶ月でアクティブユーザー数15億人を突破すると予想されています。

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出典:New Report Suggests TikTok Will Surpass 1.5 Billion Users in 2022

これがどれくらいすごい数字かと言いますと、Instagramは2018年にアクティブユーザー数10億人になってから横ばいが続いており、それと比較するとTikTokのアクティブユーザー数の驚異的な伸びがわかるかと思います。


そしてTikTokの運営会社であるByteDanceもTikTokの成長に比例して、総収益が増加しています。
今年は約60%増加して、4000億元(約630億ドル)に達し、世界5代オンライン広告販売業者の一つとしての地位を固めました。


来年はさらにユーザー数が増えると予想されるTikTokですから、その運営会社であるByteDanceの収益もさらに増えるでしょう。

また、TikTokから始まったショートムービーのブームを受けて、他のSNSプラットフォームもTikTokの類似機能であるショートムービー機能を次々と実装しています。

ショートムービーをきっかけに新たなマーケティング手法が生まれる可能性は十分にあるでしょう。

Z世代の傾向

今回はZ世代に関するSNSの利用データや、好きなブランドに関する傾向のデータなどがいくつかあったのでご紹介しようと思います。

■ 米国の12歳〜17歳、InstagramよりもTikTokを利用する傾向
■ Z世代が好きなブランド、1位はGoogle、2位はAppleに

こちらはForresterが米国で12~17歳のSNSの週間利用量を調査したデータです。
Instagram、Snapchat、TikTokの3つを比較していますが、TikTokは2019年にはグラフがなかったものの、2020年から登場し、2021年には63%と、他のSNSを抑えて1位になっています。

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出典:Weekly Usage Of TikTok Surpasses Instagram Among US Gen Z Youth


そしてこちらは、18〜24歳のZ世代を対象に、お気に入りのブランドを調査したデータです。
Google、Apple、AmazonがZ世代のお気に入りのブランドトップ3となりました。

この中のうち、26社はミレニアル世代からも評価された企業ですが、若い世代を対象としたコンテンツプラットフォームやファッションブランド、ゲーム会社などはZ世代特有の特徴と言えます。

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出典:COMPARABLY | 2021 Top Brands for Gen Z

TikTokのようなショート動画のブーム、好きなブランドとしてゲーム会社が選ばれる傾向などは、今後のデジタルマーケティングにおいて興味深い結果になったと思っています。

Z世代向けマーケティングはもちろん、ここから新たなマーケティング手法が生まれると思いますので、要チェックです。

メタバースのトレンド

FacebookがMetaと社名変更し、本格的にメタバース事業に注力することになったことで、さらに注目を集めているメタバース。

今回は、その市場規模がわかる興味深いデータがありましたので、ご紹介しようと思います。

■ メタバース関連の調達、今年だけで104億ドルほど行われている
■ Epic Games CEO、メタバースは数百兆円規模の市場になるため、次の3年間がEpic、Roblox、Microsoft、Facebookなどにとって重要な時期と発言

まずは、メタバース関連の調達についてです。

2021年のメタバース関連の調達はメタバース関連企業612社全体で104億ドルになると言われており、内訳は以下のようになっています。

■ ゲーム:約75億ドル(382件)
■ オンラインゲーム:約25億ドル(110件)
■ AR:約21億ドル:約21億ドル(176件)
■ バーチャル世界:6280万ドル(9件)

出典:VCs Will Spend Billions More To Make The Metaverse A Reality


そして、メタバースの分野で特に注目されているゲーム業界から、Epic GamesのCEO、ティム・スウィニーさんは「メタバースは数百兆円規模の市場になるため、次の3年間がEpic、Roblox、Microsoft、Facebookにとって重要な時期」と語っています。


このようなニュースからもわかるとおり、メタバースは今後急成長すると予想される注目のデジタルトレンドの一つであることは間違いありません。

そして私が一番注目している点は、メタバースを中心として新たなビジネスが始まる可能性があるということです。

以前から何度か話していますが、メタバースと仮想通貨、NFTなどの技術は非常に親和性が高いとされていますので、メタバースが盛り上がるほど、メタバースを中心とした新たなビジネスもまた生まれる可能性を秘めていると思います。

メタバースとセットで、仮想通貨やNFT関連のニュースも引き続き注目です。

今週の気になるニュースまとめ

最後に今週のテックニュースの一覧です。ピックアップされたものも含めてこれだけのニュースがありました。

11/15
- TikTok、2022年に月間アクティブユーザー数が15億人になると予想

11/16
- 楽天市場、ライブ動画配信が可能に
- Substack、課金ユーザー数が100万人を突破
- ByteDance、売り上げは昨年から60%成長し、63Bドルになると予想

11/17
- Twitter、Twitter上のツイートの95%は全体の25%のユーザーが作っている
- Snapchat、食品スキャン機能を追加
- メタバース関連の調達、今年だけで4Bドルほど行われている
- Twitter、会社の資産としてビットコインを保有しない方針

11/18
- Google、コアアプデート開始
- Instagram、アップロード後の特定の画像を削除できる機能を実装
- Amazon、無人店舗のコストを2017年12月から96%削減
- Epic Games CEO、メタバースは数百兆円規模の市場になるため、次の3年間がEpic、Roblox、Microsoft、Facebookなどにとって重要な時期と発言
- デジタルファッション市場、2030年までに50Bドルになると予想
- NFT、認知度は87%

11/19
- Clubhouse、iOSに字幕機能をローンチ
- Nike、Robloxと提携してバーチャル世界「Nikeland」をローンチ
- Apple、2025年に電気自動車を発表予定
- PayPal、アメリカユーザー向けに新アプリで仮想通貨のオンライン決済を開始

11/20
- Callup、米国Z世代の調査結果を発表
- 米国の12歳〜17歳、InstagramよりもTikTokを利用する傾向
- Shopify、Shopアプリで商品検索機能をテスト中
- Z世代が好きなブランド、1位はGoogle、2位はAppleに


以上、週間マーケティングニュースでした!

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