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歯医者運がなかった私たち

今まで歯医者運が無かった分、今日初めて行った歯医者は当たりだったかもしれない。コンビニの数ほどあるという歯医者、当たり外れがあって当たり前、合わないと感じたら次へ進もうと気付いたのは最近のことである。

今回の歯医者は、娘の歯科矯正に向けてのカウンセリングに通うべく、初めてやってきた。
駅近でとっても綺麗なのだが、待ち時間に、BTSとか流行りの音楽が頭上のスピーカーからガンガン流れてきたのは不安だったし、またハズレを引いたかなぁと思ったが…

やっと現れた先生の説明がすごく分かりやすかった。
普通に目を見て、話せて、不安な所を聞け、具体的な返答があり、こちらの話の腰を折ったり、初心者の意見を鼻で笑ったりしなかった。
それだけで感動。(逆に、これまでの歯医者運が無さすぎただけなのだが…)

この勘が当たっているのか、まだ信じきれず、不安ではあるが、ここ6年ぐらいの歯医者運の中では、格別に良い。
すごく変わった先生からのコミュニケーションを受けながら施術に我慢していたあの5年間を思い出せば。
(何ハラというのだろう各種のハラスメントを感じたあの空間)
その歯医者の前を通るだけでストレスになっていたのに、娘の歯の矯正を「保険内でします、ただ、通い続けなければ見放しますよ」という類のことを毎回言われ、無理して通い続けた自分を思い返せば、先生との会話が普通というだけで、それだけで、すごく幸せである。
疑問に思うこと、調べること、行動すること、色々パワーがいるんだと最近になってやっと気付いた。

これまでの歯医者運のなさをお互いわかっているので、歯医者から帰る時、
娘とハイタッチしそうだった。
遅い時間の予約だったが、帰りの車の中で、二人で「よかったよね〜」と言い合った。

今夜はその余韻だけで眠れそうである。

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