なるべく安くPS3のゲームを配信する(費用: 約6,000円)
概要
PS3のプレイ画面をDiscordで共有したいと思ったのですが、なんかいろいろ大変そう。
最終的にはOBS Studioに映像を取り込むことになるので、動画配信とかにも使えると思います。
前提環境
以下の環境で動作確認しています。とりあえず新しいのを使っとけば大丈夫だと思う。
Windows 10
OBS Studio 30.2.3
PS3 FWバージョン 4.91
構成
下図のような感じで接続します。
ゲームプレイ自体はテレビ画面を見て、音声はPC側で立ち上げているOBS Studioから取ります。(でないとDiscordとPS3の音声両方を聞けないので)
PS3 ~ PCまで色々経由しているのでどうかなと思いましたが、体感上音声の遅延は全く感じませんでした。
また、今回使ったHDMIキャプチャボードはパススルーに対応しているので、TV側の映像も遅延はありません。
使用機器
以下は動作確認した機器です。
(たまたまAmazonで安かったのを選んだだけなので、これをおすすめする意図はありません。また動作保証するものでもありません。)
HDMIキャプチャボード (UGREEN 15390A)
購入時価格: 4,499円
判断材料: パススルー機能がついている, 安い
付属品: HDMIケーブルx1, PC接続用USBケーブルx1 (USB Type-A ~ USB Type-A/Type-C)
もっと安いHDMIキャプチャボードもあるんですが、だいたい中華製品なので比較的爆発しなさそうなメーカのものを選びました。
1080pの画質で使っていますが、発熱もさほどなくいい感じです。
HDMI分配器 (Avedio Links)
購入時価格: 1,359円
判断材料: 安い, レビューにPS3での動作報告がある
付属品: HDMIケーブルx1, 給電用USBケーブルx1 (USB Type-A ~ Micro USB Type-B)
サクラチェッカーでサクラ度高と書かれてましたが、安いのでいったれと思って買いました。普通に使えてます。
なぜ分配器を使う必要があるのかというと、PS3にはHDCPという保護技術が使われているので、直でキャプチャボードに繋いでも映像が映りません。
そこで、この手の激安分配器を噛ませることでそれを回避することが目的です。出力口は2つありますが、1つは使わずほっといて大丈夫です。
OBS Studioの設定
キャプボにQuickStartガイドが入っているので詳しくはそちらを見ていただければと思いますが、英語アレルギーの方々(私を含め)のためにも書いておきます。
画面設定
OBS Studio の Sources の下にある+ボタンから、Video Capture Deviceを選択
任意の名前をつけてOK
各項目を以下のように設定してOKを選択。
音声設定
OBS Studio の Sources の下にある+ボタンから、Audio Input Captureを選択
任意の名前をつけてOKを選択
Deviceから、Digital Audio Interface (UGREEN HDMI Capture) を選択してOK
Audio Mixer の歯車アイコンを選択して、上記で作成した音声設定 (ここでは Audio Input Capture) の Audio Monitoring を Monitor and Output に設定してClose
Discordでの画面共有方法 (任意)
OBS Studioのプレビュー画面にPS3の映像が写っていることを確認してから、Start Virtual Cameraを起動します。
そうすると、Discordで画面共有する際に Capture Devices から OBS Virtual Cameraが選べるようになっています。
遭遇したトラブル
PS3の画面が映らない
USBの再接続, OBS Studioの再起動でだいたい直ります。
途中で画面が映らなくなる
グラボのドライバアップデートをサボっていたからでした。
NVIDIA/AMDのソフトから最新版にアップデートしておきましょう。
おわりに
ARMORED CORE VIでACシリーズにドハマリしたので、旧作にも手を出そうと思って最近PS3でVerdict Dayをやってます。
知り合いから「キャプボはAVerMediaがいいよ~」と教えてもらったのですが、配信者でもないのにそこまでコストかけてらんないので、同じ状況の人のお役に立てればいいなと思います。