~どんな「自分」も、受け止められるのは自分だけ~
私のリーディングモニターを受けられた方へ、「あなただけの、オリジナルストーリー」を紡ぎます。
今回のストーリーは、
「自分が心底やりたい事否定してるのって、自分なんだ―」
私がそのことを振り返り、そんなに「苦しい」のはもう自分で辞めれるんだってことを改めて実感した、そんなきっかけを私に与えて下さった方のお話です。
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Kさんからは、電子コミックを筆頭に絵本や小説など様々なジャンルの作品をご提示頂きましたが、そんなKさんに対する私の初めの印象は、年齢性別問わずにどんな人とでもすぐに打ち解けられそうな、その親しみ深さでした。
Kさんの「語り」には人を惹き付けるような魅力があるようで、沢山の人と交友関係を築きながら充実した毎日を過ごしているイメージがありましたが、その一方で人と触れ合うKさんの笑顔は固く、目だけが笑えていないそんな様子も見受けられました。
Kさんが持つ人当たりの良さには、どこか「相手に警戒心を与えないように」と自分の身を守っている印象があり、私はそこで「本当の胸の内は明かさない、誰にも心を許したくない」とする、Kさんの「閉ざされたもの」に触れたような気がしたのです。
Kさんは、人との関係性の中で深く傷ついているイメージが強く、「本当はものすごく怒ってる」のを筆頭に、そこに入り交じった様々な思いを抱えているようでした。
それはまるで、自分の全てをかけた体当りの思いを「受け入れて貰えなかった」ことに対する「恨み」や、ずっと信じてきたものに裏切られたような「屈辱」のようなものであって。
またそれによって、自らの可能性や望みを放棄する形となってしまったことへの「喪失感」や、「自分の思いは報われなかった」ことへの「諦め」のようなものでもあって。
そして、それほど血も涙もないこの世の不条理に対する「失望感」のようなものでもあるようで。
"「深入り」したら、また傷つく―”
Kさんはそうして、本当はそれほど面白くもないものをあたかも「可笑しいフリ」をするように、本当は味わいたい目の前にある自分の「ありのまま」を避け、別のもので自分が満足するよう「折り合いを付けている」、そんな風に私には感じられました。
それはまるで、どんなに頑張っても「愛するものを手に出来ない」痛みを、これ以上味わわなくて済むように―
そんな、今にも崩れそうなKさんの思いに触れた時、私は自分の中で沸き立つものを抑えられず、思わず言葉にしていました。
そして、Kさんから頂いたご感想です。
今こうして振り返ると私はKさんに、「これ以上自分の思いを拒絶して欲しくない」その一心だったように思います。
本当はKさん、「自分のありのまま、その全てを味わいたい」ただ、それだけだったのに。
そうして私の中でひとつひとつが紐解けていくうちに、初めに私がKさんから感じた「怒り」は、自分で自分を「拒絶」してしまったことへの怒りなのではないかということ、そしてKさんにとっては、今まで自分の中で無意識に目を背けてきたものに対する「素直さ」を取り戻し、これからのより良い未来のため、自分自身との関係性を見直すきっかけの今であって欲しい、そのように私は思いました。
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今回私は、ありのままの自分を散々「ダメ」としてきた自分を、色んな角度から振り返ることになりました。
それは、「もう、否定しなくていいんだ」とか、「あるままって辛い自分を直視するみたいでキツかった」とか、やっと新しいスタートラインに立とうとしている、そんな面持ちで。
そして極めつけは、「ありのままって言ってるそばから、そうじゃなく(否定や拒絶)してるのって、自分だった」と言うところに辿り着き、「ありのままを受け入れる」ことの本質にまたほんの少し近づいたような気がする自分を、今は静かに味わおうと思いました。
そんな大事なことを私に学ばせて下さったKさんへ、新たに私に浮かんだ言葉を最後に贈ります。
「あなたの言葉が持つその力、是非、ご自身のために使って下さい―」
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