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久々の新宿


会社の若手面談で新宿に来ました。
4、5月は研修で毎日来ていたので懐かしい。
数ヶ月しか経ってないのに、通勤路沿いの店はいくつか入れ替わってました。



田舎の実家に帰った時など、田んぼや畑ばかりの近所や映画館が1つしかない隣の地方都市に対して懐かしさを感じることはあったけれど、こういう規模感の街に対しても懐かしさを感じるのは初めての感覚。



映画「君の名は」のラストで、
本編から数年後、大人になった主人公2人が別々の通勤電車に乗っていて、電車のすれ違い際に偶然再会する、というシーンがありました。

ラストシーンでは本編から数年が経過している、という設定の良さってなんなんだろうな〜と考えました。

個人的には、ラストシーンはそれまで没入していた本編のストーリーをメタ的に見せる効果があり、それに気づかせるラストシーンもまたフィクション、というところが肝かなと思いました。
フィクションが現実の対義語ではなくなる感覚を味わうことができる。

加えて、フィクション世界の中で過去―現実という時間軸を強烈に味わうと、時間軸の方が空間軸よりも優先して、その結果、自分自身の過去の記憶がフィクションに思えたりする。
今、バスを待ってる制服の女子中学生を見て過去の自分を連想した結果、目の前にいる女の子がフィクションの存在に思えてくる不思議さ。
でも、高齢者というアイコンは、どちらかというと未来よりは過去っぽいな。

暑さで頭がやられてしまった午後でした。

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