スマサガ吉田、家を買う! 〜Vol.4 完璧だと思ってたのに・・・まさかのプラン変更〜
▼前回までのお話、Vol.3はこちら
そしていよいよ、実際の工事がスタート!
しかし実際に解体してみたところ、想定外のことが出てきてしまい、当初のプランを変更しなければならなくなってしまったのです。しかも1つどころじゃなく何箇所も・・・そこをどうやって乗り越え、快適なお家を作っていったのか?今回はそのプロセスのお話です!
当初は全面フルフラットにする予定だったのですが、洗面を移動することになり配管の勾配のために10cmほどの段差が必要に。
まあここまでは想定内でしたが、洗面台の横に埋め込み収納を作ろうと思っていた壁が、壊せない構造壁だったことも発覚。
キッチンは、間口2m15cmのカウンターの横に冷蔵庫がピッタリとおさまる設計でした。しかし、この冷蔵庫置き場にも床上160cmくらいの微妙な位置にダクト排気用の開口部が出てきてしまった。このままだと小さいサイズの冷蔵庫しか置けないし、将来的に賃貸に出す時にも不利なポイントになってしまうかもしれない。キッチンの間口を狭くするか、リビングスペースにせり出すか・・・もう一度、LDK全体のプランを練り直すことにしました。
もう一度、出てきた条件と向き合ってみる
あれこれ考えた結果、キッチンの間口を少し狭めて、ダクトを避けて冷蔵庫スペースを作ることに決めました。キッチンの作業スペースは少し狭くなっちゃうけど、キッチンカウンターの下に入れる予定のワゴンも作業台として活用すればいいんじゃない?とも思いついて。
その分、空いたダクト下部のスペースに収納棚を造作したら、結果的にこれが大正解!洗面横の壁に作れなかった埋め込み棚の分をカバーできる収納場所になりました。
そして、一番変わったポイントは玄関でした。
モルタル仕上げでフラットな広い玄関にする予定だったのですが、玄関の床下からも撤去できない共有部分の配管が出てきてしまったのです。そうするとフラットにはできないし、狭いままになってしまうのか。前の家も玄関が狭かったので広くしたかったんだけど、さてどうやって解決しようか。。。
「もういっそのこと、洗面前くらいまでの廊下スペースも、玄関の延長スペースみたいに同じ素材で伸ばしちゃえばいいんじゃない?」
相談したスマサガ設計スタッフからいいアドバイスをもらい、段差は作りつつ玄関部分を延長して土間のようなスペースを作ることに。予算的にも施工やメンテナンス的にもバランスの良い塩ビタイルを採用。その中でもモルタルのような素材感のあるタイルを選びました。
結果的に部屋の中まで伸ばした土間スペースですが、配管の関係でできた段差をうまく利用し、いい感じに空間を分けています。
プラン変更の工事も無事終了!振り返って感じたこと
解体後に出てきたイレギュラーを一つひとつ解決していった結果、今では変更後のプランの方が良かったと思っています。
予算も少々オーバーしたり、すでに工事中だったのですぐに判断しなきゃいけなかったけど、スマサガのみんなにも相談してアイデアをもらい決断ができました。「こういう仕上げにしたら、こんな風にも使えるよ」と思いがけないアイデアをもらったり、設計チームの引き出しの多さを改めて感じたプロセスでもありました。
当初のプランから一番変わった玄関は、明るくて印象的なスペースになり、土間のような玄関からのアプローチはこの家のポイントになったと思います。考えてもいなかった方向や意見は、取り入れてみないとわからないものですね。
そして何よりも、住みやすくてワクワクする我が家が出来上がりました!動線を考えたおかげで家事も楽になったし、家に帰ってくると楽しい気持ちになる。当初のプラン段階から工事を振り返りつつ、色々あったけど最終的に僕らしい家になったし、リノベして本当に良かったなあと思ったのでした。
▼次回、最終回!
スマサガ吉田、家を買う! 〜 Vol.5 完成した吉田邸!オープンハウスやDIYイベントをやってみた 〜 へ続く