地方創生(上川大雪)

上川大雪酒造の軌跡等を取り上げた下記書籍(垂見和磨著「北の酒蔵よ よみがえれ!」)でいろいろコメントしました(「エピローグ」(p.246〜250))。

「日本酒の新規参入規制の見直しには、業界から強い反対やネガティブな意見も数多くいただきました。私自身は、日本酒に未来を見出して、あえてリスクをとって新規参入しようという人たちは、業界のためにも、消費者のためにも、大いに歓迎すべきではないかと、いつも考えていました。関係者の理解が深まることを期待しています」

「日本酒は、今でも歴史や神事、技術やスペックから語りがち。それも大事ですが、さらに言えば、より多くの人々が共感できる魅力、地域や社会に貢献できる価値を、日本酒を通じてどう創り出すか、どう表現するかですよね」

「上川大雪は、地域とともにあり、教育とともにあり、食とともにある。こうした体験価値にファンは共感し、全国的にも評価されているのだと思います。日本酒による地方創生ということがよく言われますが、新規参入の上川大雪が業界の枠を超えてかくも注目されるということには、大きな示唆があると思います」



(参考)
SAKETIMES
https://jp.sake-times.com/special/interview/sake_opinion-leader007_sugiyama-makoto

SHOCHU NEXT
https://shochu-next.com/article/10312