大変なことが起きました【ウクライナ戦況図】
【8月30日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:36 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:07 ウクライナ情勢、ロシア情勢ニュース
2:18 ウクライナ軍のF-16墜落 エースパイロット失う 原因究明開始
3:32 プーチン容疑者モンゴル訪問 ※モンゴルは国際刑事裁判所に加盟で逮捕義務
4:12 ロシア クルスク侵攻知らんぷりでポクロフスク占領に全力
5:14 各地域の戦況
5:32 ロシア領内クルスク方面、ウクライナ・ハルキウ方面の戦況
9:04 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
11:56 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
16:01 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
公開情報をコンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
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動画公開時に連絡が来ます
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください
■ウクライナ情勢
ロシアがキーウに侵攻してから919日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部の最新の発表によると、
ロシア軍の損失は、
兵士1200名
戦車3両
装甲戦闘車23両
砲23門
防空システム1機
多連装ロケット1両
ドローン84機
その他車両59両
となっています
ロシア軍は1000キロ以上の前線から
3つ程度の攻撃軸を選んで
兵士の採用者数とほぼ見合うだけの攻撃をおこない
兵士の損失数をコントロールしています
戦線全体で一日で195回の地上戦の報告があり、
投稿主の記憶ではこれまでで
最高の攻撃回数ではないかと思います
ポクロフスクのあるウクライナ東部だけで
156回の地上戦の報告があります
そして、
視覚的に確認できる
ウクライナ軍の装備の損失数と
ロシア軍の損失数の比率は、
1対1.5で、
ウクライナ側の損失数に比べ、
ロシア側はその1.5倍になります
ロシア側の損失は民生用のバン、
軍用トラックが多く、
反対にウクライナ側も軍用トラック、
民生用のバンが目立ちます
■ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシアの大規模ミサイル攻撃を撃退する際に、
F16戦闘機が1機墜落し、
コールサイン「ムーンフィッシュ」で知られるパイロットが死亡しました
RBCウクライナによると、
「ムーンフィッシュ」は最後の任務中に巡航ミサイル3発と無人機1機を撃墜し、
次の目標に向かう際に連絡を絶ったとのことです
現在ウクライナ国防省で委員会が設置され原因の究明に当たっていますが、
アメリカのメディアは故障かパイロットのミスの可能性があると伝え、
VOAはフレンドリーファイアも排除されないと伝えています
「ムーンフィッシュ」はかつて「ジュース」のコールサインで知られるパイロットと並んで有名で、
F16のウクライナへの移転を求めて米国当局者と会談し、
訓練中はテレビに登場してその様子を語ったこともあります
記事では、
ともに戦った「ジュース」は昨年8月25日に任務中に事故で亡くなり、
「ムーンフィッシュ」はその1年1日後に祖国のために自らの命を捧げたと締め括っています
2番目
クレムリンニュースによると、
国際刑事裁判所から逮捕状が発行されているプーチン容疑者は9月3日、
モンゴルを公式訪問し、
両国の包括的パートナーシップについて話し合い、
二国間文書に署名する予定とのことです
プーチン容疑者はウクライナの子供たちを誘拐した疑いで国際刑事裁判所から逮捕状が発行されていて、
モンゴルは国際刑事裁判所を定めたローマ規程を批准していることから、
もし到着すればモンゴルは逮捕する義務が生じることになります
3番目
ザ・ヒルはウクライナのクルスク侵攻について、
「ロシアはウクライナの占領地から軍隊を撤退させてクルスクに軍隊を移動させない限り、
クルスクの奪還はできない」と分析しています
記事では、
「ウクライナの劇的なロシア侵攻はクレムリンの弱点を露呈させ、
脆弱な政権にさらに亀裂を加えた」と評価し、
「もはやかつてのプーチンは存在せず、
核の脅し、
上半身裸になって楽しんだシベリアの夏休み、
西側に対するレトリックに満ちた演説などの強いプーチンは去った
今は夢遊病のように退屈な会議を渡り歩いている」とその様子を記しました
一方エコノミスト誌はウクライナ情報筋の話として、
「クルスクのウクライナ軍の作戦は、
ロシアがドネツクからクルスクに予備部隊を移動していないことを除いて、
すべての重要な目標を達成した」と伝えました
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面でフルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 クルスク方面、
ハルキウ方面
8月6日にウクライナ軍が
クルスクに侵攻してから22日となりました
●クルスク方面
作戦に影響を与えるクルスクの天気は、
はれ
最低気温16度、
最高気温31度
今日の天気予報も、
はれとなっています
この方面でウクライナ軍は前進の速度を落とし、
ロシア軍の反撃に備えています
一方ロシア軍はドネツクの攻撃を優先させ、
プーチン大統領はクルスクでの防衛に
真剣に対応することはないと伝えられています
そのためロシア当局は「BARSクルスク」
「BARSブリャンスク」
「BARSベルゴロド」という
領土防衛のための志願兵部隊の創設を発表しました
これは、
社会の不満を招くような全国規模の動員や、
ドネツクの攻勢作戦に
悪影響を与えるような戦力の再配置を避けつつ
兵力を集めようとする努力で、
すでに4921人の志願兵が集まったとのことです
○マラヤロクニャ方面
マラヤロクニャの北東11キロにある
ニジニャヤパロヴァヤでは、
位置情報付きの映像によると
ウクライナ軍がネチャエフから
ニジニャヤパロヴァヤに前進しようとしていて、
地図で示した場所でウクライナ軍の活動が
観察されました
ご覧いただいているのはロシア側の
アフマト部隊のもので、
地図で示した集落の端をドローンで
観察しているところとなっています
ニジニャヤパロヴァヤはウクライナ軍が
占領した可能性がありますが、
今のところは戦況図に変更はありません
○スジャ方面
スジャの南東11キロにあるウラノクでは、
位置情報付きの映像によると勇敢なロシア人が
町の中央の通りを車で走っている様子があり、
ウラノクからウクライナ軍が
撤退したことが確認できます
とはいえ、
ロシア軍が積極的に攻撃をおこない
奪還したわけでもないようです
ウラノクは2週間ほど前、
ウクライナ軍が集落に入り支配していましたが、
再度ロシア領として赤マークに変更しました
●ハルキウ方面
フリボケ、
ヴォフチャンスクの戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は2回攻撃をおこない、
いずれもウクライナ軍により撃退されました
○ボフチャンスク方面
写真のボフチャンスクの目抜き通りとなる
ソボルナ通りでは、
ロシア軍が車両を使った攻撃をおこない、
ロシア軍はBMP歩兵戦闘車2両、
MTLB装甲戦闘車、
デザートクロス4輪バギーの損失を出し、
ウクライナ軍により撃退されました
ご覧いただいているのはウクライナ側の写真で、
その通りを俯瞰したところとなっています
なお、
視聴者様から質問がありましたが、
骨材工場で包囲されたロシア軍は、
ロシア軍からドローンでほそぼそと補給を受けつつ
そのまま包囲されています
いずれも戦況図に変更はありません
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で23回、
スバトベ・クレミンナ線で14回、
シベルスク周辺で5回、
チャシフヤール周辺は11回、
トレツクの方向に7回
攻撃をおこないました
○クピャンスク方面
シンキフカでは、
ロシア軍が集落に入り、
旗を立てて占領を主張しました
位置情報付きの映像によると、
ロシア兵は集落の北東から回り込んで東から侵入し、
地図で示した場所にある建物に旗を立てて
占領を主張しました
これまでロシア軍は北西から攻撃を
おこなってきましたが、
今回予想外からの侵入にウクライナ軍が
気がつかず対処できなかった可能性があります
ご覧いただいているのはロシア側のもので、
地図で示した集落の建物にロシア兵が旗を立てて、
すぐに逃げ帰るところとなっています
シンキフカでは、
ウクライナ軍は昨年から数え切れない
ロシア軍の攻撃に耐え、
ずっと防衛し続けてきましたが、
今回は予想外の結果となりました
戦況図ではその場所までウクライナ軍の支配地から
係争地に更新しました
○トレツク方面
1番目
トレツクでは、
活発な市街戦となっています
位置情報付きの映像によると、
昨日お伝えしたトレツク東の高層アパート街では、
ウクライナ軍は歩兵部隊を投入し、
接近した市街戦となりました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
ルティ国家防衛旅団のもので、
地図の場所で向かい側の高層アパートの様子を
観察している所となっています
この場所は昨日の動画でロシア軍が
占領したとお伝えしましたが、
ウクライナ軍の反撃により再度係争地に
戦況図を更新しました
2番目
一方ニウヨークの市街地では、
ロシア軍の攻撃は勢いが低下し、
ここ数日ロシア軍は前進できていません
しかし、
西側の郊外ではロシア軍は前進し、
オレクサンドロピルを包囲しようと
考えている可能性があります
未確認の情報ですが、
ロシア軍はニウヨークから
パンテレイモニフカに向かって境界森林沿いに
攻撃を仕掛け、
前進しているとの情報があり、
その範囲を係争地の拡大として戦況図を更新しました
●南東部 ドネツク州
ポクロフスク、
クラホフ・ブレミフカ方面の戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
ポクロフスク方面で66回、
クラホフ方面では30回、
ブレミフカ方面で6回攻撃をおこないました
ロシア軍はこの方面に
アウディーイウカの攻防戦のような
激しい攻撃を仕掛けている一方、
ウクライナ軍は後退しています
この状況についてフォーブスは、
ロシア軍はクルスクが占領されたことは
見て見ぬフリをし、
ポクロフスクの占領にウクライナ軍の2倍の数の
旅団で攻勢を仕掛けていると伝えています
また、
ウクライナのFPVドローンのサプライヤーの
スターネンコ氏は、
「ポクロフスク方面の防衛は混乱し、
ロシア人自身も自らの前進を信じていない」と述べ、
この方面でロシア軍は想定しない前進となっている
ことを示唆しました
最後にイエフレフというコールサインの
ウクライナ軍の兵士はウクライナメディアに登場し、
「状況は厳しく、
敵は1日数回絶え間なく攻勢を仕掛けてくる
敵はあらゆる亀裂から這い出て前進し、
敵が来ないと考えている崖や川からも
這い上がって前進している」と説明しました
○ポクロフスク方面
この方面でロシア軍は北と南で攻勢を仕掛けています
戦争研究所はロシア軍の攻撃について、
「北はミルノフラドを占領することを考え、
南ではウクライナ軍が反撃してこないように、
セルドヴェ、
ウクラインンスク、
ヒリニュクを占領しようとしている」と分析しました
1番目
フロジフカではウクライナ軍は地上部隊を出して
ロシア軍の前進を阻止していて、
戦況図に変更はありません
ご覧いただいているのはウクライナ側の映像で、
地図で示した場所の様子となっています
2番目
ノヴォフロジフカでは、
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍は鉱山の東で旗を掲げて占領を主張しました
ロシア軍は地図で示した鉱山のベルトコンベアの建物で
旗を掲げるロシア兵の様子となっています
この場所は昨日の動画でロシア軍の占領を
お伝えしたので戦況図に変更はありません
北側の正面では、
地図で表示した防衛線が機能している模様です
3番目
西側の正面では、
ロシア軍はミハイロフカの集落に突入し、
損失をいとわず突撃し、
前進しています
位置情報付きの映像を投稿主が見るところでは、
ウクライナ軍のドローンが地図で示した場所で
ロシア兵を次々観察しています
残念ながらくっきりした映像は諸般の事情で
お見せできません
ロシア軍はミハイロフカ郊外でわずかに
前進している可能性がありますが、
今日のところは戦況図に変更はありません
この付近では情報戦も活発で、
一部ロシアに近い情報では、
ロシア軍はセリドヴェを占領した
と伝える所もありますが、
今のところセリドヴェではロシア軍の姿は
ないと考えられます
○クラホフ方面
この方面ではポビエダの南でロシア軍が前進しました
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍はポビエダの南の平地で
歩兵による正面突撃をおこない、
ウクライナ軍により撃退されましたが、
畑1枚分前進したとして戦況図を更新しました
面積は3平方キロほどになります
●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州
この方面でロシア軍は2回攻撃をおこないましたが、
ウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありませんでした
今日は以上です
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