【現代戦に衝撃】ロシア「弓矢部隊」満を持し投入【マスコミが絶対伝えないウクライナ戦況図】ハルキウ、チャシフヤールでウ軍市街戦制する｜ロシア「もう製油所守れません」サジ投げる｜「ロシア敗北の方程式」公表
【5月23日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
1:14 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:35 ウクライナとロシア情勢に関する最新ニュース
2:46 外交専門誌にウクライナの「勝利の方程式」明らかに
3:31 ロシア「弓兵隊」投入で戦局打開へ
3:54 スウェーデンが大規模軍事支援公表
4:26 ロシア製油所「ドローン攻撃から守れない」サジ投げる
5:01 ウクライナ各地域の戦況
5:18 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
7:50 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
10:28 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
13:39 後方地域の爆発炎上事件
14:04 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説！1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤：ロシア軍 青：ウクライナ軍 オレンジ：係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は？
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
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過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください
■ウクライナ情勢
ロシアがキーウに侵攻してから819日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士1300名
戦車6両
装甲戦闘車22両
砲41門
防空システム1機
ドローン56機
巡航ミサイル1発
その他車両64両
となっています
戦線全体で一日で94回の地上戦の報告がありました
陸戦で攻撃側のロシア軍は、防御が薄く陣地から出て歩兵中心の攻撃を仕掛けているため、依然として兵士1300人以上の高い損失を続けています
そして、視覚的に確認できるウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、
1対1.6で、
ウクライナ側の損失数に比べ、ロシア側はその1.6倍になります
ロシア側の損失は民生用トラック、
軍用トラック、
歩兵戦闘車が多く、
反対にウクライナ側はピックアップ、
民生用トラック、
砲が目立ちます
■ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
外交専門誌のフォーリンアフェアーズは、ウクライナ勝利の理論というタイトルの論文を掲載し、ウクライナが勝利するには何が必要かを指摘しました
長いので3行にまとめると、
ロシアには西側の支援を受けたウクライナを倒す軍事力はなく、この戦争は、資源、資金、テクノロジーのすべてでロシアに不利となった
プーチンが西側に対しできることは「核戦争の恐怖」、「ロシアには勝てない」といった思い込みや懸念を作り出すことくらいしかない
西側がロシアの脅しに屈せず、十分な支援をウクライナに送ればウクライナは勝利できる
とのことでした
2番目
ロシアはウクライナ戦争で弓を投入しました
これはドローンを撃墜するために使用され、
説明によると、弓は静かで、正確で、効率が良いとのことです
動画では、ロシア兵が弓を打ち、ドローンを撃墜したところが公開されています
3番目
スウェーデン政府は、3年間で総額750億クローナ（70億1000万ドル）の追加軍事支援を発表しました
今回の支援はスウェーデンにとってはかなり大きな金額で、スウェーデンの首相がウクライナに向けて直接演説をおこない、その重要性を語りかけました
同時に、ウクライナ向けに不特定の数の歩兵戦闘車CV90を発注したことも明らかになりました
4番目
ロシアのノバク副首相は、「ロシア当局は燃料･エネルギー複合体企業をウクライナの無人機攻撃から完全に守ることはできない」と述べました
ロイターの計算では、4月は石油精製能力の17％がウクライナの攻撃で失われ、
ロシアはエネルギー企業を防衛するために、ドローン銃、電子戦システム、ドローン捕獲ネットなどを導入しましたが、予想通り役に立たなかったとのことです
■それでは、各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心に
お伝えします
その変化は大画面で
フルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ハルキウ方面
ロシア軍がハルキウの国境線沿いに
侵攻してから12日になりました
ハルキウの天気ははれ
最低気温14度、最高気温27度
今日の天気予報は、
くもりのち雷雨となっています
この方面でロシア軍は10回の攻撃を
おこないました
○リプツィ方面
この方面でロシア軍の攻勢は停滞し、
それまで攻撃をおこなっていた
第7自動車化ライフル連隊は重大な損失が
発生し戦闘能力を失いました
ロシア軍はこの部隊を下げて
第18自動車化ライフル旅団がフリボケと
リペツ川から攻撃をおこなっていますが、
相変わらず前進はできていません
○ボフチャンスク方面
この方面では、
ロシア軍のサーバー作戦グループが
どんな犠牲を払ってもヴォフチャンスクを
占領するとして決意を固めていて、
2つの自動車化ライフル連隊を追加投入して
攻撃の強化を図っています
1番目
位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍の砲撃位置から
ロシア軍の前衛部隊が地図で示した
州警察の建物までたどり着いていることが
確認できます
2番目
また反対にウクライナ軍は市街地北東の
地図で示した場所で反撃を開始し、
ストライカーでロシア軍の支配地域に突入し、
ロシア軍を突き当たりの建物まで
数軒押し戻していることが確認できます
お見せしているのはウクライナ軍の
第82航空強襲旅団のもので、
地図で示した場所の様子となっています
ここまで戦況図に変更はありません
3番目
一方ロシア軍は飛行場を起点にして
ボフチャンスクとその東にある
ティケの集落の間で前進しました
ロシア軍は防衛の手薄な側面から
ボフチャンスクに回り込んで
攻撃するための条件を整えている
と考えられます
ウクライナ軍の砲撃位置から
その範囲を係争地から
一部ロシア軍占領地として戦況図を
更新しました
面積は4平方キロほどになります
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 バフムト方面
クピャンスクからバフムト方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で12回、
スバトベ・クレミンナ線では1回、
シベルスク周辺で10回、
チャシフヤールでも10回
攻撃をおこないました
○シベルスク周辺
ロシア軍はビロホリフカに
多連装ロケットで大量に攻撃をおこない、
レポートによると完全に溶接された
亀の子戦車が活躍しているとのことですが、
ロシア軍の攻撃は成功していません
お見せしているのはロシア軍が
多連装ロケットでビロホリフカを
攻撃している様子となっています
○チャシフヤール方面
この方面でウクライナ軍はカナルの北側の
住宅地で反撃をおこない、
反対にロシア軍はカナルから
ノヴィにかけて大規模な攻撃を開始し、
攻撃はO0506号線からカナルの方向と、
その南の森林地帯の2つで車両を使った
突撃をおこないました
1番目
位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍は地図で示した
カナルの北側の住宅地で反撃をおこない、
一部地域を奪還しました
お見せしているのはウクライナ軍の
特殊作戦部隊のもので、
地図で示した場所の様子となっています
この場所を係争地からウクライナ軍が
奪還したとして戦況図を更新しました
2番目
カナルでは、位置情報つきの映像によると、
ロシア軍の車両が高速でカナルに突進し、
数両の車両が高層アパートの手前で
攻撃を開始した後撤収しました
お見せしているのは地図で示した
場所の様子となっています
今回は今後の攻撃作戦のために
どこまで前進できるか試した可能性があります
3番目
またロシア軍はカナルの南の森林にも
車両で攻撃をおこないましたが、
この攻撃はウクライナ軍により撃退され、
確認できるだけで戦車、
歩兵戦闘車、
MTLB装甲戦闘車を失い、
この攻撃は撃退されました
いずれも戦況図のロシア軍占領地に
変更はありません
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ、
マリンカ、
ブフレダール方面の戦況についてお伝えします
○アウディーイウカ方面
ロシア軍はアウディーイウカ方面で37回
攻撃をおこないました
この方面で場所は不明ですが
ロシア軍のSu25が撃墜されたとの報告があります
ロシア軍はあらゆる方向に攻撃を仕掛け、
カリノヴェ、
アルハンヘルスケ、
オチェレティネ、
ノヴォオレクサンドリフカ、
プロレス、
ソロヴィオヴェ、
ソキル、
エヴヘニウカ、
ノヴォポクロフスケの攻撃は
いずれもウクライナ軍が撃退し、
オチェレティネの南でわずかに前進した
可能性がありますが、
確認できるものがなく戦況図に
変更はありません
またロシア軍は、
ノヴォセリヴカ・ペルシャ、
ウマンスケ、
ヤスノブロジフカ、
ネタイロベにも攻撃をおこない、
このうち複数の情報を総合すると
ネタイロベの南の工場を占領した
可能性があり、
その範囲を係争地からロシア軍占領地に
戦況図を更新しました
この方面が最もロシア軍の攻撃は
激しいのですが、
ロシア軍はほとんど前進できず、
損害を重ねています
○マリンカ方面
マリンカ方面でロシア軍は2回
攻撃を仕掛けました
1番目
マリンカの北にあるクラスノホリフカでは、
位置情報つきの映像によると
地図で示したリョムコヴァ通りで
ロシア軍の戦車3両が破壊されたことが
確認され、ロシア軍がこの場所に
攻撃を仕掛けたことが判明しました
2番目
またロシア軍はノヴォミハイリフカの
南の郊外で車列を組んで攻撃をおこない
前進しましたが、
ウクライナ軍の砲撃とドローン攻撃で
相当な損害を出して撃退されました
お見せしているのはウクライナ軍の
第79航空強襲旅団のもので、
地図で示した場所の様子の一部となっています
いずれも戦況図に変更はありません
○ブフレダール方面
この方面でロシア軍はスタロマイオルスクに
戦力を集中させていますが、
ウクライナ軍の砲撃とドローン攻撃にあい、
前進できていません
お見せしているのはロシア側の
第394自動車化ライフル連隊のもので、
ウクライナ軍に射撃させて
攻撃位置を特定するために
スタロマイオルスクに車両で
突撃しているところとなっています
昨日の動画では
スタロマイオルスクの2割くらいを
ロシア軍が占領したとお伝えしましたが、
最新の映像を見ると、ウクライナ軍も
スタロマイオルスクの集落内に
陣地を設けて防衛していることが
わかりましたので、
戦況図のロシア軍占領地を後退させて
修正しました
●後方地域
1番目
ドネツク南東のモスピネ村でS300/400の
防空システムがATACMSによって
破壊されたところが映像で確認できます
2番目
ヘルソンのフラドキフカに
ミサイル攻撃があり、
おそらく弾薬庫のようなものが
燃えているところが確認できます
●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州
この方面で戦況図に影響のある情報は
ありませんが、
ウクライナ軍は、
グラード多連装ロケットを搭載した
シーベイビー海上無人機をキンバーン砂嘴の
ロシア軍陣地に向けてテストし、
攻撃に成功しました
映像では、陣地に近づいて
多連装ロケット攻撃をおこなうところが
確認できます
揺れる船体から発射するため
精度はあまりなさそうですが、
今後そのあたりも改善されるかもしれません
以前の動画でもお伝えしましたが、
ウクライナ軍のシーベイビーには、
防空ミサイルR73を搭載した派生型もあり、
すでに実戦に投入されています
今日は以上です
戦況の分析やニュースの感想、
最新情報など是非コメント欄にお寄せください
ご視聴いただきありがとうございました