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【4月4日最新情勢】ロシア バフムト以外で「お留守に」手薄になった地域をウクラ軍が奪還|ルカシェンコ大統領「もっとスゴイの配備してもらう」|字幕は英語ウクライナ語で提供

0:00 はじめに
0:27 全般的な事柄
1:13 クピャンスク方面スバトベ・クレミンナ線の戦況
3:47 バフムト方面の戦況
8:50 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
10:16 ザポリージャ方面ヘルソン州の戦況
10:58 おまけのニュース
11:09 ウクライナ コンバットモジュールを8000万ドルで発注 その性能は?
12:02 ポーランドのMiG29がウクライナに到着
13:25 ベラルーシのルカシェンコ大統領 もっとスゴイ●兵器を自国に配備してもらう


みなさんこんにちは。

今日も最新の

ウクライナ情勢についてお伝えします。

ロシアがキーウに侵攻してから

およそ404日、

この動画では、

本日公表された

戦争研究所のレポートなどをまとめて、

その日にいち早くお伝えしています。

ニュースは、

最後のおまけで

投稿主がお伝えしています。

■まずは全般的な事柄です。

ウクライナ軍の参謀本部によると、

この日、

ロシア軍の損失は

兵士610名

戦車1両

装甲戦闘車7両

砲7門

防空システム1基

UAV13機

その他車両18両

となっています。

この日ウクライナ軍は、

全体でロシア軍の

45回の攻撃を撃退したと報告しています。

■それでは、各地域の戦況です。

よくある質問の答えは概要欄に記載しています。

●北東部 クピャンスク方面

この日の天気は、雨、最低気温7度、最高気温9度。

今日の天気は、くもりの予報。

○クピャンスク方面

この方面では、

接触線に沿って両軍が偵察をおこない、

砲撃をおこなっていますが、

この方面で戦闘の報告はありませんでした。

○スバトベ・クレミンナ線

スバトベ・クレミンナ線の戦況についてお伝えします。

この付近では、絶えず攻撃はおこなわれていますが、

ロシア軍は

進軍することができていません。

逆にウクライナ軍に陣地を奪い返されています。

この日ロシア軍は、

ネフスケ、

クレミンナの南西のウクライナ軍陣地に

攻撃しましたが、

これらの攻撃は

ウクライナ軍が撃退しました。

また、

位置情報付きの画像によると、

クレミンナの北のウクライナ軍陣地に対し、

ロシア軍が

攻撃をおこなっている映像がありましたので、

この付近は

ウクライナ軍が確保しているものとして戦況図を修正しました。

○シベルスク南方

シベルスク南方の戦況についてお伝えします。

この方面ではウクライナ軍が攻勢を強めています。

この日ロシア軍は

ビロホリフカ、

ベルホノカミヤンスケに攻撃しましたが、

これらの攻撃はウクライナ軍が撃退しています。

ビロホリフカではこの日北から攻撃がありましたが、

ウクライナ軍第81空輸旅団が対戦車ミサイルで、

ロシア軍の装甲車を破壊した映像が

公開されています。

特定された場所は、ビロホリフカのかなり手前で、

ロシア軍の支配地域は

戦況図より後退している可能性があります。

また、ベルホノカミヤンスケでは、

ウクライナ軍の第54機械化旅団が

ロシア軍の陣地を制圧し、

一部の地域を奪還しました。

おそらく3月19日に

ロシア軍と戦闘となった場所ではないかと思いますが、

まだ場所は特定できませんので、

わかり次第に戦況図を修正します。

●東部 バフムト方面。

この日の天気は、雨、最低気温6度、最高気温11度。

今日の天気は、くもりの予報となっています。

バフムトでは、

ワグナーの部隊が攻勢を仕掛けていますが、

少しの利益で

バフムトのすべてを占領したと主張するなど、

情報戦も活発に行われています。

○バフムト北方

この方面でロシア軍は、

バフムトの補給線の遮断、

北西方向へさらなる占領地の拡大が目的となっています。

ロシア軍は補充・再編が終了したせいか、

この日オリコヴォバシリフカ、

ボホダニフカに攻撃しましたが、

これらの攻撃はウクライナ軍が撃退しました。

○バフムト市街地

この日は補給、再編が終わり、

ロシア軍は再度攻勢を強めています。

この日ワグナーの部隊はクロモベの方向に塹壕を掘り、

少しずつ前進し、

O0506号線に

あと700メートルの距離まで近づこうとしていますが、

ウクライナ軍が

その先端を攻撃し撃退しています。

また明日になれば、

ワグナーの部隊は塹壕を掘って進む可能性があります。

写真では、

ロシア軍の塹壕とウクライナ軍の塹壕が、

道を挟んで対峙しているのがわかります。

バラ園の付近では、

戦線は膠着しています。

ワグナーの部隊は、

現在ここよりも、

駅の東側の中心地区に注力している可能性があります。

北の工場地帯では、

ワグナーの部隊が攻撃していますが、

ここも戦線は膠着しています。

この日新たに、

3月24日に占領した駐車場の方向から、

鉄道博物館の方向に入る攻撃軸が発生しました。

南側の市場の北では、

昨日、夜間に市街地に浸透しているとお伝えしましたが、

この日は引き続き、

昼間もワグナーの部隊が北と西に浸透しようとしています。

組織だった行動ではなく、

1つの建物単位での戦いとなっているため、

戦線は不明確で、

両軍が入り乱れた

市街戦となっている可能性があります。

数人の部隊が散らばった

ゲリラ戦という表現が近いかもしれません。

市街地の東側の付近を係争中に変更しました。

この日ワグナーのある部隊は、

市役所にたどり着き、

がれきとなった建物の跡地に、

ロシア国旗とワグナーの旗を広げている映像が

公開されています。

市役所は市の中心にあることから、

これをもってバフムトは

ロシアが占領したと主張している人もいますが、

実際は戦況図のように、

完全制圧というまでには相当な時間がかかるものと思います。

マリウポリ通りでは、

通りの北側で係争地の範囲が

拡大している可能性があります。

戦況図を修正しました。

コルサンスキー通りでは、

戦線は膠着しています。

ウクライナ軍としては、

少し引いて戦線を再度明確に

確立する可能性があります。

そうなると、

次の防衛線は町の中心を南北に通る

鉄道になる可能性があります。

○イワニフスケ方面

この日ロシア軍は、

イワニフスケに攻撃しましたが、

市街地からは2キロほど離れたところで

ウクライナ軍が撃退しました。

まとめると、

バフムトはウクライナ軍が保持しています。

バフムトの補給線も、

ウクライナ軍が確保して利用しています。

この日補給・再編が終了したのか、

ワグナーの部隊は市街地の北と南で攻撃を再開しています。

ワグナーの部隊は少しずつ建物にとりついて浸透し、

支配地を広げています。

また、市役所を占領した可能性があり、

市役所は市の中心にあるというイメージから

情報戦が活発になっています。

今後もウクライナ軍はバフムトを防衛し、

補給線を確保し、

ロシア軍の進出をコントロールしながら、

戦力を削っていくものと思われます。

●南東部 ドネツク州。。。

ドネツク州の戦況についてお伝えします。

○アウディーイユカ周辺

この方面でロシア軍は、

アウディーイユカの包囲を目指しています。

ウクライナ軍の参謀本部によると、

この日も、

アウディーイユカの北側で地上戦の報告はありませんでした。

この日ロシア軍は、

アウディーイユカの南東から攻撃しましたが、

この攻撃はこの日も撃退されました。

アウディーイユカの南では、

この日ロシア軍は、

ヴォジャネからセヴェルネの方向、

ペルボマイスケに攻撃しましたが、

これらの攻撃は

ウクライナ軍が撃退しました。

○マリンカ周辺

この日ロシア軍は、

マリンカに攻撃しましたが、

ロシア軍は進軍することはできませんでした。

未確認の情報では、

その後ウクライナ軍が反撃し、

中央を通る道路の西側に出ていた

ロシア軍の占領地を、

道路付近まで押し戻したとの情報もあります。

○ブフレダール周辺

この方面では、

地上戦の報告はありませんでした。

●南部 ザポリージャ州及びヘルソン州

この日ロシア軍は

ザポリージャ方面で6つの町に砲撃しました。

地上戦の報告はどちらもありませんでした。

ロシアのミルブロガーによれば、

ウクライナ軍が追加の部隊をこの方面に送っていて、

今後数日のうちに

戦闘が起きる可能性があると指摘しています。

本日は以上です。

このあとおまけで

投稿主がこの日のニュースをお伝えします。

ご視聴いただきありがとうございました。。

■それでは、

投稿主がこの日のニュースを簡単に紹介します。

1.

ディフェンスエクスプレスによると、

この日ウクライナは装甲車輌用に戦闘モジュールを発注しました。

このモジュールは、

30ミリMk44ブッシュマスターと、

追加でジャベリンを装備して、

歩兵戦闘車、ハムビーからトラックの荷台に取り付けられ、

車内から操作して敵に火力を浴びせるものです。

火器管制装置は優秀で、

移動中で車体が揺れていても安定して目標を狙うことができるものです。

ウクライナはこれを8000万ドル(約100億円)でオーストラリアの企業に発注し、

今年から来年にかけて順次納入される見込みです。

重量が800キロだそうで、

トラックにも乗せられて、

相手が突撃の歩兵ならじゅうぶん以上の火力があって、

移動中でも目標が狙えるとなれば、

前線で活躍する感じがします。
2.

キーウインデペンデントによると、

この日ポーランドは、

Mig29の最初の提供分をウクライナに送り、

ウクライナはこれを受け取りました。

残りについても順次送る準備をしているとのことですが、

今回ウクライナが何機受け取ったか、

全体で何機送るのかについては明らかになっていません。

これ以外には、

スロバキアが3月にウクライナに13機提供し、

そのうち4機がすでにウクライナに到着しています。

それから、

戦闘機を巡っては、

この日アメリカのポンペオ前国務長官がウクライナを訪問し、

戦闘機供与に取り組むと表明しました。

記事によると、

トランプ政権で国務長官だったポンペオ氏は、

ウクライナに対するF16戦闘機と長距離ミサイルの供与を支持するかと質問され、

「支持する」と回答したとのことです。

また、CIA長官も務めたポンペオ氏は、

ロシアのプーチン大統領を過小評価すべきでないとも述べました。

共和党はどちらかというとロシアに近い考えが多い中でのポンペオ前国務長官のウクライナ寄りの発言ですので、

西側戦闘機の供与、

長距離ミサイルの供与はどうなるのでしょうか?

ロイターによると

この日ロシアは、ベラルーシの西側国境に戦術核兵器を移動させると発表しました。

ベラルーシはいずれもNATO加盟国のリトアニアとラトビア、ポーランドと国境を接しています。

これに合わせてルカシェンコ大統領は、

「必要なら戦術核だけでなく戦略核兵器もベラルーシに導入する」と発言しました。

戦争研究所の分析では、

ロシア、ベラルーシが核を使用する可能性は非常に低い一方、

核のエスカレーションに対する西側諸国の恐怖をあおって、

それを利用していると分析しています。

本日は以上です。

ご視聴いただきありがとうございました。

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