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2024年8月の不動産市況レポート

こんにちは。住まいサーフィン編集部です。
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今回のnoteでは、2024年8月最新の不動産市況レポートをお届けします。

2024年8月の不動産市況概観

今月の重要なトピックはやはり、7月31日に発表された日銀の政策金利の追加利上げでしょう。

利上げにより、住宅ローンの変動金利は0.15%ほど引き上げられると考えられます。そして、今年中にさらなる利上げの可能性も示唆されている状況です。

追加利上げが変動金利に与える影響

このように経済の先行きが不透明な中、家を購入するか迷い始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、日銀は現行水準で金融緩和を継続する意向を表明しており、急激に利上げされる可能性は低いと考えてよい状況です。

また、新築マンション価格が大幅に下落する可能性は非常に低いです。

その理由として、新築マンションの建設には様々な費用が発生するためです。
新築マンションを建てる用地の取得から建設までに、多くの場合で最低2年はかかります。
そして2024年現在、土地の取得単価、建築費、建築資材、人件費、その全てが高騰しています。
したがって、今すぐに価格が暴落する可能性は低いと言えるのです。

ただし、一部の不動産関係者の間では、価格が上がりすぎているのではないかという意見が聞かれるようになっているのも事実です。
万が一に備え、景気の先行指標となる高額物件売買の動向を注視していく必要があるでしょう。

不動産価格の推移

(出典)国土交通省

マンション価格は高騰が続き、今年に入ってからは高止まりしている状況です。
土地・戸建てについても値下がりすることはなく、横ばいの状況が続いています。

マンション市場

続いて、マンションを取り巻く環境についてご紹介します。

新築分譲マンション

(出典)不動産経済研究所 「新築マンション価格の推移」

首都圏の新築分譲マンション平均価格は7,000万円を超えており、引き続き高位で推移しています。

(出典)不動産経済研究所「新築マンション価格の推移」

新築マンションは在庫消化ペースがやや悪く、売れ行きが悪化傾向にあります。

中古マンション

(出典)東日本不動産流通機構

中古マンションの価格上昇率は高止まりの状況が続いています。当面大きな値崩れは起きにくい状況と言えるでしょう。

(出典)東日本不動産流通機構

中古マンション成約件数はいずれも前年を上回っている状況です。
エリア別に見ると、都心3区よりも東京都や首都圏など広域で増加しています。

一戸建て市況

(出典)東日本不動産流通機構

首都圏の分譲一戸建ても価格は高止まり傾向にあります。
ただし、新築マンションと比較すると手の届きやすい価格と言えるでしょう。

(出典)東日本不動産流通機構

分譲一戸建ての成約件数は鈍化傾向が続いています。

まとめ

マンション・一戸建てともに、物件価格は依然として高値で推移している状況です。価格下落の兆しはありません。

また、金融緩和は今後も継続される状況であり、住宅ローン金利についてもしばらくは最低水準が続くと考えられます。

様子見をするのではなく、早めにマンションを購入して、低金利であるうちに住宅ローン残債を減らしていく方が得策でしょう。
ただし、マンション価格の値下がりリスクを抑えるためには、資産価値を考慮した物件選びが大切です。

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