タイBLドラマにハマった日本人男子の手記⑨ ~国を越えても頭ポンポンは最強!!の巻~
初めましての方も、引き続き読んでくださっている方も、ありがとうございます。
寝ても覚めても脳内はサラタイ! 雑食ライター・アリタケです。
今回は、タイBLドラマ「2gether The Series」12話までの振り返り、というか、個人的にめちゃくちゃ好きなシーンの振り返りをしたい!! アリタケさんが好きなシーンとは……
サラワットの頭ポンポン!!!!!!!!!!
ドラマの中でも、何度となく出てくる頭ポンポンを、ただただ振り返っていこうと思います。
※ここからはドラマの内容にがんがん触れていくので、「これからドラマを見ようと思ってます!」という方はご注意ください。
初めてサラワットがタインの頭をポンポンするのは、1話。①で触れましたが、タインの自己紹介を見て、愛が溢れちゃったサラワットです。
「俺の自己紹介に何か文句でもあんのか?」と聞かれて、思わず出てしまった「可愛い」と頭ポンポン。
予想していなかった頭ポンポンに、タインも思わず身構えちゃいます。この後、サラワットのポケットに入っているiPhoneを盗むので、タインもまぁまぁ冷静なのか、はたまた頭ポンポンの腹いせもあったのか、そこら辺はなんとも。
ところで、サラワットはこの自己紹介を聞いて、「行ける」と思ったのだろうか?
続いての頭ポンポンは、2話。軽音部の新歓パーティーでのキス(ポッキーゲーム)の直後。
タインから「なんでお前、真剣にやってんだよ?」と聞かれ、「昨日、俺に彼氏になってくれと頼んだんだ。俺からの小さなキスくらい何でもないだろ?」と挑発的なことを言っての頭ポンポン。
……なぜ?
なぜ、このタイミングで頭ポンポンなのか、かなり謎ですが、きっとここも愛が溢れちゃったからではないでしょうか。だって、大好きな子にキスしちゃったんだから。
ポッキーもといプリッツゲームで注目したいのは、1回躊躇するサラワット。そう、プリッツをくわえるも、一度離すんですね。部長にせっつかれて、覚悟を決めるわけです。
説明するまでもありませんが、この躊躇は決してタインを面倒くさい奴だと思っていたわけではなくて、大好きだったから。「まじかよっ、こいつとこんな近距離で見つけ合うどころか、キスできちゃうなんて、俺死んじゃうじゃん……」ってことでしょう。
プリッツ食べちゃった直後、タインがドキッとした表情をしちゃうんですが、サラワット頑張って頑張って平静を装ったんだろうな。でも、やっぱり我慢できなくて、1話の時みたいに頭ポンポンしちゃったんだろうな。
そりゃ、頭ポンポンされたタインも「なんで今!?」ってキョトンとしちゃうわけです。
続いては5話。2人がペアになり、軽音部の課題を撮影するシーンの最後。
「(サッカーの試合中)心の中でお前を応援する」と言うタインに、「お前がそこにいるって分かっただけで十分、俺の心の中」からの頭ポンポン。いやぁ、愛が溢れて止まらない。
ここで注目はタイン。意外と長い時間、サラワットのポンポンを受け入れてるんですよね。その後、自ら頭を離し、「頭をなでられるほど親しかったか?」と言うのですが、サラワットに心を開いていく兆しが見えます。
7話では、同じシチュエーションで、まったく意味の違う頭ポンポンが出てきます。
このシーン、好き。……じゃなくて、頭ポンポンね。
1つ目は、MV撮影のための予行演習。と言いつつ、きっとサラワットは本気。でも、この時点でサラワットは、口では「俺がお前に告白をするとでも思ったか?」とか言っちゃうので、本当に予行演習かもしれない。だからきっと、頭ポンポンもリハーサルなんです。
そして、7話のもう1つの頭ポンポンがラスト。ポンポンの仕方が全然違うんですよね。リハーサルのポンポンは手を添えるだけだったのが、ここでは愛おしそうにタインをなでるんです。「本気だよ」がすべて詰まってる。演技ではなくて、自然と出てきた頭ポンポンなのだと感じさせますね(号泣)。
友達以上恋人未満の8話では、ラストのサッカー場で頭ポンポン。
タインにユニフォームの「Super Bright」の意味を聞かれ、「お前だよ、Little Buffalo」と頭ポンポン。
「Buffalo」はいわゆる悪口のようですが、この雰囲気とタインの返し的に絶対に悪口ではない。なんせサラワットの愛情の証・頭ポンポンしちゃってますもん。落ち込む自分を励ましてくれたタインが、可愛くてしかたないんだろうなぁ。
10話の頭ポンポンも、僕が触れまくってきた大好きなシーン。
「おやすみ」。
好きだっっっっっ!!!!!
頭ポンポンがサラワットの愛情表現であることは変わらないですが、つき合い始めてからは、愛が溢れすぎたというより、やさしさの象徴として描かれていくんですよね。
続く11話、12話での頭ポンポンが、それを証明してくれます。
11話はとにかく頭ポンポンしまくりなんですが、まず1つ目はブレスレットを失くしたタインにポンポン。「最近悪いことばっかりだな」と不安がるタインを、「大したことじゃない、じきに良くなる」と安心させるための手段です。
サラワットのこの表情、とてもいいですね。
2つ目は、夜の宿舎でのポンポン。これまた、お社を燃やしたことに落ち込むタインを安心させるための手段。眠りにつく時も「もう考えるな」と、ポンポンするんですよね。
そして、3つ目はラストのバス。「俺、また問題起こしちゃった」と落ち込むタインに、過去のすべてを打ち明け、「考え過ぎるな」と頭ポンポン。これもタインを安心させるためですね。
さらに、バスから降りた時にも頭ポンポン。「もう悪いことなんて起きないよ」って、11話のサラワットはやさしさの塊。
12話は「胃がちょっと」と訴えるタインに、薬を飲ませてからの頭ポンポン。
直前のセリフ「(胃が痛いなら)ただそう言ってくれればよかったのに」にすべてが現れていますね。調子の悪そうなタインがただただ心配で、「隣にいるからね」って。
そして、もう1つが、不安をぶつけるタインに「考えすぎだ」と頭ポンポン。再びの「Little Buffalo」。やさしいんだよな、やさしすぎるんだよ、サラワットは。
さて、12話までの頭ポンポンを振り返ってきましたが、万が一、抜けがあったらコメントくださいwww
「2gether」の良さって、濃厚なスキンシップのシーンがないところにあると思うんです。
ほんの少しだけのキスシーンは可愛らしいもので、タインとサラワットはつき合っても手すらつなぎません。だからこそ、爽やかな映像も相まって、2人の心の機微が、視聴者に純粋に伝わってくるんだと思います。
そして、濃厚なシーンがないからこそ、唯一のスキンシップともいえる頭ポンポンが大きな意味を持ってきます。そこにサラワットの深い愛情が表れ、受け取ったタインの表情に2人の距離感が見えてくる。
視聴者が忘れた頃に、頭ポンポンさせるところもニクいですね。本当にあらゆる要素が見逃せなくて、だからどんどん深みにハマって、どんどんサラワットとタインが愛おしくなっていくんですよ。凄いなぁ。
「タイでは人の頭は『精霊が宿る場所』とされ、他人の頭を触ることは失礼にあたる」と聞きますが、あまり関係ないんでしょうかね?
話は変わりますが、⑧は読んでいただけたでしょうか。
実は、書いた時にスクショが見つからず、1個省いてしまったところがあったのですが、そのスクショを見つけたので補足。
そう、サラワットに「お祈りしろ」って言ったのはマンなんです。
だから、サッカー場でのマンの言葉は、やっぱりサラワットに対する皮肉。「お前もちゃんと祈ったことを実行しろよ」って。サラワットの「信心深いやつだな」は強がりだと思うと、可愛い。
というわけで、今回もここまで読んでくださって、ありがとうございます。
今日は、サラワットによるダイレクトマーケティング特集でさよなら。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?