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タイBLドラマにハマった日本人男子の手記① ~恋心を抑えられないサラワットくんの巻~

きっと初めまして。日々を気ままに過ごしている雑食ライター・アリタケです。


ちょうど1週間前、衝撃的な出会いを果たしてしまい、ただただ語りたいがために、登録したままずっと放置していたnoteにログイン。

そう、ちょうど先週の土曜日の夜、友人に薦められたドラマがありました。興味本位でYouTubeから覗いてみると、

えっ、これはっ、ちょっ、待っ、これが沼というやつかっっっっっ!!!!!?????

というレベルで、まったく自制することができず、一晩でその時までに配信されていたエピソード(11話)をすべて見終わってしまう始末。


そう、そのドラマこそ、巷で話題の

タイBLドラマ「2gether The Series」

いや、まさか、この1週間で余裕で2周してしまうどころか、キャストのインスタをフォローし、現地のバラエティ番組にも手を伸ばし、noteまで書くとは、1週間前の自分は予想もしていなかったでしょう。

昨日、最終話がタイで放送され、すぐにYouTubeにアップされたわけですが、まだ日本語字幕はついていないのでお預け……というのは言い訳で、本当は最終回なんて見たくない!! サラワットとタインの恋物語が終わってしまうなんて信じたくない!!

このまま日本語字幕がつかなければいいのに……と、結構本気で思う反面、12話の次回予告で見てしまったサラワットのライブシーンが見たくて見たくて、英語字幕で見てしまおうかという気持ちも湧いてきているところです。……いや、最終回を1人で見る勇気はないな。


日本人男子の僕がここまでハマってしまったのは、さまざまな理由が考えられます。

1)主演2人のビジュアルがよすぎる

2)展開が軽快でサクサク見られる

3)国が違えど恋心は一緒

上記の理由は言語化してみたものですが、とにかくストーリーの中心となる軽音部のモテ男・サラワットと残念なイケメン・タインの一挙手一投足にキュンキュンさせられ、くっつくかと思えばすれ違い、すれ違ったかと思えば距離を縮めていく2人の関係性に恋しているような感覚に陥り、いつしかサラワットとタインが幸せになることばかりを願う親心まで芽生えるのです。

そして、これほどまでにハマった理由に気づかされたのは、2周目見てから。このドラマ、本当に展開が軽快で、一見わかりやすいラブコメなのですが、実はものすごくきちんと作り込まれているんです。伏線がめちゃくちゃ張ってある!

今日は、サラワットの隠しきれない恋心にフォーカスしましょう。

※ここからはドラマの内容にがんがん触れていくので、「これからドラマを見ようと思ってます!」という方はご注意ください。



まず注目したいのは、1話の終盤。タインがチアリーディングチームの夕食会で思い切った自己紹介をした後、サラワットとトイレで話すシーン。

タインの自己紹介に対するサラワットの評価は「可愛かった」。初見の時は「いわゆるツンデレか。もしくは皮肉か?」と受け取ったものです。

しかし、実際は違った!! ツンデレどころかデレッデレだった!!

というのも、サラワット、高校生の頃にたまたまライブで見かけたタインに一目惚れしていたわけです。

(まだ名前も知らないタインに向けて、告白動画を撮る高校生サラワット、可愛すぎませんか?)

タインとの初対面シーンの後、友人に「見つけたんだ!」と嬉しそうに話すくらいですから、タインの自己紹介を見ていた時のサラワットの微笑みはきっと本物。つまり、トイレでの「可愛かった」からの頭ポンポンは、とめどない恋心が溢れてしまっただけ!! そして、そのデレッデレをツンデレに変換して視聴者に受け取らせているところがすごい!!

7話でサラワットの恋心が明確になった後、改めて1話を見なければ、きっと気づけないであろうシーン。いやぁ、タイドラマに脱帽です。


そして、もう1つ、サラワットが恋心を抑え切れていなかったシーンで、僕がこのドラマに完璧にハマった瞬間であるシーンがこちら。

3話の中盤、自宅までギターを取りに来たタインを、サラワットが寮まで送るシーン。言ってしまえば、何時間もチューニングや動画撮影をした後、わざわざ寮まで送る時点でサラワットの恋心はダダ漏れなんですが、その別れ際、サラワットは「もし付き合ってるとして、こうやって家まで送ったら何て言ったらいいんだ?」と聞くと、タインが「おやすみ、かな」と返します。

サラワット渾身の「おやすみ」は、寮生の声にかき消され、タインに届かないのです。

自分の声が届かなかったサラワットの表情が切なすぎる!!!! この時点で、視聴者にはサラワットの秘めた恋心が透け始めるわけです。僕はここで完全にサラワットに落ちましたね。

この「おやすみ」が、実は重要なキーワードであることは、見ていればわかるはずですが、その変遷がまたいいんです。

サラワットは恋心を打ち明け、がんがん攻めモードに切り替わり、あとはタインの返事待ちという9話。サラワットの自宅のソファで寝るシーン。ここでようやくサラワットは、目を見て「おやすみ」と伝えられます。しかし、タインの返事は「あっそ」。まだまだそっけないのは、付き合ってないからでしょう。

10話冒頭でタインが「今から俺はお前の彼氏だ」と、サラワットを受け入れ、交際がスタート。このシーンでどれだけ泣いたことか。そして、同じく10話で同棲を開始するも、タインのお兄ちゃんに阻まれ、再びソファで寝るシーン。

そうです!! ここでタインは、サラワットの「おやすみ」に「おやすみ」と応えるのです!!

「もし付き合ってるとして、こうやって家まで送ったら何て言えばいいんだ?」の返答である「おやすみ」を、タインがようやく返したこの瞬間、全世界が感動の涙を流したことでしょう。サラワット、「おやすみ」を言い続けてよかったね。

本当に綿密に練られているドラマで、見返すことでキュンキュンを増幅させる演出は素晴らしいです。サラワットを演じるBrightくん、タインを演じるWinくんの表情も、すべてを知ってから見返すと見え方が変わってくるものが多く、ドキッとさせられてばかり。

勢いのままに書いていたら、長くなってしまった。ほかに気になる部分はまた今度にしましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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