Amazon Vine招待を受け取った話
Amazon Vineプログラムとは?
ひと言でいえば、「レビューと引き換えに商品を無料で受け取れる」プログラム。
プログラムの中に2種類のステータスが存在しており、ステータスによって受け取れる商品の価格帯や個数が異なる。
シルバーステータスでは、Vineに登録されている商品のうち¥13,569円までの商品が1日3個まで注文可能となっており、
ゴールドステータスでは、Vineに登録されているすべての商品を1日8個まで注文可能となっている。
なぜ招待が来たのか
招待が来るほど頻繁にレビューを行っていた訳でもないので、なぜ招待が来たのかは全く分からない。とりあえず、ありそうな理由をつらつらと並べてみることとした。
検討①_どのようなユーザーならAmazonは招待を送付するか
Amazon Vineの招待を受けとったものの、送付される理由が特に見当たらないので、Amazonがどのようなユーザーに送付するのが妥当かを検討してることとした。恐らく、下記3つの観点があると思われる。
レビューの量
レビュワーがどの程度、活発にレビューを行っているかを計測するための観点。
具体的な指標としては、レビューの「投稿数」と「投稿頻度」がこれにあたる。
レビューの質
投稿したレビューは他のユーザーにとって有益か、質の高い情報かどうかを計測するための観点。
具体的な指標としては、レビューの「表示件数」と「いいね」がこれにあたる。
商品に関する情報感度(好奇心)
「量」と「質」だけでは測れない観点として、「情報感度(好奇心)」が挙げられる。ECという性質上、商品が多く売れるプラットフォームであることが目的となるため、新商品を発売した際にすぐに購入してくれる(しかもレビューまで行う)ユーザーが多くいることが1つの強みとなる。
具体的な指標としては、発売前商品の「予約購入」と「レビュー」になる。
検証①_「量」と「質」
まず、「量」と「質」の観点から見ていくこととする。
尚、Vineプログラムの招待メールを受領した際のレビューステータスは下記の通り。
上記を見ると分かる通り、「量」の観点からすると全く好ましいユーザーではない。
年あたりの投稿件数は2件以下、最終投稿から招待までの期間も1年以上空きがあるため、恐らくAmazonは「量」という観点を重視していないと思われる。
一方、「質」的観点からみると、表示件数/ハートともに、そこそこの件数がついているので、こちらの「量」よりは「質」の観点を重視しているものと考えられる。
個人的には、招待を送る程の件数かと聞かれれれば疑問符が付くが、Amazon的にはOKなラインなのだろう。
検証②_「情報感度(好奇心)」
この観点は完全に主観となってしまうが、新発売する商品の予約購入/レビューを行ったことが、招待に影響していると考えている。
当該商品の購入やレビューが招待前/後のいずれかだったか定かではないものの、招待を受け取ったのと同じ月に新商品の手続きを行っていたので、1つの参考として活用している可能性は高い。
新商品の予約購入&レビューを行うユーザーは、一般的に見てそのカテゴリに知見がある(質の高いレビューが書ける)と考えられるので、招待を送付するためのスコアリングに活用していても不思議ではない。
結論
きわめて個人的な検討と検証を踏まえると、
AmazonからVine招待を受け取りたい場合、まず重視すべきはレビューの質となっている。
この記事をそのまま参考にするのであれば、表示件数が70,000件、いいねの件数は300件程度を目指すことが一つの指標になる。
(恐らく、より低い件数で招待を受け取っているユーザーもいると思うので、追加で調べることをおすすめする。)
レビューの質がある程度担保できた時点で、試しに新商品の予約購入を行ってみることをお勧めする。
本当に招待に影響がしているか不明ではあるが、参考程度にスコアを活用している可能性はあるので、懐が痛まない程度に試してみても良いと思う。
おわりに
Vineプログラムに招待される必要があるかというと、恩恵はゴールドステータスにならないと非常に薄いので、おすすめはしない。
シルバーからゴールドに上がるためには、100件のレビューが必要となるが、シルバーステータスで注文可能な商品の大部分はスマホのケースだったりするので、自分の欲しい/気になる商品だけでステータスを上げるのは難しい、というよりも不可能に近い。かといって、不要な商品を注文してまでランクを上げるのは資源の無駄でもあるし、倫理的にも不自然なので、そこまでして上げる必要もないだろう。
半年に1度の継続審査があるので、通常利用して上手く通れば良いし、通らなければそこまでといったような気楽な心持ちでプログラムを利用できそうであれば、試しにとってみても良いと思うが、躍起になってまでステータスを取得する必要はないと考える。