「GOTOトラベル」について

とりあえず遠くに行きたい。


と、家にいる時はグーグルマップで各地を眺めて、そこに行った時のことを色々と妄想してみたり、旅系のYouTubeやブログを色々と観ている。
見ているだけならいいけど、乗ってもいない電車の乗り継ぎ時間を心配してみたり、行ってもいない居酒屋の混雑具合を心配してみたりと、心労が絶えない。なんで家で座っているだけなのに疲れるのだろう。

旅は突発的かつ衝動的な方が良い。と言うか色々と行った先々のことを考えると真面目な性格な自分は疲れて仕方ないし、旅の計画を立ててその通りにいかない場合には嫌な時間を過ごすことになるのは間違い無い。
まぁ計画性があればもっとまともな人生だったとこは自分でもよく分かっている。

去年は2月に広島と山口方面。3月には石垣島。9月には札幌方面。10月には再び石垣島。12月には鹿児島、熊本、福岡。コロナでどこにも行けなかったと思っていたけどグーグルカレンダーを振り返ると、ちょこちょこ遠出していた。
（『ちょこチョコ』って商品名のチョコレートをどっかのお菓子メーカーが出してそうな気がした。だからなんだ。）

確か去年9月頃からGOTOトラベルが始まったと思う。で10月からは地域共通クーポンが配られ始めたはずだ。GOTOトラベルの恩恵はデカかった。実質ほぼ通常の半額で旅行に行けちゃうんだからな。

ツアー申し込みの段階で35%オフで、現地のホテルに行ったらそこで地域共通クーポーンを元値の15%分貰える。その仕組みを当初よく理解していなかったので、10月に行った石垣島のホテルのチェックインの際、10,000円程のクーポンを渡されてびっくりしたもんだ。
さらに石垣島から離島に行く際、フェリーと現地でのアクティビティ（レンタルサイクル借りるとか）の代金がパックになっているチケットを購入すると、そこでも料金の割引と地域共通クーポンが1,000円単位で貰える。もう普通にフェリーのチケット買うより安いというおかしな現象がおきる。

クーポン券をたくさん貰ったのは嬉しいけど、当時は石垣島でそれを使える店舗があまり多くなく（お土産屋がメインで、クーポンを使える飯屋はほぼ無かった）、この貰った金券を帰るまでに使い切らないといけないというプレッシャーに苛まれることとなる。最終的に値段の高い泡盛を何本か買って貰ったクーポンは使い切ったけど、それが入ったクソ重いスーツケースを自宅まで持って帰る羽目となり、えらく後悔したのだ。

お金は大好きだが、いざ一万円を渡されてそれを数日以内に使い切れとなると案外難しい。でもそれも楽しい。

その素晴らしきGOTOトラベルは（片仮名3文字のアイツのせいで）あっさり終了というか中断されてしまった。
色々意見はあるけど、この『GOTOトラベル』って結構優秀なシステムだとおもうのよね。経済をマクロで見れば、人が動かなきゃお金も廻らないし、お金が周れば企業も動く。

とりあえず遠くに行きたい。

今年は春先に奄美大島に行っただけで、ホントに何処にも出かけていない。
そろそろ有給とってどこか行こう。
行きたいところは沢山ある。日本は狭いと言うけど、その日本の都道府県のうちどれくらいそこに訪れたかと問われれば半分も行ってないはずだ。楽しい街も美しい景色も知らないまま歳をとっていく。

家でモニターを眺めていたって何も生み出さないしな。スーツケースも旅行用に買ったデカめのリュックも埃を被ったままだし。

とりあえず遠くに行くべ。