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色彩検定 1級2次試験に向けて!

こんにちは!

色彩検定冬期試験のUC級、3級、2級、そして1級1次試験が終わりました

中京大学会場での受験予定の方は振り替えの試験が2次試験と同じ日程で行われるようなので、これから追い込みになりますね!

頑張ってください!!


さて、1級1次受験の皆様はすでに2次の勉強へと進んでいると思います

これから2次の勉強をスタートされる方も、もうすでに進めていて、これからは記憶の定着やハンドスピードを上げる練習をされる方もいらっしゃると思います

毎回遅い記事で申し訳ないのですが、今回は1級2次試験に備えての、私の個人的な考えと自分の勉強法、当日の様子などを綴っていきたいと思います



のり、はさみは使い慣れたものを

私が受験したときは、確か持ち物には定規も記載されていました

私は使用しませんでしたが、使用する方は定規はもちろんですが、はさみやのりも使い慣れたものを持っていく、もしくは今から使い慣れておいた方が良いです

私の場合は、のりは机に立てて置けるよう、安定感のあるスティックのり

はさみは持ちやすい大きさで、一気に必要な長さが切れるように切れ味の良い普通のサイズの物を持っていきました

はさみ、のりにはこだわりました

なぜなら・・


時間との闘い(ハンドスピード)

1級2次の試験時間は90分

過去問や問題集を繰り返しやっていると問題に慣れてしまい気づきにくいかもしれませんが、初めて過去問を解いたときにかかった時間を思い出してください

そう、90分はものすごく短いんです

2次の問題は読み解くことが非常に難しいです

なので、文章の意味を理解するのに時間を使いたい

それから視感測色に時間を使いたい

その時間を捻出するためには、切り貼りの時間をカットして考える時間に当てるしかないのです

カットの仕方はひとそれぞれですから、これから伝えることは参考程度に読んでいただければと思います


以前にもどこかで使えたと思いますが、私はスティックのりのキャップを取って机に置いていました

2次3

こんな感じです

実際に使用していたのりはもっと太いものだったのですが、先日の検定試験の勉強の際使いきってしまい、実物の写真を撮れませんでした・・・・

2次2

このように、立てたのりにカラーカードをこすりつけるような感じでカードにのりを付けて貼っていきました

写真を撮っていたので片手しか写りませんでしたが、実際はもう片方の手でのりを押さえてカードをこすりつける感じです

のりはたくさんは出さず、2ミリ程度出した状態で机に置いておきました

この方法が、他の方法と比べてどれほどの時短になるかはわからないのですが、少なくとも私は時間が余りました

(視感測色のカラーチップは小さいので普通に貼りました)


それから、検定で使用されるカラーカードの裏面には、規則的に並んだ点がついていますよね?

2次用1

これです

これは5mm間隔になっています

私は「この点に沿って切れば枠に収まるような枠」で問題が出題されるだろうと予想して、この点に沿って綺麗にはさみで切れるよう(定規で線とかを引かなくても)練習しました

実際私の受験した年は予想通りでした

今年はどうなるのかわかりませんが、綺麗に速く切るように心がけて問題集や過去問を解くと良いと思います


2次は問題用紙が解答用紙

1級1次までは、問題用紙と解答用紙が分かれていて、解答用紙のみを集めていましたが、2次試験は問題用紙が解答用紙です

ですので、メモなどはできない、もしくはあまりできなかったはずです

(消せば良いとは思いますが)

なので、問題用紙はなるべくきれいに扱った方が良いですよ


視感測色はいきなり貼らない

問題用紙が解答用紙というところに関係しますが、視感測色は・・・というか、視感測色に限らずカラーカードを貼るところは、いきなり貼らず、まずはしるしをつけるなどしておいて、後でまとめて貼るのが良いと思います

まとめて貼る場合は、まとめて切ってしまうとカードがぐちゃぐちゃになってしまうこともあるので注意してくださいね

ちなみに私は、必要なカードを一枚まるごと引き抜きました

(試験中に思いついてやり始めました)

この状態ですね

2次4

ここから同じカラーカードを使う場所に、同じカラーカードを貼っていきました


この方法が正しいのかわかりやすいのかは人それぞれなので、一度試して合わなかったら違う方法を探してくださいね


模範解答を見て答え合わせをしたい人は

2次試験は問題用紙が解答用紙ということを再三お伝えしています

なので、メモできるものはありません

解答速報が出ても、自分の解答は提出してしまっている・・・

しかし、試験中、机の上に出しておいて、終了後持ち帰ることができる紙があるのです

それは、カラーカード

今回の検定試験でどうなるのかはわかりませんが、毎年カラーカードは持ち帰っているはずです(気になる方はご確認ください)

私は全部の問題を解き終わった後、カラーカードの裏にちまちま自分の解答を写していました(笑)

試験終了後に、問題用紙をひとまわり小さくコピーした問題用紙を戴けた(私のときは)ので、帰宅後その用紙に解答を写し直して自己採点しました

私のような、どうしても気になるタイプの方は、「こんな方法もあるよ」ということを覚えておいておかれると良いと思います


以上、お勉強以外の情報でした(笑)

下記は2次に必要になるであろう知識を中心にまとめました


慣用色名は意味まで

さてもちろん慣用色名

2016年、2017年、2018年には出題されています(2019年は手元に過去問がなくてわかりませんでした)

マンセル値→PCCSへの変換はもうされていると思いますので、今回は省きます

慣用色名が出題される時は、私の知る限りでは由来や意味も関係する問われかたをしています

過去問をお持ちの方はご存知でしょう

○○という意味を持つ慣用色名は?

のような感じですね?

しかし、あれだけの慣用色名の意味や由来を全て覚えるのは困難・・

そう思った私は、「もし自分がその慣用色名を問う問題を出するなら、慣用色名の説明のうちのどの文言を使うか?」を考えました

例えば「ポピーレッド」

これを出題するなら「イギリスでは麦畑に自生するありふれた花」

にするだろうか?

「日本語ではヒナゲシのこと」にするんじゃないかな?

そんな風にしていき、全体ではなく、特徴的なキーワードを覚えていきました

「蘇芳」なんてひどかったですよ

「蘇芳→マメ」(笑)

もちろん私は・・・ですので、覚え方を選ぶときはあくまでも自己責任でお願いします


PCCSトーンイメージワード


トーンイメージ表暗記

これも何度かお伝えしていると思います

トーンのイメージも、やはり頻繁に出題されています

覚えているものは良いのです

例えばvトーンなら「鮮やか・派手・目立つ・・・」

では、「落ち着いた」って、どのトーンのイメージかわかりますか?

「子供っぽい」はどうでしょう?

「和風の」というイメージを持つトーンはダルですか?ダークですか?ディープですか?

一つでもわからないものや自信のないものがあったら、良い機会なのでおさらいしてみましょう


明度表

これは本当に迷うところです

というのも、ここ数年、明度表を覚える必要がある問題が出題されていないのです

私の時も必要ありませんでした

一応、私が問題集を参考に作った明度表を貼っておきますのでご参考になさってください

明度表11


マンセル値視感測色

もうこれは、もくもくと過去問をやり続けるしかありません

「マンセル値の視感測色」は同じでも、色相が等色相面が出ても色相が違ったり、色相を固定するのではなく、明度を固定している問題もありました

視感測色については練習あるのみですが、解答方法を間違えないように注意してくださいね

カラーチップを貼る位置は合っていますか?

マンセル値は正しく記載していますか?

貼り直しは難しいので、必ず貼る前に見直してくださいね


配色技法はきちんとおさらい

ダイアード、トライアド、テトラード、ペンタード、ヘクサード

トーンオントーン、トーンイントーン、ドミナント、トーナルなどなど

配色技法のおさらいをもう一度しておいた方が良いです

配色イメージと組み合わされて出題されるとかなり混乱しますよ

今回配色イメージを使った問題が出題されるされるかわかりませんが、例えば


➀②③のカラーカードの番号を答えてください

明るい、活発な、というキーワードに合う配色イメージの名前を答えてください。

その配色イメージに沿って配色を行います

➀は配色イメージの配色傾向から「明るい、陽気な」といったイメージのトーンを選んでください

②は➀と同じトーンで中性色

③は鮮やかなトーンで寒色

➀②③はトライアドの関係とします

といった感じです


一つ一つが理解できているのに、組み合わさると混乱しませんか?

私は、問題文の重要単語に薄く線を引いていたような気がします

私の例題だと、まず配色イメージを問われます

明るい、活発なイメージ・・これは「カジュアル」になりますね

カジュアルの配色イメージを見ると、2級新テキストp67のような色相とトーンを使います

ここが大切で、配色イメージの問題が出題される場合、この色相環上に記載されている範囲の色相と、トーン図に記載されている範囲のトーンしか使わないということです

例題には、色相の指定がトライアドとしか記載されていません

しかし、p67の色相範囲を見ていただくと、トライアドになる色相の組み合わせは1つしかないことがわかりますね

色相の範囲が2から18までなので、2、10、18です

そして③は鮮やかなトーンで寒色なのでv18

➀②は「明るい、陽気な」といったイメージのトーンなのでb、そして②は中性色なのでb10、①はb2となります

配色イメージや配色技法など、一つ一つは今まで学んできたことなのでさほど難しいものではないはずですが、複合すると混乱しますね

でも大丈夫です!

慌てない、焦らないことが大切です

学んできたこと以外は出ません!大丈夫です!


まさか!と思う間違いをしがち

ただ・・え?まさか!!

という間違いをおかしがちなのが本番です

過去問を解いているときには絶対やらない

貼り間違い

欄違い

これで得点を失うのは本当にもったいないです

問題の中には、最初に②は○○で・・・と、①から説明しない文章とかもあったりするので、うっかりミスだけは避けてくださいね!

私はマンセル値の明度の書き方を間違えました・・・


最後に

いかがでしたか?

少しでもお役に立てれば幸いです


本当に今回の検定試験は、テキスト改訂や新型コロナの影響など、とても特別で苦しいものになっていると思います

そんな中で受験し、見事合格したら・・・

もうそれは本当に本当に素晴らしいことです!

どうか頑張ってくださいね!


もう伝えることは伝えきったと思うので、2020年冬期の色彩検定試験についての記事はおしまいになると思います

頑張ってください!

心から応援しています!!



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にじまる
ありがとうございます! 更に精進します!!