ハ百比丘尼
昔、ある村に人魚が打ち上げられた
人魚の肉は不老不死の薬
皆で食べようと宴を催すことにした
しかし、異界の肉を喰らう不気味さから、
皆こっそり懐に隠し、帰る途中で捨ててしまった
しかしただ一人、肉を持ち帰り、娘に食べさせた者がいた
娘はその時から歳を取らず生きることとなる
親が死に、亭主が死んでも娘は若く生き続ける
娘は何人もの男に嫁ぎ、何人もの男を見葬っても
歳を取ることなく生き続けた
やがて周りはそんな娘を気味悪がり、娘も尼となり俗世から離れる
尼が生を受けて800年程経った頃
尼は静かに洞穴に身を隠す
それきり、尼の姿を見たものはいない
という伝説が各所に残されていますが
私が昔住んでいた近所に
この尼の生誕の地と言われるお寺があります
洞穴つきで
しめ縄が貼ってあります
小学校の時この話を聞き
怖いな…
と思いました
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不老不死
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