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社員旅行の話。1

えっ、今令和ぞ。

って思った貴君、間違っていない。今の世は令和である。
時代遅れも甚だしい。
ここで社員旅行の事を知らないキッズ達(自分も含む)に今一度、社員旅行とはどういうものなのか、定義を示そう。

社員旅行とは:

だそうですよ。

交流もなにも、仕事の人は仕事の時だけ関わったら良いのでは。
別に仲良くしないといけないわけでもないし、仕事さえ滞りなく進められたら別にめっちゃ仲良く家族みたいな関係を築かなくても良いと思っている。
そして近年はコロナのおかげ(唯一のはたらきといっても過言ではない)会社の飲み会を減らす風潮なのに今時社員旅行ってなんぞ。

……以上が自分の社員旅行というものに対する感情である。

そして以下が、自分が幹事として社員旅行をこなした記録である。

12月凶日。
その日は朝の5時に目覚ましをセットしていたので、バカみたいに早い時間に起床して準備し、夫(同行してくれた)を叩き起こした。
9時台の飛行機に乗るためである。
自分の住む場所は関空の方が近いのだが、会社のメンバーに合わせて伊丹空港になった所為でまだ外が真っ暗な中、家を出た。
実は伊丹空港は利用した事がなかったのでドキドキソワソワしていたが、無事に空港に到着。その後社員全員と無事に合流出来て、飛行機に飛び乗った。
飛行機での移動中は酔うのでひたすら眠っていた。
そして気付けば到着。

今年の行先は  OITA(大分)
ONSEN県の二つ名を持つ大分県である。
温泉は勿論、ちょっぴりレトロな温泉街などの街並み、海が近いので新鮮な魚介類、温泉にちなんだ食べ物、お土産物、地獄めぐりなどの観光スポット、阿蘇ほどではないが大自然もあったりして……etc.
とにかく素敵な大人の街である。
普通に家族旅行で行くなら確実に素敵な思い出になるであろう大分県だが、社員旅行で行くとなると楽しくなくなる。だって会社の人と一緒なんだもの……。

まあそれは置いといて。
殆ど記憶が曖昧なので、写真多めで立ち寄った場所をご紹介。

ちなみにスケジュールはこんな感じである。
1日目、湯布院と別府ロープウェイ。
2日目、地獄めぐりの後解散。

湯布院は平日に行ったにも関わらず結構人が多くて、勿論ガイジンたくさんいた。オデ ガイジン キライ。イッパイ サワグ。ゴミ オトス。

メインストリートで飼育されていたリス。かわいい。

でも歩いて行ける金鱗湖はガイジンが少なくてのんびり散策出来たと思う。
あいつらは食べる事大好きなので、こういう自然なところには寄り付かないのである。

水は透き通っていた。あと案外浅い。

金鱗湖は条件があえば霧が立ち込めて幻想的な光景が広がるのだとか。
確かに静かで良いところだった。もっと時間があればゆっくり眺められたのにな。

湯布院観光のお次は別府ロープウェイへ。


下から見上げたロープウェイ。小さく見えるが80名収容できる。
ずっと眠ってた。

ここは丸くて柔らかい駅長がいたので、時間の許す限り駅長を見ていた。
メインのロープウェイは10分も乗った。
山頂はめちゃくちゃ寒くて若干雪の痕跡もあったし、耳当て持って来ればよかったと後悔するほどだった。が、七福神(+3体の神様)めぐりで山の中を歩き回っている内にむしろ暑くなってきた。


この賽銭箱の奥の岩の割れ目にお金を入れると1万倍になって返ってくるのだとか。だから近々自分には5万円の返金があるはず。


途中で皆とはぐれたので、最後の方は走ってロープウェイ乗り場まで戻ったら皆居た。

山頂からの景色。雲間から陽の光が乾麺のように差し込んでいた。

その後はホテルへ。
チェックインするも一息つく間もなく(水を飲むくらいの時間はあった)宴会場で席順を相談したりビンゴ大会の景品の用意など細かいチェックを。
あっと言う間に夕食の時間になり、しかし全員揃わないので仲居さんに急かされるままに宴会見切り発車。スペシャルゲストもお招きして、和やかに始まった……が、折角のお夕飯の味がしない。美味しくなかった。高級なご飯だったのに魚は乾いてたしお肉は団子になってた。
途中で偉い人達にビールを注ぎに行ったり(とは言いつつ1回しか行ってない。ていうかこのご時世にビール注ぎに行くとか何なん。昭和ちゃうねんから)お茶、お水、お酒のおかわりを注文しに行ったりとかで全然食事を楽しむ時間もなくて苦痛だった。何故か夫は偉い人の内の一人と仲良くなって楽しそうにしてたのでまあ良かったけど。
その内ビンゴ大会も始まったが、イマイチ盛り上がらず……
そもそもこの会社は皆大人しい人達で構成されているので、ゲーム自体何をやっても盛り上がらないのだと思う。
ちなみに自分はわりと序盤の方でビンゴになって、よくわからない物が当たった。マッサージ系の品なのだろうか、何せ外装が黒い箱で品の写真も何も描かれてなかったので本当になんなのかわからない。
夫は最後の方にビンゴになって調理器具が当たった。まあこれは使えるので置いておこう。
ビンゴで当たった景品はまとめてヤマトで送る手配をした。
後日会社に到着するので、そこから持ち帰る。
で、宴会場を借りる時間を大幅に過ぎていたので仲居さん達の圧を感じつつもなんやかんや夕食が終わってそこからは自由時間。
だったのだが、ロープウェイで軽いハイキングをしたりしてヘトヘトだったので、風呂に入ってすぐに寝た。ホテルの見どころである温泉に入る体力すらなくて部屋のシャワーだけ浴びてすぐに寝た。気付いたら朝だった。

……写真多めで文章少なめを目指していたが、恨み辛みで文章(愚痴)多めになってしまった。
後半へェ続く(CV.キートン山田)


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