ネクライトーキーは現代人の象徴
みなさんはネクライトーキーというバンドをご存じでしょうか。
先日カラオケに行ったら新曲の宣伝が行われていたので、かなり注目度が上がってきているバンドだと思います。
ボーカルの声やメロディーの構成が、デジタルな雰囲気を醸し出している「THE 現代のロック」といったテイストで、正直好き嫌いが大きく分かれそうなバンドです。
個人的な趣味を話してもしょうがないですが、私は女性ボーカルやボカロなどのデジタルな音楽が好きなので、結構ドンピシャではまっています。
ただ、今回注目してもらいたいのはメロディーやボーカルについてではなく、歌詞の内容です。
妄想の中じゃ負けがない
それじゃどこまででも置いてかれるぞ
幻想の中の狸じゃいくら獲れども腹は膨れないぞ
ちょっとは現実を見な
仕事もプライベートも一人でいる時間が多い現代人にとって、この一言はとても痛いものがあるでしょう。
ただこのような表現をしているだけでは、ただの批評家で終わってしまいますが、ネクライトーキーの歌詞の良いところは彼女たちが同じことで悩んでいることが分かる点です。
からまった こんがらがった
ピントがずれきってるまんまの僕なら
うまくやってるよなんて 騙し騙しで
同窓会を避けて歩いていく
これは最初に紹介した「こんがらがった」の歌詞だが、きっと実体験を書きなぐっているのだと思います。
「彼女たちも個人社会の中で、自分と闘いながらもがいている」そう感じる歌詞が彼女たちの歌詞から伝わってきます。
きっと、この現代風刺と等身大の自分の表現が良い感じに混ざって、現代人のリアリティを象徴できているのでしょう。
これからも彼女(彼)らはもがき続けると思います。
そんなもがいている姿を、一人で戦っているアラサーは励みにしてみるのはいかがでしょうか。
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