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地獄旅LIVE!1-2 旭川〜札幌~倶知安 謎のこんぶ駅

↑前回の!地獄旅!もう全くライブ更新じゃないけどゆるして
こんなん絶対ログまとまるわけないよ…帰ってからの編集でもいったい何時間かかってるの…

グッドモーニング火星キャッツ!

朝だ…今日は随分景色がいいな。

いつもは隣の駐車場か雑居ビルの壁が見える程度の窓の外。本日は旭川の駅前が広がります。

さあ、今日の移動タイムの始まりです。本日中に青森に付ければ、明日は五能線ルート。まだ道内にいるようなら、新幹線か飛行機を明日予約するという流れになります。この時間はまだ朝飯食べられそうな所もないし、先を急ぎましょう。

駅前の駐輪場の掲示物。流石に冬は自転車乗れるような地域じゃないんだろうなあ。

あれ?この信号なんか違和感が…

歩行者のピクトグラムがないんだ。こういうタイプもあるのね。

いつもながら観光客なんだか国土交通省から業務委託受けてる人なんだかわからんような旅の写真を取っています。これは小さすぎる分離帯の小島

バスの会社名表記に目が留まる。へー、旭川の街って路面電車かなんかあるのかな、と思って調べてみたら鉄道は1973年にはもうやめちゃって今はバスだけの会社らしい。50年前の亡霊だ…
それではいつものように。
やってまいりましょう。
その前に…やりのこしたことがある。

キオスクもかなり無人化されてきたわね。

この写真が取りたかったの!ニッコリ〜。


鉄道旅は川を渡る瞬間が一番楽しい。15秒の記録映画だ。

みんな大好き頭首工。

マシーナリーとも子みたいな服装のイラストです。

水田に空が写り込んでる。
今回はこういう景色を見にきたのかもしれないな。

旭川で買ったお茶で、稚内で買ったおやつを食べます。
ポンたらうらら。なんか謎に響きいい言葉よね。ポンたらの袋の裏にはマスコットキャラが…

ジュビリー!?
ジュビレーション・リーなのかい!?

朝飯が水分と乾物、妙な腹の膨れ方をするな…
岩見沢(どこ?)

停車時間の長い駅でルートを確認。いま手持ちのフリーきっぷの範囲、いままで行った場所と未踏ルート、いろいろ確認したけど…とにかく、札幌。札幌まで出てから乗り換えよう。

このあたりからだったでしょうか。
なにか風景が変化してきた事を感じます。

畑があり、家があり…構成要素は変わらないものの。
日常、その風景に見慣れすぎていたからこそ、かえって初めは気が付きませんでした。「都市生活」の感じが風景にどことなく戻ってきたのです。

あっ!ロードサイドの大型店!いつも見慣れてるあの風景だ!
大国道沿いにこの手の店が立ち並ぶ風景。
人によって「都会に見える」「田舎に見える」と印象が真っ二つになりがちですが、縦断的に日本を見ていくとやはりこれは都市…というか、「郊外」という表現が一番しっくりくる気がします。


各地方の交通/行政の何らかの拠点エリアがあり、その周辺のサテライト都市として発展した地域。現役世代が車生活やマイホームを所持できる収入・広さ・地価等のバランスが取れたそれらのエリアは、個人的には都会に属する…というか、都会ありきで存在している場所に感じます。
ところでなんか変な遊具があるな。青いonちゃん?宇宙人?渾沌?

ぞうさんすべりだいでした。

千歳川。

大麻(おおあさ)駅付近まで来るともう電化されてるな。
通勤圏の雰囲気だ。もうすぐ、大都市・・・

ウワーッさっぽろ!北海道最強の巨大都市!!

…新千歳空港から北海道に入るとかならず通過することになるし、基本的には都会だから、それほど情熱がない。駅前も完全にきれいに改装されてるし

札幌駅すぐ横の大きな駅ビル、エスタ。この下にバスターミナルがあるんだけど。

ここはなんか暗くて静かなムードがあるので落ち着く。定山渓とか行くときはここから行くんたっけ。札幌市営地下鉄の駅もこういう暗さがあっておすすめだ。(札幌駅前の地下道で歩いて行ける範囲は明るい)

ぷ。

この町は一時期頻繁に来ていたので、あちこちに記憶がある。
楽しい記憶ばかりでもないので、あまり長居すると旅が感傷的になりそう。

もしかしたら、この町で暮らして、普通のしごとして、お父さんとして静かに生活する未来もあったのかも。人生最大の分岐点だったな。
結局、人は自分以外の誰かになろうとしても難しいのかもしれない。

なにこれ、カメラで撮影して駅員がリモート応対するのかな。
あまり他で見たことないかも。へんなシステム。

そろそろ手持ちのフリーきっぷも範囲外になってしまうので、自分もどこかで精算しないといけないのだけど…とりあえず、小樽までは行けるからそのままノリで進んでみるか。小樽から先に進めなくても、ここから札幌経由で新函館北斗まで出る電車は本数がとても多い。どうにでもなる。

ペーパードライバーでも生活ができるの、都会って感じすごい。

ぺたんぷ。乗り換え時間あんまないけど大丈夫かな?

ホームに戻って小樽行きに…あっ混んでる!?座れないぞこれ!
空港からも札幌からも至近の一大観光地…電化してて電車の本数もめっちゃ多いってことは、利用者もめっちゃ多いのか…

小樽と函館がいつも頭の中でごっちゃになる。
運河?北一硝子?ラッキーピエロ??ハセガワストア???
俺はどこにいるんだ どこに向かっているんだ

確か、莫久来ばくらいをはじめて食べたのがこの街で…なんか、道端にロシア語の看板が多くて…あれ?家族が一緒にいたような記憶があるが、家族旅行で札幌なんて来たことあったっけ?いったいいつの記憶だ…?

なんかこの駅見覚えある…えっここが小樽じゃないの?ってなって、直後に小樽駅があって…確か水族館があったんだけど…屋内なのはサンピアザだっけ?ロボットに改造された北島三郎が…分からない 何も分からない

ついた。

あっランプ!ランプに見覚えがある。

鉄骨に書かれたかっこいい英数書体。これは廃レールじゃなくてふつうの鉄骨かしら。

改札に向かうエスカレータの先、プラットホームの人気のない一角がなんかレトロ感がある。

あえて当時のままこのへんだけ残しているみたい。

しかし俺をとりこにしてやまないのはこちらのピクトグラム看板!
(数段下がったところで何かで階段が埋めてあった。たぶん業務用の現役のなにかに使われているような気配だったので写真はなし)

駅にはたくさんのガラスランプが飾りとして取り付けられていました。そしてその下には、地元企業等の広告が。

せっ、先生ッ なんたる無茶を!

というわけで、ここが小樽の駅です。

駅前に広がるバスターミナル…駅からすこし見回したところのあの市場…やはり…私はここに、来たことがある…ということは…

そう!こんな感じに…ごはん食べられる所と…美味しそうな海産物が買えるところがあって…まあまあいい値段なんで「今回は、まあいいか…」って毎回なるんだよ…!
シャコ食べようか迷ったけど、甲殻類アレルギー出てかゆくなると残りの旅程が面倒なので今回はやめた。ゆでたてシャコおいしいよね。

結局、なにも食べず買わずに市場の終点まで短いお散歩。単純に高いものやおいしいもの食べても、なんか「もったいなく」感じてしまうのよね。ネタとしての切り口がないと、ただの惰性のぜいたくというか…しかしいいロゴだなあ。

小一時間ここで時間を調整すれば、「倶知安」という駅経由で夕方までに長万部まで到達できそうだと判明。クラチアン?暮らし安心なのか?
長万部、余市、ニセコ…よく聞く地名だけど、こんなとこにあったのね。
海辺に出れるほどの時間はないようだけど、なにはともあれ、一旦駅に戻りましょう。

駅の売店でダルスという謎のローカル海藻の佃煮を買った。
最近は聞いたことがない海藻があると、とりあえず買ってみている。
たぶん方言名で、標準的な名前が別にあるんだろうけれど…

本当にダルスって名前なのか…(味はごく普通の海藻の佃煮)

ついでにザンギも食べちゃう。なんだか甘めな気はする…んだけど、やっぱり唐揚げとの違いがよくわからない。

ミクさん。北の冷たい世界と初音ミクの硬質なイメージがマッチしたのか、雪ミク以外でも北海道では初音ミクをよく見かける気がするな。

駅前にスーパーでもあったら、地元っぽいものでもないか散歩してみようか。同じものを買うのに、高くつきがちなお土産物屋で買うことないし。

ドン・キホーテがあった。まあ、時間つぶしくらいにはなるかな…

…むっ?これは…

サン サン サンバード 長崎屋のサンバード!!


催事コーナーのような常設のような不思議な空間にどこかのデッドストックと思われるヤバい感じの即売ショップを発見。

たたずまい、ラインナップ、全てにおいて絶妙な「狙ってなさ」がある。
これは…「本物」だ!ウワーッ!

ささやかな散財もやむなし。業者みたいな買い物しそうになったのをなんとかこらえる…別に、まるごとこの世界観を所有できるわけでなし、する意味もなし。自然を壊さない程度に。

メルカリだと数百円はするとか、そんなことをおっちゃんが言ってた気がする。

中になにか入ってる。スーパーカー消しゴムかキン消し的なやつかな。封筒を直接ホチキス留めしてるような素朴なパッケージ。中身は…あれ?なんか複数入ってる?

お、お前らかーッ!?華のなさ極まるセット内容。
「当たり」って描かれた紙が二枚出てきたけど、一体なにがあたっていたのでしょうね。5人揃ってると簡単にサーチされちゃうから、これを霊くん豪くんと引き換えて1袋で全員コンプできるってやつだったのかしら。
それにしても、この金額で複数入ってるし、造形はとんでもなくクオリティ高いし、めちゃめちゃ贅沢なアイテムだなあ。これ、全員揃えてもよかったかも…

短冊の中身は…テレ東タートルズのシール。30年近く前の商品か…

一番強烈な「古さ」を感じ、いらないのに買ってしまった…ターバン!
この絵柄!原宿感なのか!?いったいいつのものなんだろうと調べてみたんだけど、80年代…くらいなのかな?まったく分からない。

これは普通に欲しくて、ちょっと高いけど買ってしまった。

これはきっと小学生の頃出会っていてもやっぱり勇気を出して500円出して買っていただろうと思うし、きっと宝物入れに大事にしまっておいただろうと思う。いまでもそうする。色褪せないたからもの感。

そろそろ時間、ホームに戻ろう。手歯止ってなんのことかと思ったら、要は輪止めね。

電車は小さいけど、思ったより人は乗ってるな。いつもだと、こういう汽車に乗るときは貸し切り状態になりがちなのに。


ここからはひたすら移動、移動、移動…

なーんか似たような駅だなあ。

半分寝てるような時間がけっこう好き。こうしている間にも移動タスクは消化しているわけで、無為にぼーっとしていることに罪悪感を覚えなくて良いというか…

ニッカウィスキーで知られる余市。乗客のそれなりの数がここで降りたので、ようやくのんびりできるかな…とおもったら、乗ってくる客もかなりいる。なんなの?この先に人々の目指すなにかがあるというの?

これ、フゴッペ洞窟っていう縄文期の遺跡の博物館らしい。開発がキャンセルされたジオン軍のおもしろモビルスーツって感じの名前だ。有翼人の壁画?等、途中下車して見ていってもいいくらいの超よい展示があったようだ。今回は後の旅程を考えると気ままな旅とは言い切れないので寄り道ガマンだけど、ここは行ってみたかったな。

いい感じの駅、仁木駅。

珍しく改札機があると思ったら、よくみたらただの石の板だった。

昨日までのじめじめして寒い世界がうそのよう。

まさに初夏。気温差で体調崩しそうでちょっとこわい。

おおっ!これは木造で実にいい感じに古びた跨線橋!

跨線卿もうっとりだ。

こざわ駅か…その名前、覚えておこう。

ひたすらのどかな風景が続きます。

広い広い、手入れのいきとどいた耕作地。

途中、なんだか一つだけ妙に目立つ山があるのに気づき始めた。

あれが羊蹄山ってやつかな。

乗換駅、倶知安に到着。この駅も改装中なのかな。

いや、これは改装にしては若干荒っぽいと言うか…
災害後の復旧かなんかかな。

線路を引き剥がして、道に作り変えているのかも。BRT化が予定されてるとか…

どうやらこの路線、すでに廃線が確定していたようです。バスに置き換え。
ただ、単純に赤字なんでやめます、というだけの話ではなくて、北海道新幹線の延伸に伴い、在来線→新幹線+バスという構成に置き換わるようなので、比較的前向きな話なのかもしれません。

改札から出れるように、きっぷはこの駅までを買っている状態です。
改札外に出て、スタンプ押して、新しいきっぷを買いに行きましょう。

旅行者も現地民も多いな。いつも旅してるときの感覚だと僻地的な感じの駅なのかと思ってたんだけど、やけに活気がある。駅直前のふみきりもやけに車が多かったし、自転車押してる人までいた。
この街に関しては、アクセスが鉄道からバスに転換されたらもっと栄えるんじゃないかなって感じる。各観光スポットや住民の居住エリアに合わせて柔軟に駅を再配置できるし、なんとなれば人が多いシーズンだけ車両を増やすようなことも鉄道よりは柔軟にできるし。車社会と鉄道網のいいとこどりだ。

スタンプたくさん。ニセコアンヌプリ。聞いたことあるスキー場。

んゃちっく
ふらひ わぎこ!

これで「くっちゃん」って読むんだ。

駅前、とくに何もなさそう。

ずっと座りっぱなしだから、少し歩けるのも有り難い。座ったままだとかえって足が疲れる気がする。

駅周辺をうろうろ

特に目立った繁華街があるわけでもないみたい。
みんなどっかの国道沿いに住んでるのかしら。

駅前は公園になってて、謎のモニュメントがたくさん。

昴。

謎のドリルヘルメットボーイ、ジャガ太くん。
ドリルじゃなくてスキー帽か…帽子の水に沿って水が流れる、妙に凝った水飲み場。

うまい水発生装置だった。
「ジャガ太くん」をイメージしたものです…という言い回し、やっぱりちょっとオフィシャルと違くない君?という迷いが自治体側に感じられる…

謎のおじさん。

誰!?ロクさんって誰なの!?怖いよォ!!

駅にもどってきっぷを購入。

やっぱりこういう所、18きっぷシーズンに来るものだな。部分部分で特急券別に買ったとしても、ちょっと移動するとすぐこの金額だ。

再び、原野へ…しかし、1両編成の汽車に乗車待ちの行列ができてたのは想定外だった。さまざまな客層で通勤列車並みに混んでる。

1時間半、吊り革につかまって揺られる展開です。

外、気持ちよさそうだな。
人が鬱陶しくなってきたら、どこかで衝動的に降りてしまうか…?

スマホの地図など見ながら周囲を調べていたら変な駅名を発見。あわててカメラを準備しはじめる。これは、これは撮りたい…!間に合うか…

ウワーッ!こんぶ駅!!

どうですおもしろ駅名でしょう!みたいにはしゃぐテンションが駅に全く感じられない。シブいねえ…

バスに置き換わったあとも、この駅の看板かなにか、このおもしろネームの名残をどっかに残してほしいなあ。

結局、旅情というものは食体験とアクティビティを除くと、過去の経験に照らし合わせて「古い時代のもの」と感じたときに受けるノスタルジーにすぎないのだろうか。あとは自然か。
個人的には、週末戦争後、文明が失われて自然に帰っていく世界みたいなイメージが心中に広がるときがけっこう好きなんだけど…住民にとっては「いや、勝手に終末世界扱いするなし」って怒られが発生しそうだな。自虐はよくても、他人にそれをネタとしていじられたら怒るよ、みたいな話ってよくあるじゃないですか。ジョークで一番大事なことは、打ち解けること。
相手と、第三者と打ち解けていないと、笑いと攻撃の区別がつかないことがある。難しいことです。それでも笑って暮らしたいじゃないですか。

ツイン
クル
酵素パワーな洗剤みたいなロゴ。

有識者に教えてもらったけど、JR北海道の旅行会社のブランド名かなにかみたい。いまでも商品券等あちこちに名前がのこっているんだとか。「赤い風船」みたいなやつですね…っていっても赤い風船も今あるのか知らないけど。旅行会社のセッティングでの旅行なんて久しくしていないな…GO TOとかもっと使ったほうがいいんですかね。

でも旅行会社のツアーで旅してる人たち、一泊の宿代だけで自分の旅行2日分の総予算くらいかけてそうなんだよなあ…旅行観の不一致がありそう…
ふたまた駅だって。次でようやく長万部。駅名の張替えの痕跡があるってことは、廃線前もいくつか駅を廃止しないとならないくらいの景気なんだろうなあ…鉄道の会社さんも大変ね。

物置転用とか貨車転用とか、北海道ってワイルドな駅が多いの楽しい。離島の船着き場みたいな雰囲気。
まだけっこう陽が高い時間に函館入りできそうだから、長万部あたりで軽くお散歩するか。長くなってきたのでこのへんで一回この地獄旅ログを終わりにしましょう。つづきは長万部から!

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