日帰り太郎 EX4 熱川(ワニバナナ園)
特急「踊り子号」で、首都圏からおよそ2時間ほど。
南洋の木々が伊豆の海を見下ろす高台にそびえるあやしい建物…それが
バナナワニ園です。伊豆の温和な気候と温泉という安価で安定した熱源で、大量のワニを飼育し温室で植物を育てている少しレトロなテーマパーク。
これまで、そしてこれから人生で見た合計数より多いであろう、一生分のワニを一気に見ることができます。
昭和なテーマパークにはゆるい時間が流れています。いつもの感じですね。
あまり細かく説明するような話もありませんが、ゆるりいきましょう。
※敷地はかなり広い上に、階段や坂が多いぞ。ハキモノニキヲツケテネ!
クロコダイルとアリゲーター、ガビアルの違い。住んでいる地域と食性とか。いろいろ説明が現地で見れるけど、基本的には「寝てるワニはかわいい」とか
「集団でごろごろしてるワニはかわいい」とか
水中でつまさき立ちの立ちワニがかわいいとか、そういう理解でいいです。
メガネカイマンはかわいいですね。
毎週日曜の昼時には、ワニの餌やりショーがあります。
ショーといっても、鳥の半身をワニが丸呑みするのを見るだけなのだけど…
週1~2回の食事すら、食べないなら食べないでも全然平気、という生物なので、食べるところを見れるかどうかは運次第です。
こういう写真が一番エキサイティングだと思わん?ロマンがある。
ワニより怖い、古くて暗い雰囲気のお手洗い。夢に出てくるトイレのよう。
歴史のあるテーマパークらしく、各所にある絵は時代感があり、かなりイイ感じのムードを醸し出しています。
この目つき!
丸囲い箇所のワニ絵も味がありますね。目が澄んでいる…
ぬかりなくワニワニパニックも敷地内にあるのですが、壊れているのかブルーシートで覆ってロッカーの隅に押し込んであります。
この訪問時はリニューアル期間だったようで、軽食販売コーナーやお土産コーナーは一部閉められたままになっていました。
…この施設全体に漂う「侘び寂び」、期待できるぞ…
ほらあった!記念メダルマシーン!!
ここの記念メダルなのですが、熱川ばにお(マスコットキャラ)がカラーで刻印されている500円のメダルもいいのですが、リアルなワニがドン!と大きく刻印された400円のメダルが非常にデザインが良い!一枚くらい手元に置いておきたい傑作メダルです。分厚くてかなり重いのも嬉しみポイント。
刻印機もそこそこレトロなタイプのやつです。ありがたいですよね。
ワニバナナ園は名前が示すとおり、ワニと同じ、もしくはそれ以上のウェイトでバナナを始めとした熱帯植物温室や、よくわからない博物館的な展示がギチギチに詰め込まれています。
急峻な斜面にへばりつくように建造されたアップダウンに富んだ展示施設は「ワニ園(ワニやレッサーパンダ等)」「本園(植物園)」「分園(ワニ、果樹)」3エリアにまたがっています。特に、こちらのストリートビューで見えている県道113号をかなり登った先の分園は予備知識がないと存在に気につきすらしない可能性も…
ワニ園・本園と分園の間の移動は、ワニバナナ園の無料バスを利用することをお勧めします。特に、坂道を必死で登って分園に向かわざるを得ないときは。
秘宝館感。
レッサーパンダもいます。
体力回復の業!バナナジュースとバナナ入りタコス。テーマパークめしとしては随分うまい。ちなみに料理やドリンクで使われているバナナは、実際に園内で育てられたものだそうです。
この温室は完全にバナナが主役。
カカオの実。幹から直接実が生える特異なスタイルは「マインクラフト」でも再現されていますね。
>近年ハーブと称しもてはやされている植物
急斜面の温室群をつなぐエレベーターがある場所も。ちょっとバイオハザードっぽい雰囲気を感じるのは気のせいでしょうか。
特に見る人もいない水槽にはアホロートルとアフリカツメガエルがいた。
ぼーっと蓮を見ている。ひたすら上り下りの多い園内を歩いて疲れたよ…
ちなみにイチオシのお土産は、ちょっとHな感じの戦士の銃です。
せっかくだからワニバナナ園近くの定食屋でお刺身でも食べて帰ろうか…
伊豆半島のアジはうめえなあ…帰りも電車だしビールも飲んじゃおっかな…
眠い…悪くない週末だったな…帰りの電車乗ったらたっぷり寝よ…Zzz